俺から見たバルセロナ対エルチェ

リーガ・エスパニョーラ第6節、バルセロナ対エルチェです。

 

バルサはチャンピオンズリーグからターンオーバー。CBにエリック・ガルシア、左SBにバルデ、アンカーにデ・ヨング、右CHにケシエ、左WGにメンフィスを起用しました。

 

前半

エルチェは5-4-1の守備ブロックを作り、ゴール前を固めます。バルサはボールポゼッションを高めつつ、攻め込みます。時間の経過と共に、ゴールへ迫っている感じを受けます。

 

13分、右ハーフスペースでくさびを受けたケシエですが、落としたボールが浮き、ラウール・グティがヘッドでクリア。そのボールをデ・ヨングがダイレクトでスルーパス。中央を抜け出そうとしたレバンドフスキをベルドゥが手で引っ張って倒しレッドカード。

 

エルチェは10人で残り80分ぐらいを戦うことになりました。

 

19分、バルサの右ショートコーナー。デンベレがクロスを上げるキックフェイントから中に切り込みシュート。ゴール右に外します。

 

バルサは右からの攻撃が多く見られます。

 

23分、エルチェのペナルティエリアの外、左ハーフスペースでペドリがボールを受けて中を向き、バックヒールで前方のメンフィスにパス。メンフィスはファーストタッチでせおったDFをかわして前を向きクロス上げるキックフェイントでDFを倒し、角度のないところから右足シュート。バディアがファインセーブ。

 

25分、バルサの左コーナー。ショートで始める素振りをみせてDFを引き付けて左ハーフスペースのデ・ヨングにパス。デ・ヨングはキックフェイントを入れながら中に持ち出しファーサイドにシュート。バディアがファインセーブ。

 

33分、デンベレが右からドリブルで仕掛け、ケシエがニア、レバンドフスキ、メンフィスがゴール前に走り込みます。DFがつられて下がったところでデンベレは中央にパス。ペドリが受けて左に絶妙なスルーパス。走り込んだバルデはDFとGKの間にダイレクトでグラウンダーのクロス。ニアのメンフィスには合わず、中央のレバンドフスキもタイミングは合いませんでしたが、無理やりステップを変えて押し込みます。

 

バルサが先制します。

 

40分、エルチェを押し込み、左のバルデがクロスと見せて右に持ち出し右足でニアのメンフィスの足元にパス。メンフィスはDFを背負いながらトラップし、足裏ターンで縦に突破しシュート。ニアの上に決めます。

 

バルサがメンフィスの個人技で2-0とします。

 

42分、デンベレが右からクロスと見せて切り返し、左足クロス。DFに当たりゴール雨にこぼれたボールをレバンドフスキが拾ってシュート。当たり損ねでタイミングがとりづらいシュートでしたがバディアがファインセーブ。ゴール右に浮いたボールをペドリが押し込みます。しかし、レバンドフスキがシュートを打った際にペドリがお負債府度ポジションにいたため、ノーゴールでした。

 

49分、自陣中央でエリック・ガルシアがボールカットし、センターサークルにいたメンフィスにパス。バルサの速攻。メンフィスはドリブルで持ち上がり、ペナルティエリアの手前でDFを引き付けて右のデンベレにスルーパス。デンベレはダイレクトで落とし、走り込んだケシエがシュート。DFがブロックします。

 

前半は2-0でバルサがリードして折り返します。

 

後半

バルサはケシエに代えてガビを投入します。

 

47分、右に開いたデンベレがインナーラップしたクンデにパス。クンデはDFを引き付けて右のデンベレにスルーパス。デンベレはDFとGKの間に鋭いクロス。ゴール前でヌワンコがクリアミスし転倒。ボールが止まり、メンフィスが拾ってレバンドフスキにバックパス。ゴールにはDF、GKがいましたがレバンドフスキは冷静にゴール左にシュートを決めます。

 

バルサが3-0とします。

 

56分、エルチェを押し込み右ハーフスペースのデンベレがアーリークロス。ファーサイドからメンフィスが飛び込みダイビングヘッド。正面で当たってしまい、ゴール右へ大きく外れます。

 

61分、ハフィーニャが右サイドでキープし、インナーラップしたガビにスルーパス。ガビはマイナスのクロス。ゴール前に走り込まなかったレバンドフスキがフリーで強烈なシュート。バディアが正面でセーブします。

 

70分、DFラインと駆け引きをしていたレバンドフスキが動き直し、その動きに合わせてガビがスルーパス。レバンドフスキはトラップが足元に入り過ぎてしまいますが、ヒールキックでリカバリーし、シュート。枠の上に外します。

 

74分、エルチェを押し込み、左ハーフスペースのペドリが前方にループパス。ファティが抜け出して角度のないところからダイレクトボレー。シュート性のクロスになり、ファーサイドにハフィーニャが飛び込みますが、わずかに届きません。

 

78分、バルサの速攻。ペドリが右のハフィーニャにロングスルーパス。少し長くなり、タッチライン際でハフィーニャが追いつき、ドリブルで仕掛けてから、右ハーフスペースのペドリに戻します。ペドリはファーサイドへのクロスを上げるそぶりを見せてニアへスルーパス。走り込んだフェラン・トーレスが角度のないところからダイレクトシュート。バディアが右足でファインセーブ。

 

79分、バルサの左コーナー。ニアでファティが触り、DFに当たったボールがニアへ。走り込んだアラウホがジャンピングボレーも枠の左へ外します。

 

その後は、バルサはペースダウンし、試合終了。バルサが3-0で勝利しました。

 

気になったプレーヤー

バルセロナ

#9レバンドフスキ

メリハリのある動きでボールを引き出す。周囲にも指示を出し、攻撃を活性化。よく周りを見て動き直し、ボールを受ける時にDFにぶつかられないのがすごい。

 

#14メンフィス

信じられないくらい球離れが良くなった。前回の出場の時は、ベンチメンバー止まりかと思ったが、このプレーが出来るならスタメン争いもできる。

 

#8ペドリ

試合をこなすごとにコンディション、戦術眼が上がっている印象を受ける。

 

#23クンデ

以前に比べて前線にフリーランニングする回数が増えた。相手が10人だったからかもしれないが、SBのタスクも徐々にこなしている。

 

#10ファティ

ゴール前に入り込む独特の感覚は健在。

 

#11フェラン・トーレス

レバンドフスキに代わり、CFで起用される。比較対象がレバンドフスキなので申し訳ないが、ポストプレーなどの動きの質が低い。DFを背負わず受けられるレバンドフスキの技術を盗みたい。

 

#24エリック・ガルシア

相手の楔をしっかりつぶす。試合をこなすごとに安心して見られる選手になってきた。

 

エルチェ

#1バディア

孤軍奮闘。3失点はしたものの、一定の安定感はあった。

 

総括

バルセロナ

開始早々にエルチェが10人になり、危なげなく勝利。ターンオーバーもできて良かった。あえて課題を上げるなら、レバンドフスキがいない時にゴールを奪える決定力がほしい。ある程度チャンスを作ることができているから、ファティやフェラン・トーレスがしっかり決定機をモノにしたい。

 

エルチェ

順位は降格圏。5-4-1の守備ブロックを引くも機能している様子はなく、点を取られないようにゴール前に壁を作っただけ。最初の2失点はオフサイドぎりぎり、角度によってはオフサイドにも見えるものだったが、何度もDFを崩されているので敗戦のいいわけにはできない。チームとして守備の仕方、ボールの奪い方、攻撃の形を作らないとどんどん負け続けそう。早急にチームを立て直す必要があります。

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