俺から見たバルセロナ対レバンテ

第13節、バルセロナ対レバンテです。

 

カディス、ユベントスに連敗し、このまま負け続けたくはないバルサ。下位にいるレバンテとの対戦です。

 

前半

0分、バルサの速攻。左から右のグリーズマンにボールが展開され、グリーズマンは大外からオーバーラップしたデストにパス。デストはトラップからグラウンダーのマイナスクロス。コウチーニョが合わせますが枠の上。

 

バルサは、中央にコウチーニョとメッシ、左にブライスワイト、右にグリーズマンといつもと並びを変え、ダブルボランチのブスケツとデ・ヨングの左右を入れ替えてきています。

 

両チームともに守備ブロックは作るものの、積極的にボールは奪いに行きません。どちらかというとスローな試合展開。ただ、バルサはいつもよりフリーランニングを試みる選手が多い感じを受けます。

 

11分、左サイドでヴェソが前方のダニエル・ゴメスにパス。ダニエル・ゴメスはカットインして右のマルティにパス。マルティは中央へスルーパス。コケがフリックして、デ・フルートスが受けてシュート。テア・シュテーゲンが右手でファインセーブ。

 

15分、メッシが中盤でDFとMFの間で受けてコウチーニョにスルーパス。パスが少し弱くDFに追いつかれたため、コウチーニョは右のグリーズマンにパス。グリーズマンは左のブライスワイトに展開。ブライスワイトは右足に持ち出しファーサイドへシュート。アイトール・フェルナンデスがファインセーブ。

 

18分、マルサが、中央のマルティにパス。マルティはダイレクトでスルーパス。デ・フルートスがラングレの背後をとり、角度のないところからシュート。枠の上に外します。

 

19分、右中央のブスケツが右サイドを駆け上がったデ・ヨングにスルーパス。デ・ヨングはトラップからニアへクロス。グリーズマンがダイレクトシュートもアイトール・フェルナンデスが正面でキャッチ。

 

21分、ゴール正面少し距離のあるところからメッシのフリーキック。メッシは左にループパス。走り込んだグリーズマンがヘディングシュート。アイトール・フェルナンデスがファインセーブ。ボールはファーに流れラングレが走り込んでダイレクトボレー。しかし枠の上に外します。

 

バルサは絶好機を逃しました。ただ、時間の経過と共にバルサが攻め込む時間帯が長くなります。

 

35分、左からのアルバのクロスがDFに当たりニアにこぼれます。メッシが走り込み、ポスティゴが体を寄せてユニフォームを引っ張ります。ボールはメッシに当たってゴールラインを割りますが、ノーファールでした。

 

VARにもなりませんでしたが、リプレイを見るとP.K.でもおかしくなかったような気がしました。

 

37分、コーナーのこぼれ球をアルバがダイレクトシュート。ドライブがかかったボールでしたが、アイトール・フェルナンデスが正面ではじき出します。

 

39分、バルサのフリーキックのこぼれ球をグリーズマンが右から左へ展開。メッシが受けてファーサイドにふわりとしたクロス。グリーズマンがダイレクトシュートもアイトール・フェルナンデスがセーブ。

 

前半は0-0で折り返します。

 

後半

バルサは、交代はありませんでしたが、ポジションチェンジ。ボランチの左にデ・ヨング、右にブスケツ。前線は中央にブライスワイトとグリーズマン、右にメッシ、左にコウチーニョ。いつもの並びに戻してきました。

 

試合展開は前半同様バルサが主導権を握っています。レバンテはなかなかカウンターに持っていけません。

 

50分、左からコウチーニョが仕掛けて中央のブライスワイトにパス。ブライスワイトはフリック。アルバが受けてタメてからニアへパス。走り込んだメッシがシュートもDFがブロックし、アイトール・フェルナンデスがキャッチします。

 

53分、右のグリーズマンが左のアルバにパス。アルバは中央に履いてきたグリーズマンにパス。グリーズマンはポジションが重なったメッシに落とし、メッシは左へドリブルしシュート。枠の左へ外れます。

 

58分、ブスケツに代えてペドリが投入されて、グリーズマンのポジションが少し下がり、4-3-3のようになります。

 

62分、ペドリが左のグリーズマンにパス。グリーズマンはニアへクロス。メッシが走り込みダイレクトシュート。アイトール・フェルナンデスがセーブ。

 

直後のコーナーキック。中央でヴェソがヘディングをかぶってしまい、ファーサイドのブライスワイトがあわててヘディングシュート。当てきれず枠の右へ外します。

 

75分、ペナルティエリアの左45度付近でメッシがドリブルで仕掛けボールを奪われます。レバンテのカウンターかと思いきや、トリンコンが素早く前方を塞ぎ、グリーズマンと2人でヴェソをつぶします。こぼれ球をラドヤが拾い、すぐ横にいたマルサにパス。そこへブライスワイトとデ・ヨングがすかさずプレスをかけてデ・ヨングがボールを奪いバイタルへ進入。デ・ヨングは左に残っていたメッシにスルーパス。メッシは前に持ち出しファーサイドへシュート。アイトール・フェルナンデスが触りますが右ポストの内側に当たりゴール。

 

バルサが先制します。

 

80分、バルサはペナルティエリアの手前でパスを回し、左中央のメッシが中央のブライスワイトとワン・ツーで突破し角度のないところからシュート。アイトール・フェルナンデスがセーブ。

 

95分、コーナーキックのこぼれ球をソンがダイレクトボレー。ドライブがかかったボールでしたがテア・シュテーゲンがキャッチします。

 

試合は1-0でバルサが勝利しました。

 

気になったプレーヤー

バルセロナ

#7グリーズマン

ペドリが入ってきたあとポジションを下げたが、ボールの捌き役はこなせた。ただ、個のポジションでグリーズマンを使うのは宝の持ち腐れだと思う。

 

#16ペドリ

途中から入ってバルサのプレーテンポを上げた。ボールを失うことも少ないし、攻め込んでいる際のインサイドハーフでの起用はありかと思う。前にも書きましたが、ダブルボランチの一角だと厳しいかな。

 

#17トリンコン

だんだんリーガのペースに慣れてきたかな。ただ、ペドリと比べると見劣りする。

 

#6アラウホ

レバンテの攻撃がそれほどでもなかったが、安定した守備を見せた。

 

#10メッシ

得点は奪ったが、相変わらずドリブルにキレはない。シュートの巧さは光った。

 

レバンテ

#13アイトール・フェルナンデス

ファインセーブも含めて、この試合一番活躍していた。

 

#2ソン

途中出場で右サイドから攻撃の起点になっていた。

 

総括

バルセロナ

理想のフォーメーションを追い求めて四苦八苦している様子がいまだに見られる。ボールは持てるけど、そこからの崩しのアイディア不足。相手に持たされている感じも否めない。いっそのこと後半攻撃のテンポが上がった4-3-3のほうがいいかなと思う。ただ、そうなると攻撃陣を1人削る必要が出てくるが、チームのためにはしょうがないかもしれない。

 

最後に、残り5分とは言え、グリーズマンに代えてウムティティを投入した支配には一言。バルサが逃げ切りを図るためにDFの枚数を増やすのはアイデンティティ放棄するのと一緒。それは許せないな!!

 

レバンテ

守備ブロックは作るも攻撃の形が見えなかった。序盤はマルティがチャンスを作ったが単発。ボールの奪い方を改善するか、カウンターの構築をするかしないと、降格圏からの脱出は厳しい。

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