俺から見たバルセロナ対マンチェスター・ユナイテッド
-
ゆーすけ
2023年02月19日 22:40 visibility295
ヨーロッパリーグプレーオフ1st leg、バルセロナ対マンチェスター・ユナイテッドです。
バルサは左SBにアルバ、CBにマルコス・アロンソを起用。それ以外はビジャレアル戦と同じメンバーをスタメンで送り出しました。
前半
マンチェスター・ユナイテッドは4-2-3-1で守備ブロックを作り、前からパスコースを切り、バルサのビルドアップを阻みに来ます。
バルサはアラウホが右SBを務め、CBにクンデを配置。ラッシュフォード対策をしつつ、前からプレスをかけて、ボールの即時奪回を試みます。
両チームともにパスをつないでショートカウンターにはいかせない、ほぼ互角の立ち上がりを見せました。
6分、左サイドペナルティエリアの脇からユナイテッドのスローイン。そこからマラシアが強引な突破を試み、ニアのラッシュフォードにパス。ラッシュフォードはサイドをえぐってクロス。ブルーノ・フェルナンデスが合わしますがアルバがブロック。こぼれ球をマラシアがシュートもマルコス・アロンソがブロック。
8分、右のアラウホから左のアルバに大きなサイドチェンジ。そこからバルサの速攻。アルバは中央に楔を入れます。ガビがスルーして、中央に走り込んできたレバンドフスキが受けます。レバンドフスキは左に流れながら縦にドリブルしてルーク・ショーとバランをかわして角度のないところからシュート。デ・ヘアがセーブ。
バルサが優勢。ユナイテッドの選手を1人いなしてフリーを作ります。一方、ユナイテッドはロングボールで打開を図りますが、前線でボールキープができません。
18分、左サイドのアルバがパスミスでボールを奪われるもすぐにプレスバックして奪い返します。こぼれたボールを左ハーフスペースのペドリが拾い、左のガビにパスしてゴール前へ。ガビはループパスでペドリにリターン。ペドリはバックヘッドで横パスを試みますが、ルーク・ショーがブロック。こぼれ球をペドリがボレーシュートも枠の上。
25分、中央のワン・ビサカが右にいたブルーノ・フェルナンデスにボールを預けて右前方に走り出します。ブルーノ・フェルナンデスはワン・ビサカにリターンパス。ガビがスライディングでボールを奪いに行きますがワン・ビサカはかわして右サイドからマイナスクロス。サンチョがダイレクトシュートもデ・ヨングがブロックし、枠の左に外れます。
ユナイテッドが押し返し始めます。
27分、ブルーノ・フェルナンデスが、バルサDFが押し上げるタイミングで中央のベフホルストにスルーパス。ベフホルストはターンしてボールを流し、テア・シュテーゲンと1対1になりシュート。テア・シュテーゲンは左足でファインセーブ。
29分、ユナイテッドが左からフリーキック。ニアでカゼミロがヘッドもテア・シュテーゲンがキャッチ。
32分、ユナイテッドの右コーナーキック。ニアでカゼミロがヘッドも枠の上。
33分、左サイドでクンデのパスをサンチョがカットしドリブルから中央へパス。左ハーフスペースにいたラッシュフォードがカットして縦にドリブルしてマルコス・アロンソを抜き、角度のないところからタイミングをずらした右足インサイドシュート。テア・シュテーゲンがファインセーブ。
36分、ユナイテッドはペナルティエリアの外で横パス。ワン・ビサカが右に流しますが、アルバがカットしそのままシュート。デ・ヘアがファインセーブ。アルバはワン・ビサカにアフタータックルを受けましたがノーファールでした。
42分、バルサにアクシデント。ペドリが足を痛めて交代。セルジ・ロベルトが入ります。
前半は両チームが攻め合う好ゲームでしたがスコアは動かず0-0で折り返します。
後半
46分、バルサの二次攻撃。クロスのクリアボールをセルジ・ロベルトがヘッド。ハフィーニャが受けて反転し、ミドルシュート。わずかに枠の左へ外れます。
48分、右サイドからブルーノ・フェルナンデスがニアへスルーパス。ワン・ビサカがインナーラップしてマイナス気味の鋭いクロス。ニアでベフホルストがつぶれコースが変わり、アラウホがクリアできず、ファーに流れたボールをサンチョがシュート。枠の左に外します。
49分、バルサの右コーナーキック。中央からファーサイドに流れたマルコス・アロンソがフリーでヘッド。ニアサイドに決めます。
バルサが先制します。ユナイテッドは1点を追いかけるべく、運動量を増やし反撃に出ます。
51分、中央でボールを受けたフレッジがターンして左ハーフスペースにスルーパス。ラッシュフォードが抜け出し、角度のないところから強烈なシュート。テア・シュテーゲンの足元を抜きゴール。
ユナイテッドがあっという間に同点に追いつきます。
54分、ユナイテッド陣内中央でレバンドフスキがロングボールを受けようとしますがつぶされます。こぼれ球をハフィーニャが拾ってミドルシュート。デ・ヘアがキャッチします。
58分、ユナイテッドの右コーナーキック。ショートでラッシュフォードが受けて対峙したハフィーニャゴールライン際から抜き去り、サイドをえぐって鋭いグラウンダーのクロス。ニアでブルーノ・フェルナンデスがバックヒールでコースを変え、クンデに当たってオウンゴール。
