俺から見たバルセロナ対セビージャ

第30節、バルセロナ対セビージャの2位争い対決です。

 

バルサはクラシコからエリック・ガルシアに代えてアウベスを起用。アラウホをCB
に回します。

 

前半

序盤はほぼ互角。バルサはいつも通りパスを回します。セビージャは4-2-3-1の守備ブロックを作って迎え撃ちます。セビージャは最終ラインと前線の距離を空けて、バルサの中盤と最終ラインを分断し、バルサにコンパクトな布陣を作らせず、ビルドアップしていきます。

 

7分、アラウホが左サイドのフェラン・トーレスにサイドチェンジ。フェラン・トーレスはカットインからヘスス・ナバスをかわしてシュート。枠の上に外れます。

 

11分、左サイドからアルバがクロス。ディエゴ・カルロスがさわり、ファーに抜けたボールをデンベレが拾ってクロス。ニアに走り込んだフレンキー・デ・ヨングがヘッドも枠の上。

 

13分、バルサの右コーナーキック。ニアでアラウホがヘッドも枠の上。

 

徐々にバルサが押し込み始めます。

 

21分、バルサはセビージャを押し込み、左からペドリが中央のオーバメヤンにパスし、ゴール前に走り出します。オーバメヤンはループパスでリターン。左のアルバを狙ったのか、ボールはアルバのもとへ。アルバは角度のないところからダイレクトボレー。枠の上に外します。

 

26分、左ハーフスペースのペドリが右のデンベレに展開。デンベレはクロスを入れますが、レキクに当たり、こぼれたボールをフレンキー・デ・ヨングが拾ってペドリに落とします。ペドリはシュートを放ちますが枠の上。

 

30分過ぎ、セビージャが押し返しますが、5分ぐらいでバルサが主導権を奪い返します。

 

38分、デンベレが右サイドでオフサイドをかいくぐってボールを受け、アウベスに戻します。アウベスはファーサイドにアーリークロス。フェラン・トーレスがトラップからシュートもボノが正面でキャッチ。

 

40分、右からアウベスがアーリークロス。クンデの前に入り込んだオーバメヤンが倒れながら合わせますが枠の左。クンデのファールもありませんでした。

 

43分、右からアウベスがクロス。ファーサイドのアルバが拾ってペドリに戻します。その間に右ハーフスペースでデンベレがDFの裏を狙って走り出します。ペドリはその動きに合わせてクロス。デンベレが頭で落としますが、中に走り込んだフェラン・トーレスにはわずかに合わず。

 

絶好の得点チャンスでした。

 

45分、ハーフウェーライン辺り左サイドでアルバとペドリがパス交換をしてDFを引き付けて、ペドリが中央のブスケツにパス。フリーで受けたブスケツは前方の右ハーフスペースにいたデンベレにパス。デンベレは前を向き前方に走り込んだオーバメヤンにスルーパス。オーバメヤンはファーサイドにシュート。ボノがファインセーブ。

 

前半はバルサが優勢でしたがスコアは動かず、0-0で折り返します。

 

後半

46分、自陣でレキクとオカンポスでアウベスからボールを奪いセビージャのロングカウンター。オカンポスがドリブルで持ち上がりカットインからシュートも当たり損ねて、ボールは真横にとび、ブスケツが触ってこぼれたボールをラメラが拾ってシュート。コースが甘くテア・シュテーゲンがキャッチします。

 

流れはあまり変わらず、バルサが主導権を握ります。

 

50分、左ハーフスペースでボールを受けたペドリは、ラキティッチ、ジョルダン、クンデを立て続けに抜き去り、ゴールライン際からマイナスのクロス。ディエゴ・カルロスがカットします。

 

62分、左のフェラン・トーレスが右のデンベレへパスし、ゴール前に走り出します。デンベレはトラップから中へグラウンダーのパス。走り込んだフェラン・トーレスがシュートもコースが甘く、ボノがファインセーブ。

 

