俺から見たスーペル・コパ準決勝ベティス対バルセロナ
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ゆーすけ
2023年01月14日 02:13 visibility191
スーペル・コパ準決勝、ベティス対バルセロナです。
バルサはレバンドフスキが先発に復帰。ベストメンバーで臨みました。
前半
ベティスは4-4-2の守備ブロックを作りつつ、ボールホルダーに寄せていきます。バルサも同様に前からプレスをかけていきます。少しバルサのほうがボール保持時間が長いように感じられます。
10分過ぎ、バルサが主導権を奪います。フリーランニングする選手が多く、それが効いている印象です。
20分までにバルサがベティスゴールに迫りますが、ゴール前でレバンドフスキが“らしくない”プレーを繰り返しシュートチャンスまで行きません。一方ベティスは20分過ぎに押し返し始めます。
21分、クンデがテア・シュテーゲンにバックパスをしますが短く、フェキルがカット。フェキルは飛び出してきたテア・シュテーゲンを左にかわしますが、ボールコントロールが大きくなり、追いかけてきたアラウホがクリア。
ベティスは先制点の絶好機を逃します。
直後のコーナーキックをしのいだバルサの速攻。右サイドをセルジ・ロベルトがドリブルで持ち上がり前方のハフィーニャにパス。ハフィーニャは左足に持ち出しアーリークロス。中に走り込んだペドリがジャンピングボレー。ブラボの守備範囲にボールは飛びますが、目の前で打たれたため、ブラボは後逸。ボールはゴールへ吸い込まれます。
バルサが先制したかと思われましたが、ハフィーニャがパスを受けた時につま先が出ており、オフサイド。ノーゴールとなりました。気持ちのいいゴールだったのにもったいない。
30分、ベティスは右のエンリキにサイドチェンジのパスが通ります。エンリキがタメている間にルイバルがオーバーラップ。エンリキはルイバルにパス。ルイバルはマイナスのクロス。カナレスがダイレクトでミドルシュート。DFがブロック。
直後のコーナーキック。中央でペッセッラがヘディングシュート。テア・シュテーゲンがファインセーブ。
34分、右からエンリキがドリブルで縦に仕掛けてアルバの股抜きクロス。ニアにイグレシアスが飛び込みますがアラウホが体を寄せてシュートを打たせず。ファーサイドに抜けたボールをロドリ(ベティス)がつめに行きますが、手前でセルジ・ロベルトがクリア。
直後のコーナーキック。ニアでエンリキが合わせ、ボールはファーサイドへ流れます。クンデがギド・ロドリゲスの手前でクリア。
36分、フェキルが左ハーフスペースをドリブルで持ち上がり、左のロドリ(ベティス)にパス。ロドリ(ベティス)はダイレクトでDFとGKの間にクロス。中央にイグレシアスが走り込みますがわずかに合わず。
39分、バルサのロングカウンター。ペドリが自陣ペナルティエリアからドリブルで持ち上がり、左のデンベレにフィード。デンベレはルイバルを抜き去りカットイン。DFを引き付けてファーサイドに流れたレバンドフスキにパス。レバンドフスキはトラップからシュート。フェリペがスライディングブロックしますが、ボールはレバンドフスキのもとへ。ブラボが飛び出してきますが、レバンドフスキは落ち着いてニアへ蹴り込みます。
バルサが先制します。
44分、ベティスの速攻。エンリキが右ハーフスペースをドリブルで持ち上がり、左ハーフスペースのロドリ(ベティス)にパス。ロドリ(ベティス)は縦に持ち出しシュート。テア・シュテーゲンがセーブ。そのままベティスが波状攻撃。こぼれ球を左サイドのミランダが拾い、外のロドリ(ベティス)に預けてインナーラップ。ロドリ(ベティス)はミランダにリターンパス。ミランダはキックフェイントでガビをかわしてマイナスのクロス。エンリキがダイレクトシュートもテア・シュテーゲンがファインセーブ。
直後のコーナーキック。中央でギド・ロドリゲスがヘッドも枠の右。
前半はバルサが1-0とリードして折り返します。
後半
46分、バルサはベティスを押し込み右サイドから中央のレバンドフスキ、ペドリとつなぎ、左のアルバへ展開。アルバはDFとGKの間にクロス。中央でレバンドフスキが合わせようとしますがキックミス。ハフィーニャも詰めますが合わず。しかし、レバンドフスキがオフサイドでした。
61分、自陣でハフィーニャがボールカットし、バルサのカウンター。ハフィーニャはドリブルで持ち上がり左ハーフスペースのデンベレへパス。デンベレはキックフェイントで中に持ち出しニアへシュート。ブラボがセーブ。
デ・ヨングに代えてブスケツを投入したあたりからベティスが攻勢を強めます。
76分、ベティスがバルサを押し込み、左のロドリ(ベティス)が中央へマイナス気味のパス。ボールを受けたエンリキがシューフェイントでDFを引きつけて左ハーフスペースのフェキルにラストパス。フェキルはダイレクトシュート。
ベティスが同点に追いつきます。直後に交代を用意していたバルサはセルジ・ロベルトとアルバに代えてクリステンセンとマルコス・アロンソを投入。左サイドのアルバはかなりエンリキにやられていたので、もう少し早く手を打ちたかった。悔やまれる展開です。
80分、中央のブスケツが左のアロンソへフィード。アロンソは前方のフェラン・トーレスにパス。フェラン・トーレスは潰されますが、転倒しながらも起き上がって強引に突破。DFを引き付けて中央のレバンドフスキにパス。レバンドフスキはトラップからファーサイドに蹴り込みます。
