俺から見たバルセロナ対オサスナ

第28節、バルセロナ対オサスナです。

 

バルサはガラタサライ戦から、ガビ、ブスケツ、アウベスが先発復帰しました。

 

前半

オサスナは4-2-3-1で守備ブロックを作り、ハーフウェーラインぐらいからボールに寄せます。バルサは落ち着いてパスを回し、徐々にオサスナを押し込みます。

 

9分、オサスナは最終ラインでクルスが横パスをミス。デンベレが拾ってドリブルで仕掛けて右45度からミドルシュート。枠の右に外れます。

 

12分、左サイドのアルバが中央へ下がってきたオーバメヤンに楔を入れます。オーバメヤンはダイレクトでブスケツにパス。その間にガビが左ハーフスペースをかけ上がります。ブスケツはガビの動きに合わせてループパス。ガビはペナルティエリアに進入しますが、ナチョ・ビダルに倒され、バルサがP.K.獲得。フェラン・トーレスがゴール右下に決めてバルサが先制します。

 

20分、右サイドからデンベレがゴールに向かってドリブルし、左ハーフスペースにスルーパス。フェラン・トーレスが走り込み、セルヒオ・エレーラと1対1になり、落ち着いて股抜きシュート。

 

バルサが2-0と突き放します。

 

22分、ガビが右から左へ大きくサイドチェンジ。ナチョ・ビダルがヘッドでクリアするも、ブスケツがダイレクトでナチョ・ビダルの裏へパス。フェラン・トーレスが収めて、強引なカットインからシュート。ダビド・ガルシアがブロック。

 

26分、右サイド。デンベレがボールを受けて、右足でニアへクロス。オーバメヤンが走り込み、足先で合わせてゴール。

 

バルサが3-0とします。バルサはそのままゲームをコントロールし、前半はリードして折り返します。

 

後半

オサスナは3枚代えで試合の展開を変えようとします。

 

47分、ピケがペナルティエリア内でボールコントロールミス。ハビ・マルティネスがかっさらうもテア・シュテーゲンが素早くつめてシュートブロック。未然にシュートチャンスを防ぐファインセーブ。

 

49分、バルサはオサスナを押し込み、DFがクリアしたボールをペドリが回収し、中央のブスケツに戻します。ブスケツは右ハーフスペースへループパス。デンベレが受けて中に持ち出しシュートフェイント。ハビ・マルティネスとクルスをかわして縦に持ち出しシュート。エルナンデスがブロック。

 

50分、右からデンベレがクロス。中央でオーバメヤンがダイレクトシュートもわずかに枠の右に外れます。

 

54分、バルサが右サイドからフリーキック。ゴール前に放り込むかと思われましたが、中央のペドリにパス。ペドリは右ハーフスペースにスルーパス。ピケが抜け出しシュートを決めますが、オフサイドでした。

 

69分、右ハーフスペースでボールを持ったデンベレが右のアウベスとワン・ツーで抜けて縦に持ち出し強烈なシュート。エレーラがファインセーブ。

 

直後のコーナーキック。ショートで始めて、ペドリが中央へパス。アルバがバウンドボールをボレーシュート。エレーラがキャッチします。

 

74分、バルサの右ショートコーナー。デンベレがキープしペナルティエリアの外左ハーフスペースにいたリキ・プッチにパス。リキ・プッチはダイレクトシュート。エレーラがはじいてこぼれたボールにリキ・プッチが凄まじい反応を見せ突っ込みます。エレーラも体勢を立て直し、シュートコースを塞ぐべく飛び出します。リキ・プッチは左にかわします。その間にナチョ・ビダルがゴールに戻りシュートコースを塞ぎます。リキ・プッチは角度のないところからボールを右にずらしてシュートコースを作り、落ち着いてファーサイドネットに蹴り込みます。

 

バルサが4－0とします。

 

83分、バルサは右サイドを崩し、アウベスがゴールライン際からクロス。メンフィスの後ろにボールが入りますが、メンフィスはスコーピオンキックでシュート。枠の左に外れます。

 

試合は4－0で終了。バルサが完勝しました。

 

気になったプレーヤー

バルセロナ

＃19フェラン・トーレス

流れの中から待望の得点をマーク。いくら外してもいいからチャンスに顔を出し続けることが大事。結果は後からついてきます。

 

＃7デンベレ

3アシストと好調。周りと合わせるとき、自分のリズムでプレーするときのメリハリがついてきた。1つ思ったことは、トラオレはほぼ必ず勝てる場面でドリブルを仕掛けるのに対し、デンベレは感覚で仕掛ける違いがある。周囲がデンベレのリズムに気が付き始めたので結果が出てきたが、チーム戦術の中ではかなりイレギュラーな存在。ある意味、毒にも薬にもなるプレーヤーです。

 

＃6リキ・プッチ

ペドリ、ガビ、ニコの後塵を拝しているが、出場すれば攻撃面で違いを出せる。今までに比べてスペースへのフリーランニングが増えたのは評価できる。ただ、ガス欠も早かったので、試合慣れが必要。一方で守備意識が低く、ボールへのよせが甘いのが気になる。ネガティブトラジションを早くすることと運動量を上げることが今後の課題。

 

＃30ガビ

前線への飛び出しで先制点のP.K.を奪う。どんどん前線に飛び出す動きも増やしていくとプレーの幅が広がりそう。

 

＃16ペドリ

攻守にわたり素晴らしい運動量を見せ、攻撃では起点になる。

 

＃24エリック・ガルシア

最近は出場するたびに評価を高めていると思う。安定感が出てきた。

 

＃8アウベス

上手くデンベレを操縦する。中央でボランチとしても活躍。

 

オサスナ

なし

 

総括

バルセロナ

上手くオサスナの守備ブロックをサイドに寄せて逆サイドを突く。早い時間に先制点を奪いゲームをコントロールしながら、出場機会が少ない選手も起用して完勝。この流れでガラタサライ戦、クラシコに臨みたい。

 

オサスナ

バルサにコテンパンにやられる。ボールの取りどころは決まっているような感じは受けなかったし、カウンターも鋭さはない。バルサ対策が失敗なのか、いつもこのような調子なのかはわからないが、順位は中位をさまよいそう。