俺から見たバルセロナ対カディス
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ゆーすけ
2021年02月22日 21:08 visibility221
第24節、バルセロナ対カディスです。
バルサはチャンピオンズリーグのパリ・サンジェルマン戦と同じスタメンで臨みました。
前半
カディスは4-5-1。ゴール前に守備ブロックを作り固く守ります。
バルサはボールを保持し押し込むもののなかなか崩せません。
15分、バルサは右ショートコーナーから中央のアルバにつなぎ、アルバがミドルシュート。枠の右に外れます。
17分、カディスのカウンターをデストとデ・ヨングが潰し、デ・ヨングが中央のブスケツにパス。ブスケツは最前線の右破風スペースでオフサイドを解消してターンしたメッシにスルーパス。メッシは抜け出してシュートを放ちますが、ファリが追いつきブロック。
21分、バルサの速攻。右サイドでメッシがペドリとワン・ツーで崩して中央へドリブル。DFを引き付けて左のグリーズマンにラストパス。しかし、ボールの勢いが足りず、グリーズマンがシュートを放つもDFがブロックします。
22分、右サイドをデストが突破し、グラウンダーのクロス。ニアでデ・ヨングがスルーして中央のメッシが右足シュート。DFに当たり勢いがなくなりレデツマがキャッチします。
28分、ペナルティエリアの手前でパスを回したバルサはメッシが左に持ち出しシュート。レデツマがファインセーブ。
30分、ペナルティエリアの中左サイドにこぼれたボールにペドリが反応し、つま先でボールをつつきます。カルセレンとサルビ・サンチェスが遅れてチャージし、ペドリを挟み込んで倒します。主審はファールをとり、P.K.獲得。メッシがレデツマの動きを見てゴール左に流し込みます。
バルサが先制します。
32分、カディスの速攻。右サイドに走り込んだサルビ・サンチェスにスルーパスが通ります。サルビ・サンチェスはトラップからクロス。ニアのネグレドには合いませんでしたが、マーカーのラングレに当たり、ボールは中央へ。走り込んだソブリノが腰辺りで押し込みますが、枠の左へ外れます。
カディスは惜しいチャンスを逃しました。
38分、メッシがバイタルエリア中央にいたグリーズマンに楔を入れます。グリーズマンは反転して右前方のデ・ヨングにスルーパス。デ・ヨングは落ち着いてゴールを決めますがデ・ヨングはオフサイドでした。
43分、デストが強引に右サイドを突破しえぐってマイナスのクロス。デ・ヨングがニアからシュート。同じくニアサイドに走り込んだグリーズマンに当たり、ボールは再びデストのもとへ。デストは再び中へクロス。ペドリが蹴り込みますが、デ・ヨングのシュートを打った時点でグリーズマンがオフサイドポジションにいたため、オフサイドでした。
前半は1-0でバルサがリードして折り返します。
後半
前半同様バルサが押し込み、カディスがゴール前を固める展開が続きます。
3分、右からカディスのフリーキック。ゴール前に入ったボールをガリドがラングレと競ってボールが少し跳ね返ります。そのボールをファリがダイレクトボレー。枠の左へ外れます。
14分、左からメッシがドリブルし中央のブスケツに預けてDFの裏へ走り出します。ブスケツはメッシへループパスでリターン。メッシは中にクロスを入れますが、グリーズマンの手前でレデツマがセーブします。
17分、デンベレが左サイドからカットイン。そのまま右サイドに抜けてシュートフェイントでDF1人かわして左に持ち替えてシュート。マウロが体を投げ出し後ろ足で何とかブロックします。
18分、ラングレが右サイドからのボールを受けてドリブルで持ち上がり左のアルバにスルーパス。アルバはふわりとしたクロス。走り込んだメッシがヘディングシュートも枠の上。
20分、右サイド自陣ハーフウェーライン付近でブライスワイトが2人を背負ってボールキープし、右のスペースにスルーパス。デンベレが走り込みドリブルで持ち上がりマウロを切り返しでかわして角度のないところからシュート。枠の左へ外れます。