バルサが勝ち越し点を奪ったかと思いましたが、フェラン・トーレスがオフサイドでノーゴール。
83分、ベティスが右サイドの高い位置でスローイン混戦になりますが、フェキルがサイドを突破しマイナスのクロス。ガビが体を伸ばしてクリア。ボールはファーサイドにいき、ミランダが拾って角度のないところからシュート。テア・シュテーゲンがセーブ。
91分、ペドリが自陣左ハーフスペースから前方のファティの動きに合わせてフィード。ファティが抜け出しシュート。ブラボがファインセーブ。
90分では勝負がつかず、1-1で延長戦に入ります。
延長前半
92分、バルサは右サイドからマルコス・アロンソのフリーキック。中央に入れたクロスはカルバーリョがヘッドでクリア。ファーサイドに流れたボールをファティが難しい体勢から左足のダイレクトボレー。逆サイドに突き刺します。
ファティのゴラッソでバルサが勝ち越します。
100分、右サイドでエンリキがボールを受けてマルコス・アロンソと1対1。エンリキはキックフェイントを織り交ぜてマルコス・アロンソを翻弄して右ハーフスペースのカルバーリョにパスし、DFラインの裏を狙って走り出します。カルバーリョはダイレクトでループパス。エンリキはマルコス・アロンソに対し体を入れてシュート性のクロス。ニアに入り込んだロレンが両腿でトラップ。完全に勢いを吸収してバックヒールでシュート。アラウホの股を抜き、テア・シュテーゲンの脇を抜けてニアサイドからゴールに決めます。
ロレンのゴラッソでベティスが再び同点に追いつきます。
105分、バイタルエリアでレバンドフスキがブスケツからくさびを受けてターン。レバンドフスキは前方の右ハーフスペースから左に流れてきたケシエにスルーパス。ケシエはトラップからシュートもブラボが正面でキャッチ。
延長後半
116分、ハーフウェーラインを超えた辺りでブスケツがカルバーリョからボール奪取。レバンドフスキがこぼれ球を拾ってドリブルで持ち上がり右のフェラン・トーレスにパス。フェラン・トーレスは中を確認し、ファーサイドからDFラインの裏に抜け出そうとするファティの動きに合わせてスルーパス。ファティが抜け出し、バックヒールで合わせますがブラボがキャッチします。
試合は2-2の同点で終了。P.K.戦は4-2でバルサが勝利。バルサが決勝に駒を進めました。
気になったプレーヤー
ベティス
#11ルイス・エンリキ
ドリブル突破が魅力的なアタッカー。アルバ、マルコス・アロンソを圧倒する。延長戦で足をつり、状態が気になるところではあるが、将来がとても楽しみな選手。
#19ロレン
同点ゴールはゴラッソ。一見の価値ありです。今シーズンは出場機会がほとんどなかったそうだが、元々ゴールへの嗅覚が鋭い選手。バルサがブレイスウェイトを獲得したときに、バルサの補強候補にも上がった選手。バルサに来てもスアレスがいたので活躍はできなかった可能性が高そうですが、面白い選手だなとは思っていました。
#9ボルハ・イグレシアス
今日はイグレシアスの日ではなかった感じです。存在感が感じられなかった。
#33ミランダ
バルサ出身ということもあり目についた。効果的な攻め上がりで存在感を見せた。
バルセロナ
#9レバンドフスキ
イグレシアス同様、今日はついていないのかと思わせる序盤の出来。ゴール前でミスが多く、ダメかなと思っていたら、得点を奪いました。流石、レバンドフスキ!!
#8ペドリ
オフサイドで取り消されたジャンピングボレー、ドリブルでの持ち上がり、パス。この試合でも輝いていました。試合への影響力が増しているのでこのまま成長を続けてほしい。
#21デ・ヨング
ペドリ、ガビとの中盤の連携がさらに良くなってきた。ブスケツを押し退けてアンカーでスタメンを張っても充分いけると思います。
#18アルバ
ルイス・エンリキに押される場面が多かった。バルデの台頭があるが、アルバの衰えも見えてきた感じがします。
#5ブスケツ
明らかに守備範囲が狭まってきた。契約延長話も出ているが、チーム最優先で考えたら、延長をしなくてもいい気がする。ソシエダのスビメンディを筆頭に補強候補が出ているが、バレンシアにレンタルしているニコを戻して育てたい。もちろん、ブスケツが退団したら寂しいです。
#10ファティ
途中出場でチャンスを作り、左足ボレーのゴラッソを決める。まだ、試合によって波があるので、継続的に活躍出来るようになりたい。
#1テア・シュテーゲン
2失点はしたものの、最初の失点は崩されていたし、2失点目はロレンを褒めるべき。安定したパフォーマンスとファインセーブ、P.K.戦での活躍で勝利に大きく貢献。
総括
ベティス
序盤はバルサ相手に耐えて、徐々に流れを奪う。チャンスは作れているのであとは決めるだけだが、この試合ではテア・シュテーゲンが大当たりで運がなかった。フェキルにエンリキ、イグレシアス、カナレス等攻撃のタレントはそろっており、後半戦も期待できそうです。
バルセロナ
最近の課題は自分たちの時間帯に得点を奪えなかったり、追加点を奪えなかったりすること。運動量豊富にフリーランニングができる時間帯は主導権を握り圧倒できるが、ここ数試合の継続時間は20分程度。この時間帯を増やしていくことが勝利への近道だと思う。決勝のクラシコに勝っていい流れを呼び込みたい。
おまけ
決勝はクラシコになりましたが、両チームともにチームパフォーマンスは低調。ただ、クラシコは別物なので楽しみたいと思います。
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