俺から見たスーペル・コパ決勝:バルセロナ対アスレティック・ビルバオ
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ゆーすけ
2021年01月20日 20:53 visibility273
スーペル・コパ決勝、バルセロナ対アスレティック・ビルバオです。
バルサはメッシが復帰し、ベストメンバーで臨みました。
前半
ビルバオは4-4-2で前からプレスをかけますが、深追いはせず縦パスをしっかりつぶしていきます。一方、バルサはビルバオのプレスの前に中々前線までボールを運べません。
お互いシュートのない時間帯ですが、ビルバオがバルサを押し込んでいる印象です。
24分、メッシが右サイドからフリーキック。DFとGKの間に入れたボールでしたが、アラウホは触れず、ウナイ・シモンがキャッチします。
25分、左サイドからバレンシアガがクロス。ファーサイドでラウール・ガルシアがつぶれ、さらに外にいたカパが拾ってシュート。テア・シュテーゲンが上にはじき出します。
36分、バルサは右サイドを押し込み、右ハーフスペースでメッシが受けて中に持ち出しミドルシュート。枠の上に外します。
38分、右サイドからデ・マルコスがクロス。アラウホに寄せられて難しい体勢ながらもラウール・ガルシアがヘッド。枠の右に外れます。
39分、バルサは右サイドでパスを回してビルバオのDFを集めて、メッシが左のアルバに展開。アルバはマイナスクロス。走り込んだメッシがシュートもビルバオは3人でブロック。イニゴ・マルティネスがブロックしたボールがゴール前に落ち、グリーズマンがすかさずシュート。身を投げ出してブロックに行ったアルバレスの股を抜けゴール。
バルサが見事に崩して先制します。
41分、ビルバオは左サイドでパスを回し、ウィリアムズがファーサイドへクロス。大外のデ・マルコスが絶妙のタイミングでアルバの背後をとり、テア・シュテーゲンの目前でファーサイドに流し込みます。
ビルバオがすぐさま同点に追いつき、そのまま前半は終了します。
後半(※局を変えたので、後半も45分表記にします。)
7分、ゴール正面右寄りでメッシのフリーキック。壁が割れたところにメッシが蹴り込みますがわずかに枠の右に外れます。ウナイ・シモンは大激怒していました。
11分、左サイドからムニアインのフリーキック。DFとGKの間に入れたクロスにラウール・ガルシアがヘディングシュート。ゴールかと思われましたがVARの結果、オフサイドでした。
ビルバオに疲労の色が見え始め、徐々にバルサペースになります。
21分、アラウホが自陣でメッシの楔のパスをミス。ムニアインがカットし中央でつなぎ、右のカパとデ・マルコスに展開。カパとデ・マルコスは二人で右サイドを崩し、カパがクロス。アラウホがカットしますがこぼれ球をウィリアムズシュート。枠の右に外します。
31分、左サイドでアルバがデンベレとワン・ツーで抜け、DFとGKの間にクロス。グリーズマンが飛び込みファーサイドに流し込みます。
バルサが勝ち越します。
34分、ビルバオはパスをつなぎ、左サイドのムニアインが左ハーフスペースにいたラウール・ガルシアにパス。ラウール・ガルシアは中に持ち出しシュート。枠の上に外します。
ビルバオは立て続けに4人交代し、強引に流れをもってこようとします。バルサもカウンターのチャンスがありましたが、シュートを打てず時間が経過していきます。
44分、右からムニアインのフリーキック。DFとGKの間に入れたボールにビジャリブレが飛び込み豪快に蹴り込みます。
土壇場でビルバオが同点に追いつき、延長戦になります。
延長前半
2分、センターサークルの中で余裕をもってボールを受けたジェライがブスケツの横、左ハーフスペースでフリーになったムニアインにパス。ムニアインはターンしてドリブルで持ち上がり、左前方のウィリアムズにパス。ウィリアムズは中に持ち出しファーサイドへ狙いすましたミドルシュート。ポストの内側に当たりゴール。
