俺から見たベティス対バルセロナ

第22節、ベティス対バルセロナです。

 

バルサはメッシ、ペドリ、デ・ヨングを温存。リキ・プッチ、ピャニッチ、ブライスワイトを起用しました。

 

前半

ベティスは4-2-3-1のフォーメーション。左サイドのファンミがわざとミンゲサにマークをさせてスペースを空けて、SBのアレックス・モレノをオーバーラップさせて左サイドの攻防を優位に運びます。バルサは必然的にデンベレがアレックス・モレノのマークに下がることになり、押し込まれます。

 

10分、左サイドの高い位置でアレックス・モレノがスローインからファンミとワン・ツーで抜け出しクロス。ニアでイグレシアスがシュートに行きますがラングレがブロックします。

 

11分、アラウホが負傷交代。デ・ヨングがCBに入ります。

 

13分、中央のブスケツが右のデンベレにフィード。デンベレはドリブルからピャニッチとワン・ツーで抜けシュート。エメルソンがブロック。

 

序盤はベティスペースでしたが、時間の経過と共にバルサもボールを回せるようになってきて中盤の潰し合いまで持ち込みます。

 

24分、ベティスのカウンター。中央でフェキルがボールを受けてターンし右へ展開。イグレシアスが受けてためてからクロス。ファーサイドに走り込んだファンミがヘッドも枠の左に外れます。

 

27分、バルサは左ショートコーナーからアルバがDFとGKの間に絶妙なクロス。ニアでデ・ヨングがつぶれて中央でフリーになったラングレがヘディングシュート。枠の左へ外します。

 

決定機を逃しました。

 

37分、ベティスのカウンター。デンベレのクロスをはね返し、左サイドのファンミがボールキープし中央のフェキルへ。フェキルはドリブルで持ち上がり、右のエメルソンへパス。エメルソンはファーストタッチで縦に持ち出してアルバをかわしDFとGKの間にクロス。フリーで走り込んだイグレシアスがテア・シュテーゲンの股を抜くシュートを決めます。

 

ベティスが見事なカウンターで先制します。

 

1-0でベティスがリードして折り返します。

 

後半

バルサはブライスワイトに代えてペドリを投入します。

 

2分、ミンゲサの縦パスにデンベレが走り込みサイドをえぐってマイナスクロス。走り込んだミンゲサが強烈なシュート。ロブレスがファインセーブ。

 

7分、左サイドでパスを回しアルバがクロス。ニアにグリーズマンが走り込みますが、ビクトル・ルイスが手前でクリアします。

 

10分、左サイドからファンミがカットインして中央のフェキルへ。フェキルはすぐさまファンミにリターン。ファンミはデ・ヨングの裏を完全にとりテア・シュテーゲンと1対1になります。ファンミはゴール右へシュートを放ちますがテア・シュテーゲンが左足でファインセーブ。

 

12分、リキ・プッチ、ピャニッチに代えてメッシとトリンコンがピッチに入ります。

 

13分、右サイドからメッシの縦パスをDFが触るもこぼれ球を拾ったデンベレがボールをキープし中に入り込もうとするメッシにパス。メッシは中に持ち出しニアサイドへシュート。

 

バルサが同点に追いつきます。この1点でバルサが勢いづきます。

 

17分、ベティスのカウンターは一度潰されますが二次攻撃からフェキルがミドルシュート。テア・シュテーゲンが正面でキャッチします。

 

20分、バルサの速攻。右からグリーズマンがドリブルで中に仕掛けてDFを引き付けて右のデンベレにパス。デンベレはロブレスと1対1になり、ループシュートもロブレスがはじき出します。

 

直後のコーナーキック。ミンゲサがファーサイドでヘッドも枠の左。

 

22分、バルサの速攻。トリンコンが左のアルバに展開。アルバは寄ってきたメッシとワン・ツーで抜け出しクロス。ニアのグリーズマンが合わせようとしますが走り込んだタイミングとボールがずれて当てそこないます。後方にこぼれたボールが追いかけていたビクトル・ルイスの足に当たりオウンゴール。

 

バルサが2-1と逆転に成功します。バルサのパスの周りがさらに良くなります。

 

29分、ペナルティエリアの外左サイドからベティスのフリーキック。中央でビクトル・ルイスがブスケツに競り勝ちヘッドを叩き込みます。

 

ベティスが同点に追いつきます。また、徐々にスペースが空き始めました。

 

37分、ベティスのコーナーキック。ビクトル・ルイスがヘディングシュートもテア・シュテーゲンがファインセーブ。

 

37分、左からカットインしたカナーレスがニアへスルーパス。ダイアゴナルに走り込んだロレンが受けてシュート。テア・シュテーゲンがファインセーブ。しかし、ロレンはオフサイドでした。

 

41分、ウムティティ投入で中盤にポジションを移していたデ・ヨングがゴール前に走り込みます。メッシがその動きに合わせてループパス。しかし、DFがクリア。そのボールをビクトル・ルイスが受けてパスコースを探し始めます。その隙を突いてトリンコンがボールを奪ってすぐさまファーサイドへシュート。バーに当たりゴールに吸い込まれます。

 

バルサが3-2と勝ち越します。

 

試合はそのまま終了。バルサが勝利しました。

 

気になったプレーヤー

ベティス

#8フェキル

視野が広く、攻撃の起点になる。中央で受けて右への展開が印象的だった。

 

#7ファンミ&#15アレックス・モレノ

序盤の左サイドの崩しを長く続けたかった。デンベレをサイドに押し込む効果は抜群だった。バルサのボール保持時間が長くなるとデンベレに高い位置をとられてしまい主導権を握れなくなった。

 

#6ビクトル・ルイス

オウンゴールに同点ゴール、決勝点の献上と良くも悪くも目立ってしまった。

 

バルセロナ

#10メッシ

キレが戻って試合への影響力も元に戻った感じ。メッシが入ってバルサの動きがとても良くなった。

 

#12リキ・プッチ

精力的に動くも、ピャニッチとの連携が上手くいかずプレーが単発になってしまった。

 

#8ピャニッチ

チームメイトとの連携が上手くいかずにイライラしていた。パスが周囲と合わなかった。

 

#21デ・ヨング

CB起用は難しい。何度も背後をとられる。1失点目は、マークを外してしまい、イグレシアスにフリーで決められたし、ファンミにも裏をとられるし、急に起用されたのでしょうがないが起用するなら中盤だと確認できた。

 

#4アラウホ

怪我が軽傷だといいな。

 

#17トリンコン

待望のリーガ初ゴール。この1点をきっかけにスーパサブの座を不動のものにしたい。

 

総括

ベティス

試合の入り方はとてもよかった。左サイドの連携は良かったし、攻守のバランスもいいと思う。このままいけばヨーロッパカップ圏内も十分に狙うことが可能です。

 

バルセロナ

ターンオーバーは上手くいかなかった。ピャニッチ、ブライスワイトは本来のポジションではなかったので持ち味は出せず。リキ・プッチは空回り気味。交代出場のデ・ヨングもCBでは上手くいかず。ターンオーバーするには適正ポジションの選手を起用していきたいところだが、けが人が多くいる現状では難しい。同ポジションで最小限の戦力ダウンで済むターンオーバーを確立したい。

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