俺から見たバルセロナ対ベティス
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ゆーすけ
2021年12月05日 03:09 visibility253
第16節、バルセロナ対ベティスです。
バルサは右SBにデスト、CBにラングレ、左WGにコウチーニョを起用。
チャンピオンズリーグに向けてフレンキー・デ・ヨング、ピケを温存しました。
前半
ベティスは4-4-2の守備ブロックを作り、高い位置からパスコースを切りにいきますが、縦パスへの寄せが甘い感じを受けます。
バルサはパスを回し、ベティス陣内に入り込みます。奪われた際はボールホルダーに寄せて縦パスを潰しにいきます。
10分、左のコウチーニョが中央のメンフィスにパスしゴール前に入っていきます。メンフィスは左にパス。オフサイドポジションにいたガビはスルー。後ろから駆け上がったアルバがクロス。ニアでコウチーニョが合わせますが力なく、ルイ・シルバがセーブ。
ほぼ互角の展開でしたが、20分過ぎからベティスが押し始めます。
36分、ガビがベティスのクリアボールを頭に受けて脳震盪。リキ・プッチと交代します。
44分、左サイドをパスで崩し、アレックス・モレノが鋭いクロス。ルイバルがバックヒールで合わせますが枠の右に外れます。
45分、ベティスは前線のフィードをファンミが収めてバルサを押し込み、パスを繋いで、左のアレックス・モレノがシュートともクロスとも言い難いボールを蹴ります。テア・シュテーゲンがはじき出します。
前半は0-0で折り返します。
後半
51分、ベティスのカウンター。カナーレスが中央で受けて右のルイバルに展開。ルイバルは中央を駆け上がったファンミに向けてラストパス。ちょっと長くなり、テア・シュテーゲンが飛び出して処理しようとしますが、ファンミはスライディングでボールをつつきます。ボールはゴールへ転がります。慌ててテア・シュテーゲンが戻りますがボールはゴールに吸い込まれます。しかし、VARの結果、ファンミがわずかにオフサイドでノーゴールになりました。
バルサは右サイドからクロスを入れてチャンスを作り出し始めますが、クロスが合わず、シュートに至りません。
59分、コウチーニョとニコに代わり、デンベレとフレンキー・デ・ヨングが投入されます。この交代でバルサが流れを引き寄せます。
61分、右サイドでボールを受けたデンベレが強引なドリブルから中に持ち出しシュート。枠の上に外します。
74分、バルサの右コーナーキック。ラングレがファーサイドで、ヘディングで合わせますが、ルイ・シルバが正面でキャッチ。
75分、デンベレが右サイドでボールを受けてインナーラップしたデストにスルーパス。デストはタメてから右ハーフスペースに戻します。走り込んだデンベレがトラップからシュート。枠の左に外します。
76分、デンベレが右からカットインと見せて縦にDFを抜き去りシュート。わずかに枠の左に外れます。
78分、バルサの右コーナーキック。アラウホが合わせますが、ルイ・シルバがキャッチ。ルイ・シルバは右のペジェリンにスロー。ペジェリンは前方に走り込んだグアルダードにパス。グアルダードはすぐさま前方にフィード。ここからベティスの速攻が始まります。スペースに走り込んだカナーレスがドリブルでゴールへ進みます。フレンキー・デ・ヨングがカバーに入りますが、カナーレスはキックフェイントでフレンキー・デ・ヨングを転がし、カバーに入ったラングレを引き付けて中央にパス。走り込んだテージョがカバーに入ったデストを引き付けて左のファンミにラストパス。ファンミは落ち着いてダイレクトでゴール右へ流し込みます。
ベティスが1点を先制します。
80分、右サイドでデンベレ、ブスケツ、デストとパスをつなぎ、デストが右ハーフスペースを駆け上がったデンベレにスルーパス。デンベレはサイドをえぐりグラウンダーのクロス。ファーに抜けたボールをアブデがフリーでシュートも枠の上に外します。決定機でしたが、シュートコースをペジェリンが塞いでいたので、難しい局面ではあったと思います。
その後バルサはピケとルーク・デ・ヨングを投入し、クロスに合わせる人員を増やしますが得点は奪えず、1-0でベティスが勝利しました。
気になったプレーヤー
バルセロナ
#30ガビ
脳震盪がとても心配。何事もないことを祈ります。
#6リキ・プッチ
ガビとの交代で投入される。期待していたが、ボールをさばくこと、リズムを作ろうとすることに一生懸命になってしまい、効果的な縦パス、スルーパスは出せなかった。ちょっとアピール失敗かな。守備は結構頑張っていたと思う。
#4アラウホ
最終ラインで体を張って守れる。CBの第一候補と言っていい。
#7デンベレ
試合をこなすごとに存在感が増す。ただ、キックの精度は低いし、DF2人を相手にするとボールロストが多い。状況判断力を上げることとキックの精度を上げることが課題。また、チームとしてデンベレが1対1を仕掛けられるように仕向ける戦術も必要かな。
#33アブデ
右サイドからドリブルを仕掛ける姿勢は好感が持てる。このプレーに磨きをかけたい。80分のシーンは枠にシュートを放ちたかった。
#28ニコ
上下の動きでボールを引き出そうと頑張っていた。あとはパスの出し手との呼吸が合えばどんどんパスがもらえそう。
ベティス
#18グアルダード
この試合のMOM。得点を演出した縦パスは見事だったし、中盤の真ん中をしっかり埋めた。
#10カナーレス
珍しく2トップの一角として動き回って、体を張ってボールキープ。この頑張りがベティスの勝利を呼び込んだ気がします。
#7ファンミ
ゴール前での落ち着きは素晴らしかった。
#5バルトラ
バルサのクロスを何度もはね返す。
総括
バルセロナ
週半ばのチャンピオンズリーグ、バイエルン戦を考えてターンオーバーをするも敗戦。序盤から激しく前からプレスをすることは辞めて、ボールへは寄せていくもののパスコースを切りながら寄せて、入ってきた縦パスをつぶしに行く感じになった。守備をいろいろ試している段階なのだと思う。攻撃についてはペナルティエリア内でクロスに合わせる人員・人材がいない。サイドアタックを仕掛ける意図は伝わってきたが、これを解決しないと得点は増えなそう。バイエルン戦はとても厳しい戦いになりそうです。
ベティス
4-4-2の守備ブロックは結構間延びしていたが要所はグアルダード、バルトラが防ぐ。攻撃はカナーレスのキープ力や展開力を起点としてウィリアン・ジョゼやファンミがフィニッシュする形ができている。このまま上位をキープできそうです。
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