俺から見たオサスナ対バルセロナ

第17節、オサスナ対バルセロナです。

 

CFにルーク・デ・ヨング、CBにウムティティを起用し、3-4-3で臨みました。

 

前半

1分、左サイドからオサスナのロングスロー。アラウホがヘッドでクリア。ボールは中央にこぼれ、モンカヨラがミドルシュート。テア・シュテーゲンがキャッチします。

 

オサスナは4-2-3-1。序盤から前からプレスをかけます。一方、バルサはそれほど前から仕掛けていきません。

 

11分、バルサの二次攻撃。左サイドでガビがボールキープし、中を確認。右ハーフスペースにするするとニコが走り込みます。ガビはすかさずクロス。ニコがフリーで受けてシュート。

 

バルサが先制します。

 

13分、オサスナの右からフリーキック。2列目から走り込んだダビド・ガルシアがゴール左にヘッドで叩き込みます。

 

オサスナがすぐに同点に追い付きます。

 

20分、オサスナのコーナーをはね返し、バルサのロングカウンター。自陣左ハーフスペースをアブデがドリブルで持ち上がり、ペナルティエリアの手前で中央のルーク・デ・ヨングにパス。ルーク・デ・ヨングは右のデンベレにパス。

しかしパスが短くDFがクリア。

 

バルサは攻め込む時間はあるもののシュートチャンスを作れません。

 

一方、オサスナは時折鋭い攻撃を見せますが、シュートは目の前のDFにブロックされます。

 

前半は1-1で折り返します。

 

後半

バルサのパスが少し回り始めます。

 

48分、ガビが左ハーフスペース自陣ペナルティエリアから右側ハーフスペースへパス。目の前にいたブスケツが避けようと体をひねりますが、ブスケツの手に当たります。オサスナの選手はハンドを主張。主審は故意ではないと判断しプレーオン。ボールを受けたニコが右のデンベレに展開し、バルサがロングカウンターを仕掛けます。デンベレは縦にドリブル突破しクロス。ニアでウナイ・ガルシアがさわりですファーに抜けたボールをアブデがボレーシュート。ゴールネットに突き刺します。

 

バルサが2-1とリードを奪います。

 

58分、デンベレが右サイドからカットインしてシュート。ファーサイドに外します。

 

73分、オサスナが同点を目指して攻勢を強めてきたので、バルサはニコに代えてミンゲサを投入し、4-3-3にシステムチェンジ。流れを引き戻します。

 

85分、オサスナの左コーナー。バルサははね返しますが、中央にこぼれたボールをチミー・アビラが地を這うミドルシュート。ゴール左に突き刺します。

 

オサスナが同点に追い付きます。

 

95分、右サイドからジュトゥグラがクロス。ファーサイドのコウチーニョがボレーで合わせますが枠の右。ウナイ・ガルシアが後ろから押しましたがノーファールでした。

 

2-2で試合終了。勝ち点1ずつを分け合いました。

 

気になったプレーヤー

オサスナ

＃18キケ・ガルシア

1トップで孤立することあったが、サイドに流れて攻撃の起点を作る。

 

＃9チミー・アビラ

この選手のゴールはゴラッソが多いが、同点ゴールも同様で素晴らしいシュートだった。

 

＃7モンカヨラ

精度の高いキックでチャンスを作った。

 

バルセロナ

＃11デンベレ

この日はキレもなくいまいち。好不調の波が激しく、負傷交代。

 

＃33アブデ

左サイドで攻撃を活性化。リーガ初ゴールはお見事だった。試合に出るたびに成長を感じられるので、このまま成長してほしい。

 

＃28ニコ

こちらもリーガ初ゴール。もっと前線に顔を出せると良い。

 

＃21フレンキー・デ・ヨング

攻守にわたり動き回る。勝ち越し点もフレンキー・デ・ヨングのフリーランニングが効いていた。

 

＃17ルーク・デ・ヨング

運動量は少ないし、ボールは収まらない。

 

＃23ウムティティ

パスミスが目立った。堅い守備も取り戻せず。

 

＃30ガビ

いつもより低い位置でプレー。もう一列前のほうが活きる気がする。

 

総括

オサスナ

バルサにチャンスはほとんど与えず、セットプレーで2得点。狙い通りの結果は得たのではないかと思う。バルサ対策で前線の人数を減らしているのではないかと思うが、カウンターに行く際にもう1人選手が絡めると面白い。

 

バルセロナ

怪我で前線の選手の不足しているのが痛い。サイドでアブデやデンベレが仕掛けてクロスを上げようとしても、中にいるのはルーク・デ・ヨングのみという場面が多い。チャンピオンズリーグで戦ったバイエルンだと3人はペナルティエリアの中に進入してゴールを狙っています。実際、アブデの得点シーンでは、ルーク・デ・ヨング、フレンキー・デ・ヨング、アブデの3人がゴール前に飛び込み、ファーサイドまで抜けてきたボールをアブデが決めています。このような場面を多く作れるようにならないと得点は増えないと思います。ファティ、メンフィス、ブレイスウェイト、アグエロ、セルジ・ロベルト、ジョルディ・アルバをけがで欠く現状の戦力で、攻守に置いてどのような戦術を落とし込んでいくのか、シャビにはとても厳しい難題が課せられています。今年のあと2試合をこなし、ウィンターブレイクで一息つきつつ、改善していってほしいと思います。

 

おまけ

あくまで個人的な勘ですが、ターニングポイントになる勝ち試合が出てくると波に乗れそうな気がします。17・8年ほど前はエドガー・ダヴィッツが加入し、ロナウジーニョ、クライファート、サビオラのトリデンテがハマって急に勝ち出した記憶があります。そんな再現を期待したいところです。