俺から見たレバンテ対バルセロナ

第31節、レバンテ対バルセロナです。

 

バルサは中盤に久しぶりにニコを起用。ガビとペドリはベンチスタートです。

 

前半

0分、バルサ陣内ペナルティエリアの外でアウベスがサイドチェンジのパスをミス。モラレスがカットし、右足でミドルシュートも枠の右に外れます。

 

いきなりビッグチャンス到来でした。

 

1分、中央のフレンキー・デ・ヨングが左ハーフスペースのフェラン・トーレスにパス。フェラン・トーレスはタメて前方のスペースにスルーパス。フレンキー・デ・ヨングが走り込みクロス。DFにクリアされるも再びフレンキー・デ・ヨングが拾ってボールキープ。アルバがオーバーラップでサポートします。フレンキー・デ・ヨングはアルバを囮に使い中に持ち出しファーサイドへシュート。枠の上に外れます。

 

4分、カルデナスの大きなフィード。モラレスがアラウホの裏を取り、左サイドに持ち出しキープ。その間にレバンテ攻撃陣がゴール前に走り込みます。モラレスは中央にパス。フリーで走り込んだカンパーニャがミドルシュート。テア・シュテーゲンがキャッチします。

 

序盤はレバンテペース。レバンテは5-3-2で、全てのレーンをカバーしつつ、2トップを中心にカウンター狙いがはまります。

 

一方バルサは前からのプレスがはまりません。2人で追うことはできていますが、3人目がおらず上手くいきません。攻撃では、ライン間で受ける選手がおらず、右のデンベレはボールが入るとソンとラドヤの2人で対応され、打開できません。

 

20分、左サイドでフェラン・トーレスがウェーブの動きを入れて中に走り出します。その動きに合わせて、テア・シュテーゲンが絶妙なフィード。フェラン・トーレスが抜け出しトラップからシュート。コースが甘く、カルデナスが正面キャッチ。

 

バルサがレバンテの縦パスを潰し始めて互角に持ち込みます。

 

25分、左サイドでボールを受けたモラレスが細かいタッチでゆっくりカットイン。いつシュートが来るか分からず足を出したアラウホをかわし、カバーに入ったアルバをかわし、テア・シュテーゲンと1対1になります。モラレスは左にシュート。テア・シュテーゲンが右足でファインセーブ。こぼれ球はゴール向かっていきますが、エリック・ガルシアがクリアします。

 

28分、右サイドのフィードからミラモンがクロス。ロジェールがニアに飛び込みますが、アラウホがスライディングブロック。

 

41分、左サイドでカンパーニャがボールを受けてゴール前に走り込むラドヤにスルーパス。ラドヤはトラップからシュートもエリック・ガルシアがブロックし右に外れます。

 

44分、バルサが素早いパス回しで左から右のデンベレに展開。デンベレはドリブルで仕掛けて右ハーフスペースのフレンキー・デ・ヨングにパス。フレンキー・デ・ヨングはミドルシュートを放ちますが枠の上。

 

前半は0-0で折り返します。

 

後半

序盤は前半と変わらぬ、ちょっと膠着した状態です。

 

48分、右からデンベレがドリブルで仕掛けて右ハーフスペースのフレンキー・デ・ヨングにパス。フレンキー・デ・ヨングは右サイドへ戻します。再びデンベレが受けてクロス。ファーに走り込んだフェラン・トーレスがヘッドもカルデナスがファインセーブ。

 

49分、左サイドでソンがドリブルからワン・ツーを狙って中央のラドヤにパス。ラドヤはリターンパス。アウベスがソンを腕で倒してP.K.モラレスがゴール右に蹴り込みレバンテが先制します。

 

54分、レバンテの右コーナーキック。中央でロジェールがヘッド。エリック・ガルシアの手に当たり、再びP.K.ロジェールがゴール右を狙うもテア・シュテーゲンがファインセーブ。

 

56分、バルサはニコ、フレンキー・デ・ヨングに代えてペドリとガビを投入します。

 

58分、アルバが右ハーフスペースバイタルエリアにいたペドリにパス。ペドリは右のデンベレに展開。デンベレは中央に絶妙なクロス。DFの前に入り込んだオーバメヤンがヘッドで叩き込みます。