ユナイテッドが2-1と逆転に成功します。
60分、左からラッシュフォードがカットイン。DFを引きつけて右ハーフスペースのワン・ビサカにパス。ワン・ビサカはトラップからシュートもアルバがブロック。
67分、ユナイテッドゴール正面左からレバンドフスキのフリーキック。ニアを狙いますがわずかに枠の上。
68分、バルサ陣内右サイドからのスローインをフレッジが追い回してカットし、そのまま中に持ち出しシュート。ニアへ外れます。
75分、ユナイテッドのビルドアップの縦パスをクンデがカットしてバルサのショートカウンター。クンデは右のハフィーニャにパス。ハフィーニャは左足でGKとDFの間にゴールへ向かうクロス。ニアに走り込んだレバンドフスキはタイミングを逃し合わせられません。ボールはレバンドフスキのマークに入ったバランの股を抜けてファーサイドに決まります。
バルサが2-2の同点に追いつきます。
79分、バルサのロングフィードをルーク・ショーがヘッドをミス。後逸したボールをハフィーニャが追いかけ、飛び出したデ・ヘアの頭上を抜こうとヘディングシュート。デ・ヘアが何とか腕を伸ばしてはじき出します。
85分、バルサが右サイドからフリーキック。ファーサイドのクリステンセンが折り返し、ゴール前で混戦になります。カゼミロが蹴り出そうとしますがキックミス。左ポストに当たりはね返しますがバルサは押し込めません。
86分、バルサが右サイドの高い位置でスローイン。スローインを投げたクンデがリターンをもらいクロス。中央のレバンドフスキはキックが当たらず、後方にいたファティがボレーシュート。デ・ヘアがファインセーブ。
その具コアは動かず、2-2の引き分けに終わりました。
気になったプレーヤー
バルセロナ
#8ペドリ
怪我で一か月程度の離脱。最近スタメンが固定されフル稼働だったから疲労が溜まっていたのだと思う。無理せずに完治させて戻ってきてほしい。戦力ダウンは否めないが他の選手に頑張ってもらうしかない。
#20セルジ・ロベルト
難しい状況で投入も運動量をいかしてペドリの穴をカバー。レアル・マドリードのナチョ・フェルナンデスに並び、バルサのセルジ・ロベルトは常時スタメンではないけど、生え抜きでいざというときに頼りになる存在です。
#30ガビ
イエローカードをもらい、次戦は出場停止。ガビのインテンシティの高いプレーがないと結構不安だが、ケシエやセルジ・ロベルトに頑張ってもらうしかない。
#22ハフィーニャ
バルサに来て最高の出来。途中交代に怒るのもわかるくらいいいパフォーマンスだった。もしかするとプレミアリーグ相手のほうがドリブルで抜く、かわすタイミングがとりやすいのかも。
#10ファティ&#11フェラン・トーレス
次戦ペドリ、ガビの不在で中盤はケシエやセルジ・ロベルトが務めると、左WGに起用される可能性が高い。カディス戦でアピールをしたい。
マンチェスター・ユナイテッド
#8ブルーノ・フェルナンデス
攻撃のキーマン。ブルーノ・フェルナンデスが絡むとチャンスが生まれる。
#10ラッシュフォード
フィニッシュワークが素晴らしい。得点シーン、インサイドシュートとストライカーらしいシュートを見せる。FWとしてワンランク上にレベルアップを果たした。すごくいい選手になった。
#17フレッジ
依然見た時はあまり印象に残らなかったが、得点を演出したスルーパスは見事。
#18カゼミロ&#19バラン
クラシコでたくさん見てきたプレーからするとかなり物足りない。私のクラシコに対するアドレナリンの出方と、この試合の出方が違ったから見え方も違う可能性もあるが、プレーの質が落ちている気がする。
#1デ・ヘア
ファインセーブ連発でドローの結果に貢献。
総括
バルセロナ
最近の好調を維持しているスタメンをユナイテッド対策でDFラインをいじった。私には可もなく、不可もなくという感じに見えたが、アラウホがCBにいたほうがゴール前wpはじめ中央での安定感が増したのではないかと思う。次戦はペドリとガビが出場できないので、中盤の質が落ちるが、2人がいないからと言ってユナイテッドに中盤を支配されることはなさそうな気がします。リーガのように1点を奪って試合をコントロールして逃げ切りたい。出場できない選手がいても今のバルサならそのポテンシャルは十分にあると思います。
マンチェスター・ユナイテッド
ラッシュフォードをいかに生かすがポイントだったと思う。ラッシュフォードもその期待に応えて2ゴールに関与。この試合では押し込まれる時間帯もあったが、中盤のインテンシティの部分では勝てている。いざとなればフィジカルにものを言わせてバルサを押し込むことが可能。一方で運動量が切れると押し込まれるのでペース配分が次戦のポイントになりそうです。
おまけ
バルサを応援しているものの、とても見ごたえのあるとても面白い試合でした。次戦も接戦になりそう。今からとても楽しみです。
- favorite0 visibility295
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件