俺から見たビジャレアル対バルセロナ

第32節、ビジャレアル対バルセロナです。

 

バルサは前節からセルジ・ロベルトに代えてデストを起用。前節クーマンと口論したミンゲサはいつも通り右CBで先発でした。

 

前半

ビジャレアルは前からプレス。パスコースを切ってバルサをペナルティエリアにくぎ付けにします。

 

序盤はビジャレアルペースかと思いきや、テア・シュテーゲンはボールを奪いには来ないので全く慌てず。落ち着いてパスコースを探し打開していこうとします。

 

3分、左からパレホのコーナーキック。サインプレーを使い中央からファーに流れてフリーになったジェラール・モレーノがヘディングシュートも枠の上に外します。

 

5分、左からアルバがDFとGKの間にクロス。GKの前に入り込んだデ・ヨングがダイレクトでグリーズマンに落とし、グリーズマンもダイレクトシュート。パウ・トーレスがブロックします。

 

決まっていたらゴラッソでした。

 

6分、ビジャレアルは左サイドから崩し、トリゲロスが中央から左に流れてきたチュクウェゼにパス。チュクウェゼはマイナスのクロス。走り込んだジェラール・モレーノがシュートも枠を外します。

 

徐々にバルサがビジャレアルのプレスを回避し始めます。

 

11分、左からアルバのクロス。グリーズマンがスルーして中央のデ・ヨングが落とし、走り込んだデストがシュート。アルベルト・モレーノがブロックし、こぼれ球をブスケツがシュート。アルビオルがブロック。

 

15分、ビジャレアルを右サイドで押し込み、ペドリ、メッシ、グリーズマンと中央から左へつないでいき、グリーズマンがアルバにスルーパス。アルバは鋭いクロスを入れ、ファーサイドでフリーになったデ・ヨングがシュート。アセンホがスーパーセーブ。跳ね返りがデ・ヨングのもとへ来ますがタイミングが合わず押し込めません。

 

17分、左のアルバがニアへスルーパス。メッシが走り込み角度のないところからダイレクトシュート。アセンホがキャッチします。

 

26分、自陣深くからパウ・トーレスが持ち上がりロングスルーパス。右から中央に流れたチュクウェゼが受けます。チュクウェゼを追いかけたアルバがバランスを崩して転倒。チュクウェゼはテア・シュテーゲンと1対1になり左にかわしてシュート。

 

劣勢だったビジャレアルが先制します。

 

27分、ミンゲサが自陣DFラインからドリブルで持ち上がり、DFラインの裏へフィード。中央から右に流れたグリーズマンが追いつき、左足で繊細なループシュート。アセンホはなす術なく、ファーサイドネットに吸い込まれます。

 

グリーズマンのゴラッソですぐさまバルサが追いつきます。

 

34分、ビジャレアルを押し込んだバルサですがボールを奪われます。すぐさまペドリがプレスをかけます。プレスを変えられたフォイトはアセンホにバックパス。連動してGKのパスコースを塞ぎに行ったグリーズマンがカットしそのままダイレクトシュート。ゴール右へ決めます。

 

バルサが勝ち越しに成功します。

 

43分、テア・シュテーゲンが左サイドへロングフィード。アルビオルがコントロールミス。デ・ヨングが奪いヒールキックで落とします。走り込んだグリーズマンが受けてシュート。アセンホがセーブします。

 

前半は2-1でバルサがリードします。

 

後半

バルサはデストに代えてセルジ・ロベルトを投入します。試合の流れはバルサペースのままです。

 

10分、バルサの速攻。右からセルジ・ロベルトがGKとDFの間にクロス。グリーズマンが合わせますが枠の左へ外します。

 

11分、バイタルエリアでボールを受けたメッシが右に流れながらシュート。枠の上に外します。

 

17分、ビジャレアルの右ショートコーナー。DFを引き付けてのパス交換でエストゥピニャンが抜け出しマイナスのクロス。カプエがフリーでシュートもテア・シュテーゲンがファインセーブ。

 

20分、トリゲロスが足裏を見せてメッシにタックル。ボールに先に触りましたがメッシの左足を削り1発レッドカードで退場。

 

ボールには先に触っているけど足裏だし、危険なタックルには違いはないのでレッドカードは妥当ではないかと思います。

 

21分、イライシュが右ハーフスペースのメッシにパスをしてゴール前へ。メッシは右のセルジ・ロベルトに展開。セルジ・ロベルトは2列目に入り込んだイライシュにクロス。イライシュはシュートを放ちますが枠の上に外します。

 

バルサは数的優位もあり、テンポはあまり上げずに試合を進め始めます。

 

32分、チュクウェゼが右のサイドをドリブルで仕掛け、中央のジェラール・モレーノへパス。ジェラール・モレーノはトラップからシュートも枠の右に外れます。

 

38分、バルサのカウンター。メッシが左のデンベレに展開。デンベレは中を確認しラストパス。走り込んだデ・ヨングがアセンホと1対1になり、飛び出したアセンホの上を抜くループシュート。しかし枠の左へ外します。

 

終盤、ビジャレアルが猛攻を仕掛けますが、決定機は作れず試合終了。

 

バルサが2-1で勝利しました。

 

気になったプレーヤー

ビジャレアル

#1アセンホ

ファインセーブ連発でチームを助ける。アセンホがいなかったら大差で負けていた。

 

#7ジェラール・モレーノ

シュートを枠に飛ばしたい。

 

#11チュクウェゼ

先制点は奪ったものの、相変わらずパスなどのキックが雑。フィジカルは強いのだから、技術や戦術を鍛えたい。

 

バルセロナ

#7グリーズマン

先制点はビューティフルゴール。前節P.K.で得点を奪い得点感覚が戻ってきたのかもしれない。すばらしいパフォーマンスでした。

 

#1テア・シュテーゲン

ビジャレアルのプレスをものともせず、丁寧なビルドアップと高精度のロングキックで教区面を打開する。バルサが試合の主導権を握れたのはテア・シュテーゲンがおかげ。

 

#21デ・ヨング

ビルドアップだけでなく、ゴール前の飛び出しに磨きがかかってきた。どんどん成長してほしい。序盤は大きなフリーラニングでビジャレアルのプレスをかく乱する。

 

#18アルバ

メッシ、グリーズマンなどとの連携で左サイドを突破。高精度のクロスを連発。

 

総括

ビジャレアル

前からのプレスをかけるのはとてもシステマチックで素晴らしかったが、テア・シュテーゲンにプレッシャーをかけられなかったことが大誤算。普通のGKだとあれだけ敵に寄せられたら、早くボールを放したくなり、そこを奪う作戦だったと思うがテア・シュテーゲンは慌てるそぶりも見せず、つないでしまったため一方的に受けに回ってしまった。後半も立て直せず完敗。やっぱりボールを奪いに行くアクションが必要だなと改めて思いました。

 

バルセロナ

ビジャレアルのプレスにも自分たちのサッカーを貫き完勝。チーム全体でチャンスも作れたし、失点シーン以外は守備も安定していたのでとても良かった。レアルとアトレティコが勝ち点を落としたため、延期されている試合に勝てば首位浮上が可能になった。今シーズン序盤には優勝は無理かと思っていたが、ライバルが調子を崩していて、バルサが調子がいいので優勝も見えてきた。経験豊富なメンバーも多いのでこのまま1試合ずつ勝利を重ねていってほしい。

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