ビルバオが逆転に成功します。
14分、左サイドからムニアインのフリーキック。ムニアインはショートで初めてリターンを受けてクロス。ニアでグリーズマンが触るもボールはゴール前へ。ヌニョスが飛び込みますが触れず、絶好機を逃します。
延長後半
バルサは1点をもぎ取りに行きますがビルバオの守備陣を崩せず、ビルバオもカウンターで仕留めきれない展開が続きます。
13分、右ハーフスペースでボールを受けたメッシが中にドリブルして左へ展開。そのままゴール前に走り込もうとしますがビジャリブレがメッシを抑えようと手を出し、体をぶつけます。メッシは振りほどこうとしてビジャリブレを手で押しのけようとします。メッシの手がビジャリブレの頭部を直撃。ビジャリブレは転倒し、VARの結果メッシは退場になります。
スコアは動かず、ビルバオが3-2で勝利しました。
気になったプレーヤー
#11デンベレ&#16ペドリ
連戦の疲れからプレーにキレがなかった。
#7グリーズマン
FWの嗅覚が発揮された2得点。この調子で得点を量産してほしい。
#10メッシ
怪我明けの影響か、運動量は少なく、足元でボールをもらいたがった。退場のシーンは同情の余地がある。私自身も草サッカーでFWをやっているが、ボールのないところでDFに手や体で抑え込もうとされると、こちらも手で押しのけて進もうとする。今回のメッシの腕の動きが頭部を狙ったものだという記事を読んだが、たぶん腕をビジャリブレの体の前に入れて押しのけようとしたのだと思う。いつもの感覚では、肩あたりにかかるはずの腕が頭部に引っ掛かってしまった結果、殴った感じになってしまった。出場停止は2試合で済んだことを良しと思うしかない。
#18アルバ
左サイドを駆け上がる形でボールを受ければいいクロスを供給できる。メッシとアルバのホットラインはどこのチームを対策を練ってくるので、デンベレとのワン・ツーのような別の形で崩せるようになりたい。
アスレティック・ビルバオ
#10ムニアイン
高精度のフリーキックで同点ゴールをアシスト。決勝点もいいポジショニングが攻撃の起点になった。
#9ウィリアムズ
決勝点はゴラッソ。一見の価値ありです。
#20ビジャリブレ
この試合のキーマンだった。同点ゴールは見事だった。
#22ラウール・ガルシア
攻守にわたりハードワークを見せる。味方を鼓舞するという点でも大活躍と言っていい。
総括
バルセロナ
連戦の疲れが見え、全体的にフリーランニングがなかった。こうなるとパスは巧く回らず、崩せない展開になってしまう。4-3-3でベストメンバーは見つけることができたので、ここからはスタメンと入れ替わって入ってもそん色ないパフォーマンスを見せる選手探しと試合の流れを変えられるベンチメンバー探しが急務。現時点ではリキ・プッチぐらいしか見当たらない。ミンゲサやトリンコンなど他の選手の奮起に期待したい。
アスレティック・ビルバオ
2週間くらい前のリーガでの敗戦を教訓にバルサ対策をしてきました。まずは前からプレスをかけて縦パスをカットに行く戦術。ビルバオの伝統的なフィジカルにものを言わせる戦い方であり、元ビルバオ監督のビエルサが就任してから導入した戦術に通じる得意な形でバルサの攻撃を遮断しました。後半1点ビハインドでは、一気に4枚の交代カードを切り、フレッシュな選手を次々に投入して流れを持ち込もうとする勝利への執念を見せました。ビハインドで終盤を迎えた時もイメージして戦術を練ってきていたと思います。優勝に値する好チームでした。
おまけ
バルサが負けたけど、見ごたえ十分の試合でした。このカードはいつ見ても楽しいことが多いです。
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- 事務局に通報しました。
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