俺から見たバジャドリード対バルセロナ

第36節、バジャドリード対バルセロナです。

 

前半

バジャドリードは4-3-2-1で入り、ボールへのよせが早く中盤で激しくボールを奪いに来ます。

 

バルサは3-5-2。セルジ・ロベルトが右のCBに入り、最終ラインからビルドアップをします。

 

バルサがボールを回しますが、バジャドリードの守備に手を焼き、序盤はなかなか前にボールを運べません。

 

4分、バルサは中央から右へサイドチェンジ。ビダルがダイレクトで縦パス。DFカットするもビダルに当たり、前へ。セメドが走り込みサイドをえぐってマイナスのクロス。走り込んだ、リキ・プッチがシュートもマシップの正面でキャッチされます。

 

14分、ペナルティエリアの外、右中央でビダルがボールを奪われますがメッシがすぐさまプレス。ホアキン・フェルナンデスがあわててクリアするも目の前のセルジ・ロベルトがカット。セルジ・ロベルトは左の前のセメドにパス。セメドは横にいたメッシにパス。メッシはDFの間をチップキックで浮かして通し、ビダルがトラップからシュート。ファーサイドのポストの内側に当たり逆サイドネットに決めます。

 

バルサが細かい連携で先制します。

 

18分、右サイドでメッシが縦にスルーパス。セメドが抜けてグラウンダーのクロス。サンチェスの足元にボールが来ますがタイミングが合わずボールが抜けます。グリーズマンがフリーで右足のシュートを狙いますが空振り。

 

23分、ブスケツが右のセメドにロングスルーパス。セメドが抜け出し右45度からシュート。マシップが正面でキャッチ。

 

29分、メッシが右サイドで受けてダイアゴナルに走り込んだリキ・プッチにスルーパス。リキ・プッチは中央へグラウンダーのクロス。マシップがグリーズマンの手前でカットしキャッチ。抜けていれば1点でした。

 

36分、マシップのフィード。セルジ・グアルディオラがラングレと競り合い、ラングレがヘッドするも後逸。キケ・ペレスが走り込みテア・シュテーゲンと1対1になりますがボールコントロールをミス。キケ・ペレスはあわててスライディングシュートを試みますが、ひざが芝に引っかかって力ないシュートになります。テア・シュテーゲンは落ち着いてキャッチします。

 

キケ・ペレス、変な足の着き方になりましたが、けがはしていませんでした。良かった。

 

41分、ビダルが中央のメッシにボールを入れます。メッシはドリブルで左に流れながらシュート。DFがブロックします。

 

前半はバルサがチャンスを作るも1点止まり。1-0で折り返します。

 

後半

バジャドリードは2人選手を変え、4-4-2にして点を奪いに行きます。

 

48分、左からメッシがクロス。セルジ・ロベルトが折り返し、リキ・プッチがミドルシュート。DFに当たりマシップが正面でキャッチ。

 

51分、バジャドリードの速攻。キケ・ペレスが左サイドをドリブル。セメドにつかまれながらも中央へパス。エネス・ユナルが受けて中に持ち出しミドルシュート。テア・シュテーゲンが正面でキャッチ。

 

52分、バルサはリキ・プッチとラングレを下げて、ラキティッチとアラウホを入れて4-4-2にフォーメーションを変更。セルジ・ロベルトが中盤に上がります。

 

59分、バジャドリードは右からのフリーキック。中央でエネス・ユナルがヘッド。テア・シュテーゲンがファインセーブ。

 

62分、ゴール正面右からメッシのフリーキック。距離はありましたが直接ニアの上を狙いますがマシップが上にはじき出します。

 

バルサは運動量が落ち、バジャドリードペース。

 

74分、バルサはブスケツに代えてジュニオールを入れて3-5-2に戻します。

 

バジャドリードはサイドからクロスをどんどん入れますが、ピケ、アラウホ、テア・シュテーゲンを中心に、空中戦を制しシュートまではいかせません。

 

91分、左サイドでエネス・ユナルがキックフェイントで縦に持ち出し、走り込んだサンドロが角度のないところからシュート。テア・シュテーゲンがセーブします。

 

終盤押し込まれましたがバルサが1-0で勝利しました。

 

気になったプレーヤー

バジャドリード

#1マシップ

堅実なプレーで失点を1に抑える。

 

#28キケ・ペレス

運動量豊富。バジャドリードの攻撃に絡んでくる。23歳と若く、将来楽しみな選手かも。

 

#9エネス・ユナル

後半から入ってチャンスに絡む。

 

バルセロナ

#20セルジ・ロベルト

前半は攻撃の起点として活躍。結構前まで進入していたのでCBと言えないかも。後半はチーム全体の運動量が落ちたため、それと共に目立たなくなった。

 

#2セメド

3-5-2のワイドにいたほうが、動きがいい。

 

#28リキ・プッチ

バジャドリードが警戒し、ボールを持つとすぐにプレスをかけられて苦しい場面もあり、ボールロストも目立った。しかし、局面を打開しようとしているので、時間の経過と共に巧みにボールを引き出し、攻撃を牽引した。フリーラニングもよかった。

 

#10メッシ

ビダルへのアシストで今シーズン20アシスト達成。現時点で22ゴール20アシスト。信じられないくらいのパフォーマンスです。

 

#9スアレス

後半から出場。体が重そうだったのと、ウォーミングアップの映像では足を気にしていた感じも受けた。

 

#17グリーズマン

決定機に顔を出すも得点はなし。FWとしてはチャンスは来ているのであまり気にしなくていいかもしれません。

 

総括

バジャドリード

守備は良いと思うがカウンターからシュートに持ち込む戦術や、サイドからのクロスに合わせる戦術の確立が必要。セルヒオ・ゴンザレス監督(現役時代に比べてかなり太ったなぁ)は来シーズンも続投みたいなので、夏の補強と戦術理解を深めれば面白いチームになりそうです。

 

バルセロナ

ここ2試合終盤に息切れ。疲労がたまっています。また、リキ・プッチがいるといないで攻撃のダイナミズムが大きく違う。メッシと一緒にバイタルエリアでボールを受けると得点の匂いが強くなります。思い切って中盤の核に据えても面白いと思う。

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