俺から見たグラナダ対バルセロナ

第18節、グラナダ対バルセロナです。

 

バルサは試合直前にアラウホからウムティティに先発を変更。CBをミンゲサとウムティティに代えた以外は同じスタメンで臨みました。

 

前半

1分、グラナダが前からパスコースを切りにきます。右CBのミンゲサは前方のデ・ヨングに縦パス。デ・ヨングはダイレクトでバックパスもずれてしまい、ソルダードがカットしに行きます。ブスケツがあわててスライディングで阻止しますが、こぼれ球をプエルタスが拾ってドリブルからミドルシュート。テア・シュテーゲンがセーブします。

 

グラナダは4-4-2の守備ブロックを作り、前からパスコースを切り速攻狙い。最初の5分はグラナダ攻勢でしたが、バルサはあわてずパスを回して徐々にリズムを取り戻します。

 

10分、バルサは敵陣右サイドでプレスをかけて、ヘルマン・サンチェスのパスミスを誘います。中央でブスケツがカットして左ハーフスペースを駆け上がったペドリにパス。ペドリはシュートまで持ち込みますが、ゴールなりません。

 

11分、バルサはショートコーナーで始め、メッシが左ハーフスペースから中央のブスケツに戻し前線に走り込みます。ブスケツはメッシにリターンパスを狙いますが、ソルダードがカットに行きます。しかし、ソルダードは蹴りそこないボールはゴール前に走り込んでいたグリーズマンのもとへ。グリーズマンは落ち着いてトラップからシュート。ゴール右に流し込みます。ブスケツがパスを出した時点ではお負債ポジションにいましたが、ソルダードがクリアを試みたボールということでオフサイドにはなりませんでした。

 

バルサがラッキーな形で先制します。

 

15分、バルサは左でパスを回して、グリーズマンがプレスを回避するループパスをデ・ヨングに送ります。デ・ヨングはすぐに右のデンベレにパス。デンベレは縦に持ち出しシュート。枠の左に外れます。

 

22分、右サイドでプエルタスがループパスを胸トラップからキープし、ニアへスルーパス。ウムティティの背後をとったソルダードがシュートも当たり損ね、ゴール左へ外れます。

 

36分、バルサ陣内でヤンヘル・エレラの胸トラップの落としがブスケツの手に当たりカット。笛はならず、そのままブスケツが左ハーフスペースのグリーズマンにパス。グリーズマンは自陣からドリブルで持ち上がりDFを引き付けてペナルティエリア手前まで進み、中央のメッシに横パス。メッシは左に持ち出しコントロールシュート。ゴール左上に決めます。

 

バルサが疑惑のハンドがありましたが2点目を奪います。

 

※ブスケツは意図的に手を出したようには見えなかったけど、最近のルールだとハンドだと思います。

 

41分、右サイドのデンベレからのクロスに、ペナルティエリアに進入しようとしたペドリが倒され、バルサがフリーキックを獲得。グラナダは壁の後ろに舌を通されないように工夫しますが、メッシは壁から少し離れたエテキとプエルタスに間にいたブスケツめがけてグラウンダーのシュート。エテキ、プエルタスはジャンプしたためボールは下を通り、ゴール左下に決まります。

 

バルサが3-0として前半を終えます。

 

後半

グラナダは3人代えて臨みますが、大量リードを奪ったバルサはあわてずパスを回して主導権を渡しません。

 

49分、グラナダは右サイドを崩してバジェホがグラウンダーのクロス。逆サイドまで抜けてプエルタスが」受けて中に持ち出しシュート。テア・シュテーゲンがキャッチします。

 

55分、バルサの速攻。デ・ヨングが自陣からドリブルで持ち上がり、エテキをかわして引き連れてペナルティエリアの手前まで親友氏ミドルシュート。シルバの手をかすめてわずかに枠の上に外れます。

 

59分、ミラが右から鋭いアーリークロス。ファーサイドでデストの前に入り込んだマチスがスライディングシュートも枠の上に外します。

 

