俺から見たマジョルカ対ベティス

第1節、マジョルカ対ベティスです。

 

※バルサ戦ではないので、感じたことを書きたいと思います。

 

マジョルカの久保はベンチスタートでした。

 

私のこの試合のお目当ての、ベティスのホアキンもベンチスタートでした。

 

前半はマジョルカペース。ボールへの寄せも早く、ボールを奪って前線のアンヘルが起点となって上手く攻撃を仕掛けました。右サイドのエムボロの突破力は目を見張るものがありました。得点は左ハーフスペースでボールを受けたダニ・ロドリゲスが、左SBのオリバンのオーバーラップに合わせて絶妙のスルーパスを通してゴールを演出。マジョルカが先制します。

 

後半はベティスがフリーランニングを増やしてマジョルカを押し込み、セットプレーからファンミの折り返しをレイナがオウンゴール。

 

その直後に久保が投入されますが、ほとんどボールに絡めず引き分けでした。

 

気になったプレーヤー

マジョルカ

#7エンボロ

スピードがあり縦への突破力を持ち合わせたサイドアタッカー。マジョルカの攻撃のキーマンです。

 

#14ダニ・ロドリゲス

先制点のアシストが素晴らしかったがそれ以上に前線からのプレスをさぼらずにできるところが素晴らしい。

 

#3オリバン

機を見たオーバーラップはお見事。

 

#12ババ

中盤の潰し役。守備ではとても効いています。

 

#11ラゴ・ジュニオール

サイドの突破力は高い。守備はちょっと甘いが攻撃の切り札になりそう。

 

ベティス

#17ホアキン

残り10分で途中出場。終了間際の切り返しからのシュートは熟練の技。流れるような動きは一見の価値あり。

 

#10カナレス

攻撃の起点になろうとしたが、パスコースがなく周囲に動くように要請するシーンが印象に残った。

 

#2モントーヤ

思い切りのよい攻撃が見たいが消化不良。

 

#36カルデロン

怪我によるアクシデントで前半途中から出場。リーガデビューだったが、エンボロに押し込まれるほろ苦いデビューかと思いきや、久保相手には押し込む。

 

#18グアルダード

ホアキンと一緒に途中投入。サイドチェンジで通した左サイドへのロングパスはスピードと精度共にため息が出るほどのプレーでした。

 

総括

マジョルカ

前半の出来を見ると完成されたチームに見えた。守備組織はしっかりしているし、攻撃もスムーズで申し分ない。後半はベティスのフリーランニング、運動量の低下で質が落ちた。交代選手はスタメンほど戦術理解が高い感じはしないので、チームのパフォーマンスの維持には繋がらなかった。ただ、今シーズンのリーガエスパニョーラで台風の目になれる期待を持てそうなチームに見えた。

 

ベティス

マジョルカの組織的な守備に悪戦苦闘。ポゼッションは高かったが有効に活かせなかった。カナレスの展開力を活かせるようなボールの受け手が出てくると面白いと思う。

 

久保について

以前書いたような記憶もあるが、守備力に難があるのは明らか。対峙したカルデロンに寄せる意識はあるものの、押し込まれたり、寄せきれず簡単にクロスを入れられたりする場面があった。攻撃ではボールを受けに寄っていくも、味方が奪われて自分の守備ポジションに戻ることが多く、周囲との連携に課題を残す。まだ、合流して間もないが早めにチームメイトとの連携を高め、早々にゴール、アシストで結果を残さないとベンチが定位置になりそう。久保の問題というよりは、それぐらいチームとしての完成度が高い。ポジション取りを身につけて守備力を上げることが選手としてレベルアップをすることになると思うが、攻撃で結果を残さないと起用されない気がします。辛口ですが、エイバルで活躍した乾のように、守備もできる選手を目指さないと昨シーズン同様の結果が待っているような気がします。

 

予想が外れるといいな~。

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