俺から見たライプツィヒ対パリ・サンジェルマン
-
ゆーすけ
2020年08月20日 21:29 visibility277
チャンピオンズリーグ、準決勝ライプツィヒ対パリ・サンジェルマンです。
パリ・サンジェルマンはムバッペ、ディ・マリアがスタメンで起用されました。
前半
2分、ライプツィヒの速攻。ウパメカノから右のダニ・オルモへパスが入り、ダニ・オルモはドリブルで中に切り込み、中央へパス。ヌクンクがトラップからシュートも味方のポールセンに当たり、リコがキャッチします。
ライプツィヒは4-1-4-1の守備ブロックを作りハーフウェーライン辺りからコンパクトに縦パスをつぶしにかかります。
一方、パリ・サンジェルマンは4-3-3で前からプレスをかけに行きます。
5分、パリの速攻。左サイドでムバッペがタメてニアサイドに走り込んだネイマールにスルーパス。ネイマールは完全に抜け出し、グラチと1対1になります。ネイマールはゴール右にシュート。しかし、ポストをかすめて枠の右に外れます。
6分、グラチにプレスをかけたネイマールがロングキックをブロック。ムバッペがこぼれ球を押し込みますが、ネイマールのブロックがハンドでした。
12分、左45度からディ・マリアのフリーキック。DFとGKの間に絶妙なボールを入れ、マルキーニョスがヘッドで流し込みます。
パリ・サンジェルマンが先制します。
16分、カンプルのミスからムバッペがボールを拾い、エレーラとワン・ツーからシュート。グラチがセーブします。
ライプツィヒが中盤でボール奪取して速攻。右のスペースに出たボールをライマーが走り込んでサイドをえぐりマイナスクロス。ポールセンがシュートを放ちますが枠の右に外れます。
パリが無理に縦パスを入れなくなり、パレデスが最終ラインに下りてきてボールを受けてパス回しに加わり、ライプツィヒのプレスをかわし始めます。時間の経過と共にライプツィヒが全く奪えなくなります。
34分、右サイドからネイマールのフリーキック。意表をついてニアへ向けてシュート。グラチもあわてて反応しますが、ポストに嫌われます。
ライプツィヒがフォーメーションをチェンジ。4-4-2でツートップの一角にダニ・オルモを起用します。しかし、状況は好転しません。
41分、グラチが縦パスをミス。右中央でパレデスが拾ってすぐさま前線のネイマールへ。ネイマールはバックヒールで中央のディ・マリアへパス。ディ・マリアはゴール右に流し込みます。
パリ・サンジェルマンが2-0とします。
43分、パリのカウンター。右で受けたムバッペが縦にドリブル突破しクロス。ネイマールがシュートを放ちますがボール1個ゴール右へ外れます。
前半は2-0でパリ・サンジェルマンがリードして折り返します。
後半
ライプツィヒは2人交代でプレスがはまり出します。
55分、ペナルティエリアの左でムキエレが転倒。ディ・マリアがボールを拾いニアへクロス。ベルナトがファーサイドにヘディングシュート。グラチが触りますがゴール。ムキエレが転倒した際にエレーラの足がかかっていたかもしれませんが、映像ではわかりませんでした。
パリ・サンジェルマンが3-0とします。
60分、パリはボールを回し右サイドからディ・マリアがアーリークロス。ファーサイドでムバッペがヘッドも枠の左。
71分、ゴール正面左からムバッペがドリブルで突破しシュート。グラチがセーブ。
75分、パリを押し込み、ペナルティエリアの外で右から左のアンヘルへ。アンヘルは無回転ミドルシュート。リコがはじきますが、ポールセンはつめきれません。
79分、右からパリのフリーキック。ポイントをずらしてディ・マリアがシュート。グラチがはじき、こぼれ球をパレデスがシュート。これもグラチがセーブします。
81分、パリを押し込み右からムキエレがクロス。シックがシュートもチアゴ・シウバがブロック。こぼれ球をフォルスベルグがシュート。これもケーラーがブロック。
試合はそのまま終了。パリ・サンジェルマンが3-0で勝利しました。
気になったプレーヤー
ライプツィヒ
#1グラチ
パスミスで痛恨の追加点を奪われる。セービングは安定していたがビルドアップが不安定だった。
#5ウパメカノ
準決勝ほどは目立たず。チーム全体のパフォーマンスも落ちていたから何とも言えない。
パリ・サンジェルマン
#10ネイマール&#7ムバッペ&#11ディ・マリア
3人で攻撃が完結できる3トップ。準々決勝でネイマールが孤立していたが、ムバッペとディ・マリアにはシンプルにパスを出すので攻撃が機能した。中でもディ・マリアの存在は大きい。3トップの一角としてだけでなく、守備面でも貢献ができるのは大きい。1ゴール2アシストと大活躍でした。
#8パレデス
この試合の陰のMVP。1点を先制してからパリが前半の主導権を握れたのはパレデスのおかげ。DFラインに入りパスを散らしてライプツィヒのプレスを完全に無効化。さらに体力を奪った。これが後半ボディブローのように効いて、ライプツィヒの攻撃の活性化を防いだ。
総括
ライプツィヒ
フリーキックからの失点でプランが崩れた。また、準々決勝での戦い方に比べ、ムバッペのスピードを警戒したためか守備ブロックを下げたことも影響がありそうです。警戒し過ぎてしまった感じは受けましたが、連戦の疲れもあったのかもしれません。ただ、サッカー自体はとても魅力的でした。
パリ・サンジェルマン
チアゴ・シウバとキンペンベ、アンカーのマルキーニョスで中央をしっかり閉めて攻撃はネイマール、ムバッペ、ディ・マリアの3人にお任せ。強力3トップを活かす戦術で完勝。ルイス・エンリケ時代のMSNと同じような戦術で勝ちました。決勝でも3トップが猛威をふるえるかが優勝できるかどうかのポイントになりそうです。
おまけ
前日に出した予想は大外れでした。ライプツィヒの思い切りのいいサッカーが見たかったけど、大舞台の経験不足も出たかな。
- favorite0 visibility277
-
navigate_before 前の記事
俺からひと言:パリ・サンジェルマン対ライプツィヒの結果予想
2020年8月18日 -
次の記事 navigate_next
俺から見たリヨン対バイエルン・ミュンヘン
2020年8月21日
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件