俺から見たバルセロナ対レアル・マドリード
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ゆーすけ
2021年10月25日 21:41 visibility238
第10節、バルセロナ対レアル・マドリード、今シーズン初クラシコです。
バルサ、レアルともに4-3-3で臨みました。
前半
バルサはボールを保持し、奪われると前からプレスをかけて回収しにかかります。
一方、レアルは守備時に4-5-1の守備ブロックを作りカウンター狙い。
最初の10分はバルサがレアル陣内で試合を進め、少々優勢。ただ、10分を過ぎるとレアルがカウンターを仕掛け始め、互角になります。
20分、左サイドをヴィニシウスがドリブル。ミンゲサを抜き去り、ペナルティエリアに進入。エリック・ガルシアをかわしたところで追いかけてきたミンゲサと交錯して転倒。しかし、主審の笛はならず。ヴィニシウスがエリック・ガルシアをかわすときに先に跳んでいたので、どちらとも言えない感じでした。
23分、中盤からベンゼマのスルーパス。ヴィニシウスが抜け出し、テア・シュテーゲンを左にかわすもシュートコースが作れず、サイドテア・シュテーゲンを左にかわしてシュートも枠の左に外します。ただ、ヴィニシウスはオフサイドでした。
直後のバルサのリスタート。テア・シュテーゲンが前線にフィード。左ハーフスペースでメンフィスが受けて、当たりに来たミリトンをターンしてかわしバルサがそのまま速攻。メンフィスは縦に突破し中央にクロス。ファティが触り、ファーサイドでフリーだったデストがシュート。慌てて打ったシュートは枠の上。クルトワが飛び出してきましたが枠に蹴り込む余裕はあったように感じました。
バルサは絶好機を逃します。
アラバが自陣ペナルティエリアの手前でメンフィスからボールを奪い左のヴィニシウスにボールを預け、左ハーフスペースを駆け上がります。ヴィニシウスは寄せてきたミンゲサをあっさりかわしてセンターサークルの先右ハーフスペースにいたロドリゴにフィード。ロドリゴはすぐさまアラバにスルーパス。アラバは縦に持ち出しファーサイドに狙いすました強烈なシュートを突き刺します。
レアルが見事なカウンターで先制します。
34分、バルサの右コーナーキック。中央のピケがフリーでヘッドもわずかに枠の左に外れます。
バルサはまたもや絶好機を逃します。
37分、バルサのコーナーキックをクルトワがキャッチし、左のヴィニシウスにスローイング。ヴィニシウスはドリブルで持ち上がり、前方のスペースに流れたベンゼマにパス。ベンゼマはファーサイドへクロス。走り込んだクロースがシュートもアルバがブロック。
43分、バルサはレアルを押し込み左から中央のブスケツにボールが入ります。ブスケツはダイレクトで前方左ハーフスペースにループパス。アルバが走り込みニアへ落とします。ボールはファティの足元に入り、ファティは苦しい体勢からシュート。アラバがブロックします。
前半は1-0でレアルがリードして折り返します。
後半
バルサはミンゲサに代えてコウチーニョを投入。個人的には嫌な予感しかしません。右SBにデスト、右WGと言っていいのかわかりませんが、ガビを配置。コウチーニョは中央に入ります。
2分、左サイドからファティが仕掛けてニアのメンフィスにパス。メンフィスは落とし、コウチーニョがシュートに行きますがアラバがブロック。
3分、アルバが左からDFをかわさずにクロス。ニアのファティがシュートもクルトワが正面でキャッチ。
序盤はバルサが押し込むも5分過ぎにレアルが押し返します。
14分、デストがヘディングでバックパスを試みますが当たらず、ヴィニシウスが奪ってテア・シュテーゲンと1対1。しかし、デストが粘りを見せてヴィニシウスがシュートを打つ前にバウンドしたボールをかっさらい、事なきを得ます。
