俺から見たマジョルカ対バルセロナ

第19節、マジョルカ対バルセロナです。

 

バルサは出場停止、怪我、コロナウイルス感染と中盤より前が半分以上起用できない状況です

 

GKテア・シュテーゲン、CBにピケとエリック・ガルシア、左SBアラウホ、右SBミンゲサ、アンカーにフレンキー・デ・ヨング、左CHリキ・プッチ、右CHニコ、左WGジュグラ、右WGアコマシュ、CFルーク・デ・ヨングで臨みました。

 

久保はコロナウイルスに感染したようでベンチ外でした。

 

前半

バルサは4-3-3で前からパスコースを限定してボールを回収、マジョルカは4-4-2の守備ブロックを作り、カウンター狙い。

 

序盤からバルサが押し込む展開になります。

 

7分、ゴール正面右からピケの直接フリーキック。壁は避けますが枠の右に外れます。

 

9分、右サイドでミンゲサが前方のアコマシュに縦パス。アコマシュは中に持ち出しニアへシュート。レイナがセーブ。

 

直後のコーナーキック。DFがクリアするも中央にこぼれたボールをリキ・プッチがダイレクトシュート。枠の上に外れます。

 

16分、バルサがマジョルカを押し込み、ジュグラが左からドリブルで仕掛け、左45度からファーサイドへ右足シュート。枠の右に外れます。

 

28分、ジュグラがマジョルカ陣内中央でボールカット。こぼれ球をリキ・プッチがニコに戻します。ニコはバイタルエリアのジュグラにパス。ジュグラはトラップからアウトサイドでスルーパス。走り込んだルーク・デ・ヨングがレイナの手前で触り、ボールはゴールへ転がります。しかし、右ポストに嫌われ、ゴールならず。

 

同じく28分、バルサがマジョルカを押し込み、右サイドからミンゲサがクロス。ジュグラが体を張りDFをブロック。抜けたボールをルーク・デ・ヨングが強烈なジャンピングボレー。バーに嫌われます。

 

立て続けに、ルーク・デ・ヨングが決定機を迎えますが決めきれません。

 

32分、マジョルカの左コーナーキック。一度ははね返されますが、ババがダイレクトミドルシュート。テア・シュテーゲンが正面でキャッチします。

 

43分、バルサがマジョルカを押し込み、左からジュグラが仕掛けようとして止め、リキ・プッチに戻します。リキ・プッチは中にドリブルしてから、右のミンゲサに展開。その間にアラウホがファーサイドに走り込みます。ミンゲサはフリーでファーサイドへクロス。レイナがパンチングしようと飛び出ますが、届かないと判断してストップ。しかし、足を滑らせ転倒。アラウホの手前に入り込んだルーク・デ・ヨングがヘッドで叩き込みます。

 

ゲームを支配したバルサが先制し、1-0で前半を折り返します。

 

後半

マジョルカがプレスをかける位置を上げて、押し返し始めますが、依然としてバルサが優勢。

 

57分、左からフレンキー・デ・ヨングのフリーキック。中央のリキ・プッチにショートパスで変化をつけ、リキ・プッチは左の高い位置にいたアコマシュにパス。アコマシュはファーサイドにクロス。ピケがヘッドで合わせますが、DFがブロックし、レイナがキャッチ。

 

58分、左ハーフスペースをエリック・ガルシアが持ち上がり前方にスルーパス。左から駆け上がったアラウホがダイレクトでDFとGKの間に鋭いクロス。ニアでルーク・デ・ヨングが合わせますが、クリーンヒットし過ぎて、枠の上に外します。

 

徐々にバルサの運動量が落ち、足をつる選手が出てきます。それに乗じてマジョルカが押し返し始めます。

 

83分、マジョルカが左からフリーキック。DFラインの裏にいれたボールにフリーで抜け出したエンブラがヘッド。枠の上に外します。

 

88分、バルサのペナルティエリア内左ハーフスペースでジャウメ・コスタがボールキープし、左サイドを駆け上がったマフェオにパス。抜け出したマフェオがクロス。ニアのフェル・ニーニョがヘッドで合わせますがクリーンヒットし過ぎて、枠の右に外します。

 

91分、マジョルカがバルサを押し込み、右からガラレタがファーサイドへクロス。ジャウメ・コスタがマーカーのフォーチュニーを振り切りダイレクトボレー。至近距離からのシュートにテア・シュテーゲンが驚異的な反応を見せ、右手一本でスーパーセーブ。

 

バルサがマジョルカの反撃を許さず、1-0で勝利しました。

 

気になったプレーヤー

マジョルカ

#18ジャウメ・コスタ

アコマシュに走るコースを阻まれ、フラストレーションを溜め、アラウホのちょっとした遅延行為に苛立ち、イエローカードを受ける。ちょっとかわいそうでした。終了間際のシュートは惜しかったがテア・シュテーゲンを誉めるべきでした。

 

バルセロナ

#22ミンゲサ

やることが明確になり、プレーが安定した印象を受けた。クロスからアシストを記録。

 

#17ルーク・デ・ヨング

こちらもやることが明確になり、前からプレスをかけてパスコースを限定する。しかし、リキ・プッチ、ニコとの連携が悪く、上手く機能したとは言い難い。一方、攻撃ではビッグチャンスを3回で1点奪ったが、残り2つは最善を尽くしたけど運が悪かったのでしょうがない。移籍報道が出ている中でよく頑張ったと思う。

 

#6リキ・プッチ

久しぶりの先発出場。試合序盤はパスが弱くてとられそうになることシーンが見られて心配したが徐々に調子を上げてきた。ただ、バックパス、横パスでリズムを作ることはできたが、縦パスが少ないのでもっと仕掛けのパスを入れたい。

 

#29ジュグラ&#37アコマシュ

守備時には敵SBを捕まえるべく、最終ラインまで戻る献身性をみせる。

 

#1テア・シュテーゲン

後半インジュリータイムでのスーパーセーブは必見。あのセーブで勝ち点3を奪うことができた。

 

#3ピケ

若い選手が多い中、試合を引き締める。

 

総括

マジョルカ

攻撃のキーマンが不在。イ・ガンインが頑張ってはいたものの違いを出せるほどのプレーは見せられず。久保がいたら変わっていたのかもしれないが、チームの守備力が落ちるので何とも言えない。コロナウイルス感染者がいたのでベストメンバーが組めたわけではないと思うが、まずはボールの奪いどころとそこからどのように攻撃を仕掛けるかが課題のように見えた。

 

バルセロナ

主力の半数以上を欠き、よく勝ち点3を奪ったと思う。さらに怪我の功名と言えるのかもしれないが、カンテラ主体だったおかげでポゼッションサッカーがある程度機能し、試合の主導権を握ることに成功。後半に運動量が落ち、足がつる選手が出るまでできた。コロナウイルス感染者の不在を嘆くのは止め、開き直って若手選手に経験を積ませてチーム力の向上につなげたい。

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