俺から見たバルセロナ対バジャドリード

第29節、バルセロナ対バジャドリードです。

 

バルサはいつもの3-4-3で臨みました。

 

前半

バジャドリードは5-3-2。すべてのレーンを埋めてバルサの攻撃のスペースをつぶしカウンター狙い。バルサは攻撃の糸口を探す互角の立ち上がり。両チームともきわどいクロスを入れますがシュートには至りません。

 

8分、バジャドリードが右から波状攻撃。セルジ・グアルディオラが右からクロス。はね返されますが、ジャンコが拾って再びクロス。ニアに飛び込んだコドロがヘディングシュート。バーに嫌われます。

 

10分、メッシの右コーナーキックにミンゲサがヘッドで合わせますが、マシップがキャッチします。

 

15分、ゴール正面左からメッシのフリーキック。左上を狙いますがわずかに枠を外します。

 

バルサはメッシがイエローカードの累積が4枚で次節のクラシコを見据えてからか、あまり守備をせず。バルサ全体も国際Aマッチデーの影響か市フェンスが機能しません。また、主審は接触プレーに対し、ファールをあまりとらない感じです。一方、バジャドリードはカウンターからチャンスを作り、流れをつかみます。

 

32分、バルサの速攻。ブスケツがバジャドリード陣内でナチョ・マルティネスのパスをカットしダイレクトで前方のペドリにパス。ペドリは左にグリーズマンにスルーパス。グリーズマンは中にふわりとしたクロスを入れます。デンベレが垂直ジャンプでヘディングシュートも力なくマシップがキャッチします。

 

39分、ブスケツが左ハーフスペースのグリーズマンへパス。グリーズマンは左へスルーパス。デンベレが抜け出し、慌てて追いかけてきたDFをシュートフェイントでかわし、そのままバックヒールでパス。走り込んだメッシがシュートもオラサがスライディングブロック。

 

45分、バルサがバジャドリードを押し込み、ペドリが左ハーフスペースからスルーパス。ブルーノがスライディングでカットするも跳ね返ったボールはペドリのもとへ。ペドリは地を這うミドルシュート。マシップがはじき、左ポストに当たり再びマシップがキャッチします。

 

0-0。決定的なシュートチャンスをいくつも作ることはできませんでしたが、バジャドリードが流れをつかんだまま同点で折り返します。

 

後半

バルサはデ・ヨングをCHに上げて、4-3-3にシステムチェンジ。流れを奪い返しに行きます。

 

バルサが押し込める時間が増えましたが、バジャドリードのカウンターも健在。互角の展開になりました。

 

11分、バジャドリードのカウンター。一度ははね返されるも左サイドからオラサが上がってきてドリブルでするすると抜けてミドルシュート。左サイドネットの外側に外れます。

 

13分、バルサのカウンター。自陣右ハーフスペースでメッシが受けて前を向きます。前方のデンベレが動き直してDFラインの裏へ走り出します。メッシはその動きに合わせてスルーパス。デンベレがDFラインを抜け出してシュート。マシップがファインセーブ。ファーにこぼれたボールにグリーズマンが飛び込みダイビングヘッド。和スカに枠の左へ外れます。

 

25分、デンベレが左から仕掛けて中に戻します。ペドリがスルーして走り込んだメッシがミドルシュート。わずかに枠の左へ外れます。

 

31分、バルサの速攻。デンベレが左サイドから中へドリブル開始。オスカル・プラノがスライディングでファール。主審は一発レッドカード。デンベレが転倒した際に不可抗力で別の選手に頭をぶつけ痛がっていましたが、レッドカードはとても厳しい判定ではないかと思います。まだ、ゴール前にDFもいたし、決定機ではないし、足裏を出したわけでもないので、出てもイエローカードという感じでした。

 

44分、バルサがバジャドリードを押し込み、右からデ・ヨングがクロス。中央でアラウホが競り合い、こぼれたボールがファーサイドのデンベレへ。デンベレはダイレクトボレー。ニアを抜きゴール。

 

バルサが終了間際のデンベレのゴールで勝利しました。

 

気になったプレーヤー

バルセロナ

#10メッシ

守備をしなくなった。イエローカードをもらうとクラシコに出られなくなるので自重したとみるのが妥当かな。

 

#11デンベレ

コンスタントに活躍できるようになってきた。決勝点の際はテレビの前でガッツポーズをしてしまった(笑)

 

#7グリーズマン

いい動きをしています。あとはコンスタントにシュートチャンスに絡み得点を奪えれば言うことなし。

 

#5ブスケツ

前からのプレスが機能しない中でも奮闘した。

 

バジャドリード

#1マシップ

安定感のある守備をみせる。

 

#3コドロ

ダイナミックなプレーで攻守に貢献。

 

総括

バルセロナ

メッシが守備をするかしないかでバルサの前からのプレスが機能するかしないかが変わる。今までの積み重ねがあるので、クラシコは心配していないがリーガの優勝ができるかどうかはメッシ次第になってきた感じを受けた。チャンピオンズリーグもないので、クラシコに向けてコンディションを整えていきたい。

 

バジャドリード

降格圏と3ポイント差で厳しい状況ではあるが、バルサ戦のように守備をしっかり整えてカウンターを繰り出せれば降格はしないと思う。チームとしてまとまっているので、連携を高めたい。

 

おまけ

主審の判定(アルバのハンド?と一発退場など)がメディアを賑わせているので、私見を述べさせていただきます。

 

①サッカーの4級審判資格更新(eラーニング)で3月に見た記憶をうっすら思い出すと、ハンドはかわせないボールには適応されないとなっていました。

 

※ハンドやオフサイドは毎年微妙に変わるのでいつも悩みます。

 

アルバの手にボールが当たったシーンでは、瞬間的に来たボールにかすった感じでした。もし、手にボールが当たらなかった場合でもパスは強すぎてテア・シュテーゲンがキャッチしていたことは変わらない状況でした。

 

主審がどこを見てノーファールと判定したかはわかりませんが、かわせないボール(ルール上の問題)だったし、手に当たろうが当たるまいがテア・シュテーゲンがキャッチしていた状況(ルールは関係なく「たら・れば」ですが・・・)は変わらないと思いますので、妥当な判断に見えました。

 

②オスカル・プラノの退場については、試合経過でも触れましたが、レッドカードはありえません。やや後方からのタックルでしたが、出てもイエローカード。カードが出なくてもあまり文句は出なそうなシーンでした。

 

その他にも、接触プレーによるファールは寛容で笛をあまり吹かなかったことを考えると、両チームの選手たちから判定に不満がたくさん出てもおかしくないような印象は受けました。

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