16分、レアルがバルサを押し込み、左のマンディがニアへクロス。走り込んだモドリッチがフリックし、ベンゼマがボレーシュート。テア・シュテーゲンが正面でキャッチします。
24分、ヴィニシウスが左から仕掛け、中央のベンゼマにパス。ベンゼマは左のマンディに展開。マンディはダイレクトでDFとGKの間にクロス。ベンゼマはタイミングが合わず触るだけ。ファーサイドに走り込んだバルベルデがシュートも枠の右に外れます。しかし、クロスを受けたベンゼマがオフサイドでした。
93分、バルサの猛攻をしのいだレアルのカウンター。左ハーフスペースでアセンシオがボールを受けてドリブルで持ち上がり、角度のないところからシュート。テア・シュテーゲンがはじき、こぼれたボールにバスケスがエリック・ガルシアに競り勝ちボールを押し込みレアルが試合を決める追加点を奪います。
96分、右サイドでボールを受けたデストが縦にドリブルを仕掛けてマンディをかわしてクロス。ニアでアラバが滑って転倒し、その後ろにいたアグエロがハーフボレーで流し込みます。
バルサが1点を返しますが追いつけず試合終了。
レアルが2-1で勝利しました。
気になったプレーヤー
バルセロナ
#22ミンゲサ
絶好調のヴィニシウスを止める役割を担うが、明らかな形で2回やられてしまった。ただ、それ以外はボールは奪えなくても崩されていないので、個人的にはハーフタイムで交代させなくても良かったと思う。
#2デスト
前半の決定機を決めたかった。アシストは素晴らしかった。
#18アルバ
前半は攻めあがってチャンスに絡む。後半はガビがいなくなり存在感がなくなる。
#30ガビ
まだまだフィジカルが弱いが左インサイドハーフではパスを回してチャンスに絡む。右WGにポジションを移してからは試合から消えてしまった。
#17ルーク・デ・ヨング
途中出場も簡単にボールロストが目立つ。クラシコに出場できるレベルにはなかった印象。
#19アグエロ
バルサ初ゴール。アラバのちょっとしたミスを見逃さず得点を奪う。嗅覚が素晴らしい。
レアル・マドリード
#3ミリトン&#4アラバ
ゴール前で鉄壁の守備を見せる。ここが安定しているからレアルは強い。
#1クルトワ
ボールへの反応がいまいち。もしかして衰えたかも。
#20ヴィニシウス
得点は奪えなくても好調をアピール。レアルのカウンターの起点として活躍。
#9ベンゼマ
シュートチャンスは1回しかなかったが前線のターゲットマンとして機能。
#10モドリッチ&14カゼミーロ&#8クロース
ミリトン、アラバの前でフィルター役を務める。連携が熟練の技になってきている。
総括
バルセロナ
失点はしたものの前半はそれほど悪くないように見えた。後半は点を奪いに行きたかったのかコウチーニョを投入するもこの交代でサイドアタックを仕掛けられなくなってしまった。ガビは右WGの位置より内側にポジションを取り、ガビの抜けた左ではアルバとメンフィス(ファティ)の2人だけになって崩せず。中央に人が集まりレアルの術中にはまる。後半は負けるべくして負けてしまった感じです。クーマンの試合運びのまずさが出ました。
レアル・マドリード
アンチェロッティの読み勝ち。ベンゼマを最前線に残し、守備を固めてカウンター狙い。ロドリゴとヴィニシウスに守備をさぼらせずやらせたアンチェロッティの采配が光る。交代も攻守にわたり動き回った両WGのみ。アンチェロッティの思い描いた試合になりました。
おまけ
この試合はチームの成熟度もあるが、監督の采配の差も大きく見えた試合。違約金はかかるものの、バルサの監督交代を強く望みます。確か昨シーズンからレアル・マドリード、アトレティコ・マドリードに全敗。今シーズンの2試合を見ても全く勝てる気がしませんでした。火中の栗を拾う形にはなるが、カタールで7個目のタイトルを獲ったばかりのシャビが監督になってくれないかな。
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