俺から見たグラナダ対バルセロナ
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ゆーすけ
2022年01月09日 05:29 visibility228
第20節、グラナダ対バルセロナです。
バルサは多くの選手が復帰しました。右SBにアウベス、CBにエリック・ガルシア、ピケ、左SBにアルバ、 アンカーにブスケツ、CHにニコとガビ、左WGにジュグラ、右WGにデンベレ、CFにルーク・デ・ヨングで臨みました。
前半
グラナダは4-4-2でコンパクトな守備ブロックを作り、縦パスを潰しにいきます。
パスを回すバルサと主導権争い。
7分、左でパスを回し、ガビが右足クロス。 トレンテの裏を取ったルーク・デ・ヨングが完全に脱け出しヘッドでファーサイドに流し込みます。しかし、オフサイド。VARで確認すると左サイドのパス回しの時に、ガビがオフサイドでした。
バルサが主導権を握ります。
16分、バルサは左でパスを回し、ジュグラがペナルティエリアの横でボールを受けて縦にドリブルで仕掛けクロス。ニアに走り込んだルーク・デ・ヨングがスコーピオンキック。枠の上に外します。
20分、テア・シュテーゲンが右ハーフスペースに上がったアウベスにフィード。アウベスはダイレクトで右のデンベレにパス。デンベレは中央にロングスルーパス。アウベスには合わず、中央から右ハーフスペースに走り込んだルーク・デ・ヨングが脱け出しますが、トレンテがルーク・デ・ヨングの背中を押し、倒します。P.K.だと思いましたが、ファールなしでした。
23分、左からニーバが右足クロス。ブスケツがクリアも中央いき、ミラが拾ってペナルティエリアに進入。ガビが手をかけ、ミラがバランスを崩して転倒。右にこぼれたボールをマリンが拾ってシュート。枠の上に外します。
25分、高い位置でボールを奪ったグラナダの速攻。右ハーフスペースから中に入ったプエルタスが左ハーフスペースのマチスにパス。マチスはトラップからシュート。テア・シュテーゲンがファインセーブ。
30分過ぎ、バルサが落ち着いてパスを回し、主導権を奪い返します。
前半は0-0で折り返します。
後半
試合の流れは変わらず、バルサペース。
50分、右サイドからのコーナーキックにピケがヘッドで合わせますが枠の左へ外れます。
56分、左からジュグラが中にドリブルしニコとパス交換して右のアウベスにパス。ジュグラはゴール前ニアへ走り出します。アウベスはアーリークロス。ファーサイドにいたルーク・デ・ヨングがビクトル・ディアスの裏をとり、ヘディングシュート。マキシミアーノが触りますがニアへ決めます。
バルサが先制します。
59分、ニーバが左サイドに流れてボールを受けてクロス。中央でプエルタスがヘッドも枠の右。
両チーム交代を使い、試合は膠着状態になります。
75分、グラナダの波状攻撃を市のいたバルサのカウンター。アブデが左サイドを持ち上がりカットインからファーサイドへシュート。枠の右に外れます。
79分、ガビが2枚目のイエローカードを受けて退場。グラナダが攻勢に出ます。バルサは攻め手が無くなり、押し込まれます。
82分、グラナダは左ショートコーナーから一度戻してミドルシュート。テア・シュテーゲンの手前でバウンドしますが、テア・シュテーゲンはキャッチします。グラナダの選手がつめていたので、キャッチできていなければ危なかった。
85分、左サイドからグラナダのフリーキック。ファーサイドのドゥアルテがヘッドも枠の右に外れます。
88分、左サイドをスアレスがドリブルで突破しクロス。中央のモリーナが合わせますがラングレがブロックし、アルバがクリア。
直後のコーナーキック。ファーに抜けたボールをプエルタスがダイレクトシュート。左サイドネットに突き刺します。
グラナダが同点に追いつきます。
93分、テア・シュテーゲンがキックミス。モントロがトラップからループシュート。慌ててゴールに戻ったテア・シュテーゲンがはじき出します。
1-1の引き分けに終わりました。
気になったプレーヤー
グラナダ
#15ニーバ
機を見てオーバーラップし、目の前にDFがいても、上手くDFをかわしてクロスを上げる。玄人好みの名人芸を見せられた感じです。
#35コリャード
バルサからレンタル中。ボールを持つとちょっとドリブルで仕掛ける。持ち過ぎな感じも受けたので目立った。
#10プエルタス
同点ゴールはお見事。狭い隙間を決めました。
バルセロナ
#8ダニエウ・アウベス
リーグ戦再デビュー。序盤はサイドを突破されて守備面の不安を抱えたが、徐々に改善。試合途中のスタッツでボール回収回数が10回と出ていた。アシストも見事だった。
#17ルーク・デ・ヨング
前節からの好調を維持。オフサイドで取り消された得点を奪ったシーンでは絶妙の飛び出しを見せた。得点だけでなく、前から献身的にプレスをかけてパスコースを限定し、前線でこまめに動き直してグラナダのCBを悩ませた。放出せずにこのまま使い続けても戦力になることを示した。
#3ピケ
高い位置でボールを回収。ピケのDFライン設定がチーム戦術の肝。
#30ガビ
イエローカードは2枚とも中盤でのボールの奪い合いで出されたもの。今シーズン、審判が退場者を出しまくっている状況を考えて試合に臨みたかった。もったいない。
#18アルバ
オーバーラップというよりは偽ボランチで全体の押し上げを担う。
#1テア・シュテーゲン
1失点したもののファインセーブを見せ好調を維持。
#7デンベレ
不用意なボールロストを繰り返す。相変わらず好不調波が激しい。個人的には冬の移籍市場で売却したい。しかし、怪我が多いし夏には移籍金なしで獲得できるわけだから、獲得に乗り出すチームはいないと思う。
総括
グラナダ
守備ブロックは整っており、左サイドの攻撃もある程度計算できる。あとは得点数が伸びてくれば順位が上がってきそう。
バルセロナ
アラウホとフレンキー・デ・ヨングが怪我で離脱。その穴は感じなかったし、グラナダを押し込んだ際にはスムーズに2(ピケとエリック・ガルシア)-3(ブスケツ、アルバ、アウベス)-5とシステムを変更。シャビの戦術がチーム全体に浸透していることが見てとれた。結果は残念だったが、確実にチームは進化しています。一方、選手交代にはちょっと失敗。アブデとメンフィスを投入する際にルーク・デ・ヨングではなく、デンベレを代えておけば良かったと思う。デンベレの1発に期待したのだと思うが、この試合のデンベレは大ブレーキ。メンフィスとアブデをWGで起用し、ターゲットマンでルーク・デ・ヨングを残しておけば、もっと攻撃が機能したと思う。
おまけ
審判のジャッジがひどすぎる。P.K.疑惑は同じ基準で裁いたのでいいが、ブスケツのハンドを見逃したり、コンタクトプレーのファールをとったり、とらなかったりした。それほど荒れる内容ではない試合で、イエローカード8枚は多すぎる。今シーズン担当した試合の半数以上で退場者を出した審判だそうです。元々ジャッジがひどいのかもしれないが、いい試合を見たい私としては残念だった。
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