俺から見たエイバル対バルセロナ

第38節、エイバル対バルセロナです。

 

バルサは大幅にメンバーを入れ替え、3バックは、アラウホ、デ・ヨング、ミンゲサ。中盤は左WBにジュニオール、右WBにデスト、アンカーにブスケツ、左CHにイライシュ、右CHにトリンコン、2トップにグリーズマンとデンベレを起用しました。

 

前半

エイバルは4-4-2の守備ブロックを構成し、前からパスコースを切りに行きます。

 

一方、バルサはメッシ、ペドリ、中盤にデ・ヨングがいない影響で攻撃の起点を探せません。

 

エイバルが主導権を握ります。

 

5分、エイバルの波状攻撃。左からのクロスが右に抜け、右から再びクロス。ファーサイドの乾がヘッドもセルジ・エンリクに当たり、左サイドにボールがこぼれます。ソアレスが拾って再びクロス。ニアでキケ・ガルシアが合わせますが、アラウホがブロックします。

 

16分、エイバルはコーナーのこぼれ球を再び左からクロス。DFにはね返されたボールを乾がボレーシュート。枠の左へ外れます。

 

26分、セルジ・エンリクが右に流れてボールを受けてカットイン。そこから切り返しで縦に抜け出しシュート。ネトがファインセーブ。

 

バルサは良いところが全くないまま、0-0で前半は終了します。

 

後半

バルサは一気に3人交代。ジュニオール、ミンゲサ、トリンコンを下げて、アルバ、ウムティティ、ブライスワイトを投入。デ・ヨングを中盤に上げて、デンベレが右WGに入り、ブライスワイトをCFに据えて4-3-3にシステムを変更します。

 

少しバルサが押し返しはじめます。

 

10分、イライシュが負傷交代。リキ・プッチが投入されます。

 

この交代でバルサは攻撃の起点ができます。

24分、デンベレが右からカットイン。2人かわしてシュートも枠を大きく外します。

 

35分、バルサの速攻。右サイドをデンベレがドリブルで仕掛け、相手に触られますがサイドをえぐってクロス。アリビラがヘッドで触りファーサイドに抜けたボールをグリーズマンがダイレクトボレー。逆サイドネットに突き刺します。

 

グリーズマンのゴラッソでバルサが先制します。

 

42分、左サイドから乾がカット心してミドルシュート。アラウホに当たってコースが変わり、バーにはね返されます。こぼれ球をキケがシュートも枠の上に外します。

 

43分、デンベレが右サイドからカットインしてシュート。ジョエルがセーブします。

 

1-0でバルサが勝利しました。

 

気になったプレーヤー

エイバル

#14乾

終了間際のミドルシュートを含めて、エイバルの中では存在感を示す。ただ、試合を動かすほどの働きはできなかった。

 

#25ブライアン・ヒル

20歳と若い選手。今後の活躍を期待されるが、まだいい選手止まりかな。エイバルの降格で別のチームに引き抜かれると思う。

 

バルセロナ

#12リキ・プッチ

前半停滞していたチームに推進力を与える。ボールを受けて味方に散らすだけでなく、前方へのパスを積極的に出して攻撃をスムーズにした。ペドリを使わないならリキ・プッチを積極的に起用したい。

 

#7グリーズマン

決勝点は一見の価値あり。前半は何とか攻撃を組み立てようとしていたが、前のほうにパスコースがなく、散らすだけで精いっぱいだった。

 

総括

エイバル

可もなく、不可もなくといった印象。何となく前からパスコースを切りに行って、奪ったらサイドからクロスを入れるところまでは見てとれたが、スピード感はなかった。どこでボールを奪いに行くのか、攻撃はどのように組み立てシュートまでもっていくのかを明確にすれば、降格にはならなかったかもしれない。

 

バルセロナ

優勝の可能性がないから消化試合といった内容で今シーズン最悪の出来。クーマンの采配のひどさが見てとれた。CHで起用したことを見たことがないトリンコンを起用し、トリンコンは右往左往するばかり。左WBのジュニオールは攻撃時に低い位置にいるので敵にどんどん押し込まれる。まずは、どのようなゲームプランで臨むのかを明確にして試合に臨まないと選手が混乱して終わってしまう。後半、急遽リキ・プッチを投入したことで大幅な改善が図られたが、適材適所で選手を起用すればもう少し楽な試合展開だったと思う。最下位のエイバル相手にこの試合はひどすぎた。

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