直後のコーナーキック。ニアでアラウホがヘッドもボノが上へはじき出します。

 

64分、ペドリが左のアルバにスルーパス。アルバはトラップから中へパス。フェラン・トーレスが受けてシュートも枠の右。

 

65分、ゴール正面左25mくらいからラキティッチが直接フリーキック。左上を狙いますがわずかに枠の上。

 

67分、セビージャのクリアボールをピケが前に出てカットし、そのままの勢いでミドルシュート。ディエゴ・カルロスに当たり、ゴール右へ流れますが、ボノが外へはじき出します。

 

直後のコーナーキック。ピケが中央でフリーになりヘッド。バーに嫌われます。

 

70分、セビージャを押し込み、左ハーフスペースからブスケツがファーサイドにクロス。デンベレがボレーで地面に叩きつけるもバウンドが大きく枠の上に外れます。

 

直後のゴールキック。セビージャは右サイドを縦につなぎ、マルシャルが受けてドリブルで持ち上がりカットインからシュート。テア・シュテーゲンがセーブ。

 

71分、左ハーフスペースのピケが右ハーフスペースのフレンキー・デ・ヨングにフィード。フレンキー・デ・ヨングは右サイドにデンベレがいることを確認してヘッドで流します。デンベレは深い位置でボールを受けてマイナスのクロス。ペドリがフリーで受けて左に持ち出しシュートフェイントで切り返します。ペドリは慌ててシュートコースに入ったラキティッチのスライディングをかわし、右足でシュートフェイント。ペドリはクンデのスライディングブロックもかわして右に持ち出しシュート。ファーサイドネットに決めます。

 

バルサがペドリのゴラッソで先制します。

 

76分、バルサは右サイドでパスを回してデンベレがクロス。ニアに走り込んだオーバメヤンがDFを引き付けて、中央に空いたスペースに入り込んだフェラン・トーレスが強烈なヘディングシュート。コースが甘く、ボノがほぼ正面でセーブ。

 

92分、セビージャの波状攻撃。左からコロナがクロス。テア・シュテーゲンがパンチングを試みますが、クリーンヒットせず、左ハーフスペースにこぼれたボールをアウグスティンソンがダイレクトシュート。テア・シュテーゲンが驚異的な反応を見せ、横っ飛びキャッチ。

 

1-0でバルサが勝利しました。

 

気になったプレーヤー

バルセロナ

#16ペドリ

試合をこなすごとに別格の風格を醸し出すようになってきた。得点以外にもいいパスを何本も通し、いいポジショニングで攻撃がやり直せるようにする。この試合のMOMです。

 

#1テア・シュテーゲン

セーブ機会が少ない試合で難しかったと思う。パンチングミスのリカバリーの早さは驚異的。

 

#7デンベレ

交代時にスタンディングオベーションを受ける。プレーに迷いがなく、効果的なプレーを選択できるようになった。

 

#25オーバメヤン

おとりになる動きで周囲を助け、バルサの勝利に大きく貢献。影のMOMです。

 

#8アウベス&#18アルバ

大昔はこの二人がSBに入るとバランスの悪さが気になったが、現状は2人とも偽SBでボランチを務めたり、SBとしてオーバーラップしたりできるようになった。経験を積んだ分、とてもいいコンビになっている。

 

セビージャ

#13ボノ

ボノのファインセーブがなかったら大量失点していてもおかしくはなかった。試合を引き締めた。

 

総括

バルセロナ

序盤は前からのプレスをはぐらかされてやりづらそうだったが、徐々に修正し、完勝。得点は1点だったものの数多くのチャンスを作れているので問題なし。フランクフルト戦も期待できそうです。

 

セビージャ

バルサに完敗。守備ブロックを作ったのは良いが、後手に回り、攻撃にいけなくなって耐える時間が増えてしまった。バルサのような相手と普段やっていないので、対策をミスすると上手くいかない。あとはリーガだけなので、1試合1試合しっかり準備して取り組みたい。

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