62分、左ハーフスペースのブスケツが右のデンベレにフィード。デンベレはDF2人を引き付けてニアへループパス。走り込んだグリーズマンが流れるように左足トラップ、右足シュート。ファーサイドネットに突き刺します。

 

バルサが4-0とします。

 

66分、バルサの速攻。左サイドをアルバが駆け上がり、その動きに合わせてブスケツがフィード。アルバは中にトラップしそのままアウトサイドにかけたシュート。枠の右に外れます。

 

77分、バルサの速攻。自陣右ハーフスペースでボールを受けたリキ・プッチがドリブルで持ち上がり、DFラインの裏左ハーフスペースに走り込んだブライスワイトにスルーパス。ブライスワイトはトラップミスをしますが、遅れてきたバジェホがブライスワイトの後ろ脚を引っかけファール。主審はレッドカードを出し、バジェホは退場します。

 

89分、右サイドでピャニッチがループパス。ジュニオールが抜けてニアへクロス。ブライスワイトが飛び込みますがDFがブロック。

 

4-0でバルサが完勝しました。

 

気になったプレーヤー

グラナダ

特にいませんでした。

 

バルセロナ

#10メッシ

前節の好調を維持。守備もやり、フリーランニングも増える。足元で受けてカットインからのゴールがメッシの定番だが、10年くらい前に得点を量産していた際はフリーランニングからのゴールもたくさんあった。この調子を維持してほしい。

 

#7グリーズマン

ラッキーな先制点で流れをつかんだのか、攻守にわたりチームの勝利に貢献。本格的にフィットしてきた感じがします。

 

#11デンベレ

得点はなかったものの、積極的に仕掛けチャンスを作る。今まで見たいにドリブルを仕掛けて孤立することがなくなり、周囲と連携してドリブルやパスを使って攻めることができるようになった。選手として1ランクレベルアップをしました。ただ、パスが雑なのは相変わらずなのでそこは改善したい。

 

#16ペドリ

毎試合ハイクオリティなプレーを見せる。まだ18歳なのにすごい。

 

#12リキ・プッチ

久しぶりの出場でしたが、自信にあふれるプレーを見せる。メンタルの強さを感じます。一方で、ペドリとプレースタイルが重なる。現状ではどちらか一方を起用することが多くなりそう。ただ、バルサの歴史を紐解けば、シャビとイニエスタが共存できたように将来的には2人を同時に起用してほしい。その時は、アンカーにデ・ヨング、CHにペドリとリキ・プッチ。想像するだけで楽しみです。

 

#5ブスケツ

チームが不調の時はブスケツが上手くいかない。一方、ブスケツが活躍しだすとバルサは好調。チームのバロメーター的な選手。この試合ではうまくボールを散らし、相手ボールを回収する。

 

#23ウムティティ

まだまだトップフォームまでは遠いが、今までの不安定さが消えてきた。調子は上向きなのでこのままコンディションを上げていきたい。

 

#2デスト&#18アルバ

試合によってサイドアタックの偏りが見られるが、巧くフォローし合っている。

 

総括

グラナダ

1失点目はアンラッキーだったが、2失点目、3失点目は主審のジャッジに泣かされた感じも否めない。ただ、試合内容は完敗だった。パスコースを切りにパスコースを限定していく守備は良いのだけど、縦パスが入ったら厳しくプレスをかけないと相手にキープされて楽にプレーをされてしまう。ボールの取りどころを決めたい。

 

バルセロナ

アスレティック・ビルバオ戦の好調を維持。継続が感じられるし、クーマンも4-3-3に手ごたえを感じているはず。リーガはしばらく休憩で、バルサ、レアル、ソシエダ、ビルバオの4チームによるスーペル・コパに臨むことになる。初戦はソシエダ戦。今シーズンのリーガでは2-1で勝利したが苦戦もしている。ぜひともタイトルを取って波に乗りたい。

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