俺から見たバルセロナ対ガラタサライ

ヨーロッパリーグ決勝トーナメント2回戦1st leg 、バルセロナ対ガラタサライです。

 

バルサはターンオーバーでピケ、ブスケツ、オーバメヤンがベンチスタート。エリック・ガルシア、ニコ、メンフィスが先発しました。

 

前半

ガラタサライは4-2-3-1で守備ブロックを作り、ハーフウェーラインぐらいからボールにプレスをかけます。

 

序盤はバルサがボールを保持し、バルサが少し優勢です。

 

10分、バルサが完全にガラタサライを押し込みます。ただ、ガラタサライは中央を閉めてゴール前を固めたため、右サイドのトラオレがドリブル突破ぐらいしか期待できません。

 

20分まででポゼッション率がバルサが78%と圧倒しますが、徐々にガラタサライがカウンターでバルサ陣内に入れるようになってきます。ただ、ペナルティエリアまで入り込めず、膠着状態。

 

26分、ゴール正面左からメンフィスのフリーキック。ニアの上を狙いますがコースが内側になり、ペーニャがファインセーブ。

 

35分、アクテュルコールの1人カウンター。ガラタサライ陣内、左ハーフスペースでアクテュルコールがボールを奪い左サイドへドリブルで持ち上がり、デストを抜きカットイン。カバーに入ったフレンキー・デ・ヨングをかわしてシュート。エリック・ガルシアがスライディングブロックを試み、少し触り、ボールは枠の上に外れます。

 

40分、トラオレが右からアーリークロス。ボイーがクリアし、ファーに流れたボールをフェラン・トーレスがボレーシュート。ボイーがブロック。

 

同じく40分、左サイドでボールを受けたメンフィスが中に持ち出し左45度からミドルシュート。ペーニャがファインセーブ。

 

0-0で前半を折り返します。

 

後半

バルサは3枚代え。ニコ、アラウホ、フェラン・トーレスを下げて、ブスケツ、ピケ、デンベレを投入します。

 

前半よりも両チーム共に攻撃的になり、相手ペナルティエリアに迫ってきます。

 

55分、右からトラオレがドリブルで仕掛けて、中央のペドリへパス。ペドリはすぐさま左のデンベレにパス。デンベレは中に持ち出しシュート。DFがブロックし、ファーにこぼれたボールをトラオレが拾って中に持ち出しシュート。DFがブロック。

 

56分、左ショートコーナーからメンフィスがクロス。ニアでブスケツがヘッド。ペーニャが上にはじき出すファインセーブ。

 

バルサが攻勢に出ます。

 

61分、トラオレが右サイドでDFを抜き去りクロス。DFがクリアするも左ハーフスペースにこぼれたボールをアルバが右足ボレー。ボール1個分、ポスト左に外れます。

 

63分、左サイドからデンベレが中央にパス。フレンキー・デ・ヨングがフリーで受けてミドルシュート。ペーニャが正面ではたき落としてキャッチします。

 

68分、左からデンベレが右足のアーリークロス。GKとDFの間に入ったボールにオーバメヤンがつめますがわずかに合わず。

 

72分、デンベレが左からカットインしてシュート。枠の上に外れます。

 

74分、デストが右サイドの高い位置でボールを奪い返して右のトラオレにパス。トラオレはアクテュルコール、ベルカン・クトルを立て続けに抜き去りクロス。中央でペドリがDFとつぶれ、こぼれたボールをオーバメヤンがオーバーヘッド。当たり損ねてゴール前にこぼれたボールに走り込んでいたフレンキー・デ・ヨングが無理やり合わせます。ボールは左ポストに当たり、跳ね返ったボールをペーニャがキャッチします。

 

その後は両チームともに決定機は作れず、スコアレスドローで終了しました。

 

気になったプレーヤー

#7デンベレ

今日は不調。ボールをもらってから次のプレーを考えるので周囲のリズムが崩れる。ドリブルは良いものを持っているが一か八かという感じで奪われるとカウンターを食らいやすい。そして相変わらずシュートは枠をとらえないし、上に外すとこぼれ球も期待できない。

 

#11トラオレ

ドリブルの仕掛けどころを心得ているので勝率が高い。また、奪われてもチーム全体で奪い返しやすい位置でドリブルを仕掛ける。やっぱりトラオレのほうがチームとして機能しやすい。

 

#28ニコ

ゴール前への飛び出しがほしかった。後半、フレンキー・デ・ヨングがその動きでチャンスを作った。

 

#5ブスケツ

いるといないで大違い。後半投入されてからバルサの好守の基準点が定まった感じを受けた。

 

#19フェラン・トーレス

今日は効果的な動きができなかった。

 

#9メンフィス

高い位置でボールを受けることができず。足元だけでなくスペースも狙う動きがほしい。

 

ガラタサライ

#26イニャキ・ペーニャ

ファインセーブを連発。今日は大当たりの日だった。

 

#7アクテュルコール

攻撃の起点で、唯一攻撃の可能性を感じた選手。

 

総括

バルセロナ

ターンオーバーの結果、前半は機能しなかった。後半、ブスケツをアンカーに置き、フレンキー・デ・ヨングをCHで起用して攻撃が活性化。ただ、デンベレが持ちすぎるとリズムが悪くなり、デンベレが自分の力で何とかしようとする悪循環。ベストメンバーを組めれば、攻守のバランスも格段に良くなるので、2nd legはそれほど心配はしていない。

 

ガラタサライ

守備ブロックは良いものを作れたし、アクテュルコールが攻撃のキーマンになる。ただ、アクテュルコールが抑えられると打つ手がない。

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