27分、左ハーフスペースでとても狭いところでメッシがペドリにボールを預けて前方にダッシュ。ペドリはループパスでリターン。カルセレンがカットに行きますが触ったボールはメッシの前へ。メッシは右足シュートも枠の上に外します。
32分、バイタルエリアでボールを受けたメッシがミドルシュート。枠のわずか右上に外れます。
39分、バルサは自陣右サイドでボールを回して敵を引き付けて中央のメッシへ展開。メッシはドリブルで持ち上がり、ホセ・マリに引っ張られながらも右のミンゲサにスルーパス。ミンゲサはマイナスのクロス。難しい体勢ボールを受けたリキ・プッチがトラップからシュートも枠の右。
41分、カディスは左からふわりとしたクロス。ラングレがクリアに行きますが、一足早くソブリノが足を出して、ラングレの足がソブリノに当たり、カディスはP.K.獲得。アレックス・フェルナンデスが左に決めて1-1の同点に追いつきます。
バルサはピケを前線に上げてパワープレーに出ますが得点は奪えず、引き分けに終わりました。
気になったプレーヤー
バルセロナ
#16ペドリ
スペースを探し、DFの間で受けるのが上手い。前半開始早々カディスの守備ブロックの間(四角形の対角線が交わるところ)にポジションをとった時はシャビを思い出しました。
#10メッシ
最前線が混雑しているので相手の守備ブロックの外でボールを受ける回数が多い。あそこからドリブルやワン・ツーで中盤とDFのツーラインを崩すのは難しい。狭くて大変だけどバイタルエリアでボールを受けてそこから仕掛けないと決定機は作れない。パリ・サンジェルマン戦の疲れもあったとは思うが、一列後ろだと怖さが半減する。
#7グリーズマン
メッシが下がってしまったので1人でゴール前に進入し、クロスに備えるも1人ではどうしようもない。
#11デンベレ
サイドで起点にはなるがえぐる攻撃はほとんどなく、単独ドリブル以外はノーインパクト。
#15ラングレ
メディアでは酷評されてしまったが、それほど悪くないと思う。チーム状態の悪さを一手に引き受けてしまった気がします。
#3ピケ
怪我明けで2戦連続先発。まだまだコンディションは悪く、無難なDFという感じ。
#5ブスケツ
敵は主審(笑)。序盤からパスを受けて逆方向を向くと主審がパスコースにいて出せない場面がいくつかあった。そこで展開できるともう少しチャンスが生まれたかな。
カディス
特になし
総括
バルセロナ
カディスの堅い守りを崩せず。GKのレデツマは序盤からセービングに安定感を欠いていたが、決定機を作れなかった。サイドを崩してクロスを上げるにもゴール前にいつもいるのはグリーズマンのみで、時折デ・ヨングがゴール前に入ってくるぐらい。これでは、サイドを崩そうとはなってきません。また、楔を入れようにもグリーズマンのみ。守備ブロックの外側でパスを回すしかなくなります。ゴール前に人数をかけるか、一瞬のスキを逃さないスアレスのようなストライカーがいないとゴールは遠くなります。もちろんスアレスはいないので、ゴール前に人数をかけるしかないのですが、肝心のメッシが後ろにいて、デンベレやペドリもあまりゴール前に顔を出さない。ゴール前を固める相手にチームとしてどのように攻めるのか考えなくてはいけません。
※今シーズンのバルサの試合でここまでゴール前を固めるチームはいなかったから、今後の課題になります。
カディス
「守って守って1点をとって勝てたらいいな」という戦術で臨み、勝ち点1を獲得。守備ブロックの堅さはあるのでロングカウンターが繰り出せたら面白いが、現状は守るので精一杯です。
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- 事務局に通報しました。
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