 

バルサが同点に追いつきます。

 

徐々にスペースが空いてきたのと、ペドリとガビがライン間でボールを受け始め、バルサの攻撃が活性化されます。

 

61分、左サイドをパスで崩し、アルバがクロス。オーバメヤンが下がりながらヘディングシュートも枠の右に外れます。

 

62分、ガビが右サイドでボールを受けて縦にドリブルと見せてDFの重心をずらしてゴールに向かってドリブルで抜き去ります。慌ててDF2人がカバーに来ますが、ガビはマイナス気味に中央へパス。ペドリがダイレクトでミドルシュート。ゴール左に決めます。

 

バルサがあっという間に逆転に成功します。

 

74分、レバンテのカウンター。前線へのフィードを収めて、ダニエル・ゴメスが左のソンに展開。損はドリブルで持ち上がりカットインからシュート。テア・シュテーゲンが正面でキャッチ。

 

徐々にレバンテが押し返し始めます。

 

79分、レバンテは左のモラレスから中央のメレロ、右のカンテ―ロとつなぎ、カンテ―ロがシュート性のクロス。だれも触れずファーに抜けます。だれか触れたら1点が入るようなシーンでした。

 

81分、ダニエル・ゴメスが左に流れてボールを受けてからカットイン。ラングレに倒され、レバンテは三度P.K.獲得。メレロがゴール左に決めて2-2の同点に追いつきます。

 

87分、バルサの速攻。アルバが左ハーフスペースからロングスルーパス。ガビが走り込み一歩抜け出し、カルデナスと1対1になりシュート。カルデナスがファインセーブ。

 

勝ち越しの絶好機を逃します。

 

91分、ゴール前右ハーフスペースにいたルーク・デ・ヨングがするすると中央にポジションをずらします。その動きに対して左からアルバがアーリークロス。ルーク・デ・ヨングはニアでヘディングシュート。ニアサイドに叩き込みます。

 

バルサが終了間際に勝ち越し。そのまま3-2で勝利しました。

 

気になったプレーヤー

バルセロナ

#17ルーク・デ・ヨング

今シーズンのスーパーサブ。短時間でしっかり結果を残した。

 

#30ガビ

逆転ゴールのアシストをしたドリブルは必見。あんな抜き方はあまり見たことがない。

 

#16ペドリ

ライン間でのボールの受け方が絶品。これでバルサの攻撃が活性化しました。

 

#21フレンキー・デ・ヨング

途中交代もパフォーマンスは上々。交代するまではフリーランニングでチャンスを作った。

 

#25オーバメヤン

フランクフルト戦と同様に相手の5バックに手を焼く。それでも1点を奪えるのはすごい。

 

#8アウベス

この試合の出来はいまいち。開始直後のパスミスからフィーリングが悪かったのかな。芝がかなり水を含んでいた影響もあるのかもしれない。

 

#18アルバ

決勝点のアシストは見事。

 

#1テア・シュテーゲン

P.K.を1本防いだことが勝ちにつながる。前半のモラレスの単独突破も止めたし、影のMOM。

 

レバンテ

#11モラレス

ベテランの域に達してもドリブル、ボール技術は衰えない。ホアキンやヘスス・ナバスなどチームのバンディエラ的なベテランになっていきそうです。いつ見てもワクワクさせるプレーを見せてくれます。

 

#21ダニエル・ゴメス

途中出場で攻撃の起点になる。

 

総括

レバンテ

フランクフルト戦を参考にしたのか、5バックで固く守り、カウンター戦術がハマる。カウンターのキレはそれほどでもなかったが、しっかり守って攻撃につなげることができた。勝ち点22で残留するには勝ち点7上のマジョルカ、グラナダを抜かなくてはいけないので厳しいが、今日のような試合を続けられれば奇跡の残留もあり得るかもしれない。

 

バルセロナ

P.K.3回は与えすぎ。アウベスとラングレはファールを取られない守り方があったと思う。一方でチーム全体が過密日程で疲れているようにも感じるが勝つことでいい流れを維持できている。しっかり休息を取りつつ、ホームで迎えるフランクフルト戦に備えたい。

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