俺から見たバルセロナ対アスレティック・ビルバオ
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ゆーすけ
2020年06月24日 23:15 visibility296
第31節、バルセロナ対アスレティック・ビルバオです。
バルサは前節から2人、ビルバオは6人メンバーを代えて臨みました。
前半
ビルバオは4-4-2の守備ブロックを作ります。
3分、ビルバオのショートコーナー。ウナイ・ロペスがクロスを入れますが、ニアでセメドが触れず、ボールはゴール正面へ。あわててテア・シュテーゲンがはじき出します。
4分、バルサはビルバオを押し込み、メッシが中央左でキープし、ダイアゴナルに走り込んだグリーズマンにパス。グリーズマンは左のアルバへ。アルバは中へクロス。スアレスがバックヒールで合わせようとしますが合わず、ジェライがクリア。クリアボールをブスケツがミドルシュートもジェライが信じられないような反応を見せてヘディングでクリアします。
序盤はバルサの攻守の切り替えが早く、ボールを奪われてもすぐさまプレスをかけて奪い返し、流れを引き寄せます。ただ、10分を経過したあたりから徐々に互角の展開。
12分、ビルバオのカウンター。バレンシアガが右のレクエに展開。レクエは前方のスペースに走り出したウィリアムズに向けてフィード。ウィリアムズは走り込んでシュート。ゴール右へ外れます。
14分、ラングレの楔のパスをグリーズマンがスルー。スアレスが受けてターン。ドリブルで持ち上がりミドルシュート。ウナイ・シモンがキャッチします。
同じく14分、中央でメッシがドリブル。左に行こうとするもコースを切られてターンし、右のスアレスへ。スアレスはフリーで受けてシュート。当たり損ね、ゴール左へ外れます。
20分、ビルバオのフリーキック。ポイントをずらしてファーへクロス。ジェライがヘッドも枠を外します。
22~23分、両チームともカウンターからチャンスを作りかけますがシュートまでいけず。
膠着した状態で前半は終了。0-0で折り返します。
後半
ハーフタイムで一息ついたバルサがちょっと優勢。
?分、ゴール前でクリアボールをメッシがカット。メッシは左のグリーズマンにパス。グリーズマンはウナイ・シモンと1対1になりますが、ウナイ・シモンが絶妙のタイミングで寄せてシュートコースを切ります。グリーズマンはシュートを放ちますがウナイ・シモンがセーブ。
70分、ビルバオを押し込み、右サイドからメッシがクロス。ファーサイドでビダルがヘディングで折り返しますが強すぎてボールは再びメッシのもとへ。メッシはカットインから強引にシュート。DFがブロックし跳ね返ったボールをラキティッチがプッシュし、前に走り出します。ボールは三度メッシのもとへ。メッシはジェライをかわそうとしますがボールはジェライの足に当たり、跳ね返りがメッシに当たって走り込んだラキティッチの前へ。ラキティッチはトラップし、倒れ込みながらシュート。ゴール左へ突き刺します。
バルサが先制します。
73分、再びビルバオを押し込み、メッシが中央でキープし、左のスアレスへ。スアレスはファーストタッチでデ・マルコスをかわして、ダブルタッチでカパもかわしてシュート。ヌニョスがブロックします。
79分、バルサはパスを回して最後方のテア・シュテーゲンに戻します。テア・シュテーゲンは右のセメドへフィード。セメドが受けたのを見てメッシが最前列から下がってきます。その動きを見てバレンシアガがマークにつこうと動きます。その瞬間メッシはバレンシアガの裏へ走り出し、その動きに合わせてセメドがフィード。メッシが完全に抜け出し、カットインから2人かわしてシュート。ボール2つ枠の左へ外します。
83分、左からバレンシアガがアーリークロス。ピケがかぶり後ろにいたラングレ、ラウール・ガルシアは反応できず。ラウール・ガルシアが触れればビッグチャンスでした。
88分、ファティが左サイドでデ・マルコスとカパの間を抜き去りカットイン。ファティは中央のメッシへパス。メッシはダイレクトでシュートもDFが触り、ゴール左へ外れます。
91分、ビルバオが左からフリーキック。ポイントをずらしてムニアインがゴール前へクロス。ヌニュスがヘッドも枠の上。
93分、ビダルが左のスペースにフィード。アルバが追いつきファーへクロス。ビダルが走り込みダイレクトボレー。ウナイ・シモンがセーブ。ゴール前にこぼれたボールをファティがつめますが右ポストに嫌われます。
1-0でバルサが勝利しました。
気になったプレーヤー
#28リキ・プッチ
前回の出場同様、バルサの攻撃を活性化させる。ボールをキープしたり、針の穴を通すようなパスをメッシに送ったり、股抜きを見せたりと存在感をアピール。思い切ったフリーランニングでゴール前に走り込むシーンもありました。コンスタントに出場させて成長をさせて主軸に据えたい。
#31ファティ
こちらも存在感をアピールチャンスと見ればドリブルを仕掛け、フリーランニングもいい。あとはゴールがほしかった。
#8アルトゥール
リキ・プッチ、ファティが存在感を見せたが、アルトゥールはいまいち。周囲のフリーランニングが少ないため、味方の足元へのパスが多く、効果的なプレーは見せられなかった。ただ、過密日程でバルサがターンオーバーをしないことが大きく影響している面もあるので、味方の動き出しが増えれば状況は変わるかもしれない。
#10メッシ
やっぱり動きにキレがあります。4試合連続フル出場だったけど、上手く体力を使い、2日程度で回復させているのだと思う。そういう意味でも異次元の存在です。
#9スアレス
コンディションは徐々に上向きだけど物足りない。
アスレティック・ビルバオ
#1ウナイ・シモン
グリーズマンとの1対1は必見。あれだけタイミングよく飛び出されたらシュートを決めるのは難しい。
総括
バルセロナ
ターンオーバーをほとんどしないので疲労の蓄積が顕著。フリーランニングが少なく足元でボールをもらおうとする選手が多い。一方、途中出場したリキ・プッチ、ファティはフリーランニングを繰り返し、バルサに流れを引き寄せた。今のままのほぼ固定されたスタメンのままだと、ボールはキープできても先制点をとるまでが苦労することになる。ブレイスワイトも含めて、フリーランニングが得意な選手、フレッシュな選手をもっとスタメン起用してもいいと思う。優勝争いをしている最中ではあるが、将来を見越してリキ・プッチやファティに経験を積ませることはチームの大きな財産になると思います。
アスレティック・ビルバオ
守備はそこそこ機能していたが、カウンターにいくことができなかった。さすがにウィリアムズ1人にお任せはできず。ムニアインやラウール・ガルシアなどが揃わないと難しいかな。
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- 事務局に通報しました。
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