俺から見たバルセロナ対ヘタフェ

第18節、バルセロナ対ヘタフェです。

 

バルサはスーペル・コパ、コパ・デル・レイと相当な距離を移動して試合をしている影響もあり、デ・ヨング、アラウホはベンチスタート。出場停止のレバンドフスキの位置にはファティを起用しました。

 

前半

序盤からバルサが素早いパス回しとボールを奪われたら、すぐにプレスをかけてヘタフェを押し込みます。

 

ヘタフェは5-4-1の守備ブロックを作ってカウンター狙いです。

 

3分、ヘタフェがカウンターからゴールネットを揺らしますが、明らかなオフサイド。

 

6分、左サイドでガビがボールを奪い速攻。左に流れたファティにボールを受けてドリブルで持ち上がり中央のデンベレにパス。デンベレはトラップからシュート。ソリアがファインセーブ。

 

10分ぐらいまででバルサが試合の主導権を奪いますが、25分過ぎにはトーンダウン。ヘタフェの守備ブロックの周りでパスを回すようになってしまいます。

 

29分、バルサがヘタフェを押し込み、右からショートパスをつないでガビが左ハーフスペースで受け、ミドルシュート。ソリアがキャッチします。

 

ヘタフェが時折カウンターでチャンスを作りかけますが、ことごとくオフサイドになります。

 

34分、ヘタフェの最終ラインでジェネがドリブルで持ち上がり、右のダミアン・スアレスにパス。ダミアン・スアレスは楔を入れますが、クリステンセンが読んでおり、ダイレクトで前方にスルーパス。左のハフィーニャが抜け出しダイレクトでクロス。中央に走り込んだペドリがゴール左に流し込みます。

 

バルサが見事のショートカウンターで先制します。

 

40分、中盤でペドリがテア・シュテーゲンに向けてバックパス。勢いがなく、エネス・ウナルが拾ってテア・シュテーゲンと1対1になります。エネス・ウナルはボディフェイントを入れますが、テア・シュテーゲンは引っかからず、エネス・ウナルはシュート。コントロールが甘く、テア・シュテーゲンが正面でセーブ。テア・シュテーゲンの貫録勝ちでした。

 

42分、ヘタフェの速攻。右サイドをショートパスでつないで前方のスペースにスルーパス。マジョラルが抜け出し、ファーサイドへアーリークロス。イグレシアスが受けてタメを作りニアへスルーパス。走り込んだアレニャがシュート性のクロスを入れますがファーサイドに飛び込んだマジョラルは届かず。

 

ヘタフェが終盤に決定機を迎えましたが得点は奪えず、バルサが1-0とリードして折り返します。

 

後半

バルサは、クリステンセン、バルデに代えてエリック・ガルシアとアルバを投入します。

 

前半同様、バルサがボールを持ちますが、ヘタフェの守備ブロックの外で回す時間が長く、膠着状態が続きます。

 

58分、右から中央のブスケツにボールが渡り、ブスケツは左のアルバに展開。アルバはグラウンダーのクロス。ニアでペドリがスルーし、中央のファティにボールが入りますが逆モーションになり、アルデレーテがクリア。しかし。クリアが小さく、ボールは左ハーフスペースのデンベレの元へ。デンベレはすかさずシュートを放ちますが枠の左。

 

70分過ぎ、ヘタフェが前に出てきます。バルサは押される時間帯が出始めました。

 

72分、ヘタフェは中央から右のダミアン・スアレスに展開。ダミアン・スアレスはダイレクトでクロス。ニアに走り込んだマジョラルがヘッドも枠の左。

 

84分、バルサのカウンター。右サイドでデンベレがボールを受けてカットイン。中央から右に流れたファティにDFがつられ中央に空いたスペースにケシエが走り込みます。ケシエの動きに合わせてデンベレがパス。ケシエは右に持ち出しシュート。ソリアがファインセーブ。

 

92分、ヘタフェが左ハーフスペースからフリーキック。右ハーフスペースに贈られたクロスにラタサがブスケツの前に入り込みフリーでヘッド。テア・シュテーゲンが正面でキャッチします。

 

バルサが1-0で勝利しました。

 

気になったプレーヤー

バルセロナ

#30ガビ

連戦の疲れもあるだろうけど、攻守にわたり走り回る。主審がアフター気味のタックルを流していたので怪我をしないか心配だったけど大丈夫だった。

 

#8ペドリ

ゴールはお見事。こちらは時間の経過と共に疲れが見えた。コンディションを整えて怪我だけはしないようにしたい。

 

#7デンベレ

動きにキレがあったが、絶好調とまではいかず。シュートを大きく外す印象が薄れてきた。

 

#10ファティ

動きは悪くないが、DB3人に中央のスペースを埋められてしまい窮屈そうだった。CFというよりはセカンドトップのほうが活きる。

 

#23クンデ

最終ラインを支える。結構危ないシーンもクンデのポジショニングで未然に防げたシーンは多かった。

 

#1テア・シュテーゲン

エネス・ウナルの1対1を完勝。勝ち点3に大きく貢献。

 

ヘタフェ

#10エネス・ウナル

テア・シュテーゲンとの1対1を決めたかった。ボディフェイントに引っかからなかった時点でテア・シュテーゲンとの距離が短くなりシュートコースは完全に防がれてしまった。

 

総括

バルセロナ

連戦の疲れも考慮して、試合開始から積極的に攻撃を仕掛けて得点を奪い、後半はゲームをコントロールするプランだったと思う。危ない場面はあったもののプランを確実に遂行できた。また、デ・ヨング、アラウホ、レバンドフスキ(出場停止だけど)を休ませることができたのは大きな収穫。サウジアラビアに行って、アフリカ大陸北岸のセウタに行ってと2週間で大移動をしていては疲労がすごくたまるので、試合内容が悪くなるのはしょうがない。できることをしっかりやって勝ち点3を積み上げていきたい。

 

ヘタフェ

耐えてカウンターを仕掛ける戦術はあまり効果がなかった。カウンターを仕掛ける際にボールの出し手と裏に走り出すエネス・ウナルやマジョラルのタイミングが合わない。オフサイドをかいくぐれるタイミングを見つけたい。

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