俺から見たバルセロナ対アスレティック・ビルバオ

第26節、バルセロナ対アスレティック・ビルバオです。

 

バルサはアルバは出場停止、ターンオーバーでフレンキー・デ・ヨングがベンチスタートです。左SBにデスト、CHはペドリとガビのコンビで臨みました。

 

前半

ビルバオは4-4-2の守備ブロックを作り、カウンター狙い。バルサはポゼッションを高め、パスを回し、ビルバオの守備ブロックを片サイドに寄せて素早いサイドチェンジで揺さぶりをかけます。

 

前からのプレスでボールを奪いにいくバルサがビルバオのカウンターを許さず、ビルバオを押し込みます。序盤からバルサが主導権を握ります。

 

15分、バルサの右コーナー。中央でピケがヘッドも、ザラガがクリア。その後ゴール前で混戦になりますが、バルサは押し込めず。

 

17分、左サイドでペドリがキープしターンでDFをかわし、前方にスルーパス。フェラン・トーレスが走り込み、キープから中央へ横パス。フリーで走り込んだガビがダイレクトシュートも枠の上に外します。

 

18分、シモンのゴールキックを左ハーフスペースでビジャリブレが胸で左サイドのセラーノに落とします。セラーノ左ハーフスペースのラウール・ガルシアに楔を入れ、ラウール・ガルシアはダイレクトでベスガに落とします。ベスガはダイレクトで中央へスルーパス。右からザラガが走り込み、デストのマークにつかれながらもトラップからシュート。テア・シュテーゲンが正面でキャッチ。

 

22分、ビルバオは巧く右サイドへボールを展開し、レクエがアーリークロス。マイナス気味に入ってきたボールを、ピケが足を伸ばしてクリア。こぼれ球にベスガが素早く反応し、ミドルシュート。枠の上に外れます。

 

27分、ビジャリブレが左ハーフスペースでラウール・ガルシアにヘッドで落とし前方へ。ラウール・ガルシアはすぐさまリターンパス。ビジャリブレはサイドを突破し角度のないところからシュート。テア・シュテーゲンが叩き落としてキャッチ。

 

30分、右でトラオレがボールをキープし、抜かずにクロス。中央にオバメヤンが走り込みヘッドを狙いますがわずかに合わず。

 

31分、トラオレが右ハーフスペースをドリブルで持ち上がり、左ハーフスペースのオバメヤンにパス。オバメヤンはタメてから、外を回ったフェラン・トーレスにパス。フェラン・トーレスはダイレクトシュートも、シモンがセーブ。

 

36分、バルサの左コーナー。ニアでピケがヘッド。バーに弾かれ、ファーサイドにこぼれたボールをオバメヤンが体勢を崩しながらもボレーシュートを決めます。

 

バルサが先制。その後決定機はなく、1-0とバルサがリードして前半を折り返します。

 

後半

少しビルバオが押し返し始めます。

 

50分、バルサは左でパスを回し、右のトラオレに展開。トラオレはタメてからアーリークロス。DFが触りファーに抜けたボールをフェラン・トーレスが拾い、トラップからシュート。レクエがブロック。

 

62分、左ハーフスペースからブスケツがDFラインの裏へフィード。レクエがカットするも後方にこぼれ、DFが一瞬躊躇した間にフェラン・トーレスがかっさらいます。シモンと1対1になったフェラン・トーレスはゴール左下を狙ってシュート。シモンが完全に読み切りファインセーブ。

 

64分、ビルバオが左サイドからクロス。ファーサイドのビジャリブレがヘッド。競り合ったピケが背中でブロック。こぼれ球をデストがクリアします。

 

68分、バルサのカウンター。左でボールを受けたデンベレがキープし、外を回ったフレンキー・デ・ヨングにパス。フレンキー・デ・ヨングはクロス。下がりながらオバメヤンがヘッドで合わせますが、力なくシモンがキャッチします。

 

72分、右サイドでパスを回し、中央のフレンキー・デ・ヨングが左のデンベレに展開。デンベレは縦に仕掛けて角度のないところからニアの上をぶち抜くシュート。

 

バルサが追加点を奪い2-0とします。

 

77分、左サイドでニコ・ウィリアムズが縦にドリブルで仕掛け、アウベスを振り切りクロス。テア・シュテーゲンがはじき、ファーにこぼれたボールをセラーノが押し込もうとしますがデストが体を入れてクリア。

 

84分、バルサのペナルティエリアの左でダニ・ガルシアがペドリにプレスをかけてボールを奪い返し、サンセットが拾って中に戻りながらドリブルし、中央のイニャキ・ウィリアムズにパス。イニャキ・ウィリアムズはピケを背負いながら反転してシュート。コースが甘くテア・シュテーゲンがキャッチします。

 

89分、ハーフウェーライン手前左サイドでペドリが2人かわして前方のルーク・デ・ヨングにパス。ルーク・デ・ヨングはサイドに開いたフレンキー・デ・ヨングにパス。フレンキー・デ・ヨングはペドリに戻します。ペドリはすぐさま右サイドへ絶妙なロングフィード。デンベレが走り込んで受けて中にドリブルしながらクロス。ニアでルーク・デ・ヨングがヘッドで合わせてファーサイドに流し込みます。

 

バルサが3-0とします。

 

92分、フレンキー・デ・ヨングが右サイドのデンベレにフィード。デンベレはドリブルで仕掛け相手を抜かずにDFとGKの間にクロス。ファーサイドのメンフィスがハーフボレー合わせてさらなるダメ押し点を奪います。

 

バルサが終盤に2得点を加え4-0で快勝しました。

 

気になったプレーヤー

#16ペドリ

この試合では見事なボールキープ、サイドへの展開で大活躍。3点目の起点となったプレーは「素晴らしい」の一言。

 

#2デスト

以前左SBとしてダメ出しをした記憶がありますが、シャビのもとで大きくレベルアップ。偽SBとして堂々とふるまう。

 

#19フェラン・トーレス

決定機は来ている。複雑なことは考えず、シュートを打つべし。他のプレーで大きくチームに貢献しているのは明らかなので、周囲の声は気にしなくていい。

 

#9メンフィス

復帰戦で得点。焦らずコンディションを上げていってほしい。

 

#17ルーク・デ・ヨング

短時間でも結果を残せているのは心強い。

 

#25オバメヤン

前線のターゲットマンとしてチームを機能させる。

 

アスレティック・ビルバオ

#6ベスガ

チャンスの際には顔を出したが、数は少なく得点を演出できず。

 

総括

バルセロナ

序盤からアスレティック・ビルバオを圧倒。後半息切れ気味だったが、終盤に猛攻を見せてとどめを刺す。サイドでボールを回し、相手の守備ブロックを寄せさせてからサイドチェンジでチャンスを作る。トラオレやデンベレがサイドに張って1対1に強いから機能する部分は大きいが、チームとして方向性がしっかりしているのが見えた。また、メッシがいなくても十分に美しいサッカーをしながら勝てるようになってきた。

 

アスレティック・ビルバオ

完敗。前半は耐えて、後半にウィリアムズ兄弟を起用して勝ち点を奪うプランだったと思うが、バルサの攻撃の前に手も足も出ない状態。初めからフルメンバーで臨んだほうが面白かったと思う。

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