俺から見たバルセロナ対カディス

第22節、バルセロナ対カディスです。

 

バルサは大幅に選手を入れ替えました。テア・シュテーゲン、クンデ、デ・ヨング、ガビ、レバンドフスキはそのまま。エリック・ガルシア、クリステンセン、バルデ、セルジ・ロベルト、ファティ、フェラン・トーレスが先発に名を連ねました。

 

前半

カディスは4-4-2の守備ブロックを作り、中盤からパスコースを切りに行きます。

 

バルサはいつも通り。ポゼッションしつつ、ハイプレスをかけます。

 

3分、バルサの左コーナー。一度はね返されますが、こぼれ球を回収し左のフェラン・トーレスに展開。フェラン・トーレスはクロスを入れ、中央でエリック・ガルシアがヘッドも枠の上。

 

中盤での潰し合いが始まりますが、徐々にバルサが押し込んでいきます。ただ、左サイドのバルデ、セルジ・ロベルト、ファティの距離感が悪く連携もいまいち。右のフェラン・トーレスのほうが巧くプレーできている印象です。

 

14分、カディスが左サイドからフリーキック。ファーサイドに入ったボールをヘッドで折り返し、後方から走り込んだボンゴンダがダイレクトシュート。クリステンセンがブロック。

 

直後のコーナーキック。ニアでアレックス・フェルナンデスがヘッドで合わせますが枠の上。

 

17分、ガビが右ハーフスペースでボールを受けてアルカラス、エスカランテを立て続けに抜き去り、右のフェラン・トーレスに展開。フェラン・トーレスはダイレクトでDFとGKの間にクロス。ルイス・エルナンデスがレバンドフスキを抑え、カルセレンが何とかクリア。

 

18分、中盤左サイドでアルサメンディがガビをかわして前線へフィード。ロジェールが抜け出し、追いかけてスライディングに来たエリック・ガルシアをかわしてニアへシュート。ゴールネットを揺らしますが、ロジェールはわずかにオフサイドでノーゴール。

 

20分、クリステンセンがカディスの縦パスを潰して前に出て右のフェラン・トーレスにパス。フェラン・トーレスはアルサメンディとアルカラスを強引にではあるものの立て続けに抜き、戻りながら左足シュート。わずかに枠の左へ外れます。

 

24分、右の高い位置でバルサがプレスをかけ、ガビがボールカットし、バルサのショートカウンター。右のフェラン・トーレスが拾って右ハーフスペースのガビにパス。ガビは中央へパス。走り込んだセルジ・ロベルトがダイレクトシュート。レデスマが正面でセーブ。こぼれ球をカルセレンがクリアもペナルティエリア内でバルデがカットし中に持ち出し右足シュート。枠の上に外れます。

 

35分、バルサの二次攻撃。DFが上げきる前に左からフェラン・トーレスがクロス。中央に走り込んだセルジ・ロベルトが右足アウトサイドで合わせますが枠の上。

 

40分、バルサは右サイドの高い位置でボールを奪い返し、フェラン・トーレスがクロスを入れます。ファーサイドでレバンドフスキがヘッドを試みますが、カルセレンが体を寄せて満足な体制では打たせず、枠の左へ外れます。

 

42分、右サイドからフェラン・トーレスがドリブルを仕掛け、アルサメンディを抜き、カバーに入ったアルカラスを縦に突破。さらにカバーに入ったファリをかわしてマイナスクロス。レバンドフスキがダイビングヘッドもカルセレンがゴールライン際でブロック。ゴール前にこぼれたボールをセルジ・ロベルトが蹴り込み、バルサが先制します。

 

45分、セルジ・ロベルトが左からカットイン。セルジ・ロベルトはDFを引き付けて中央のレバンドフスキにパス。レバンドフスキはトラップから目の前のDFをブラインドに使い、股抜きシュートを決めます。

 

バルサがあっという間に追加点を奪い、2-0として前半を折り返します。

 

後半

前半同様バルサペース。

 

54分、バルサのコーナーキック。クリアされますが、ガビがヘッドで跳ね返します。DFと入れ替わるようにレバンドフスキが抜け出し、飛び出したレデスマの頭上を抜くシュート。大きすぎて枠の上に外します。

 

57分、カディスの左コーナーキック。ファリがテア・シュテーゲンと競り合い、ボールはファーへ抜けます。ロジェールがゴールに背を向けてトラップから反転ボレーシュート。ニアサイドを抜き、ゴールに突き刺します。しかし、ファリがファールを取られノーゴール。審判によって、ファールを取るか取らないか意見の分かれそうなプレーでした。

 

バルサが試合をコントロールし始めますが、75分ごろにレバンドフスキが交代したあたりから、カディスが勢いを取り戻します。

 

77分、カディスの右コーナーキック。中央に混戦を作り、2列目から飛び込んだエメテリオがヘッド。テア・シュテーゲンがファインセーブ。

 

78分、左サイドのスローインを受けたクリス・ラモスがカットインからエリック・ガルシアを縦に抜きテア・シュテーゲンと1対1になりシュート。テア・シュテーゲンが右手でファインセーブし、ボールは左ポストに当たり枠の外へ。

 

79分、カディスがコーナーキックから3次攻撃。左からアレックス・フェルナンデスのクロス。2列目から飛び込んだクリス・ラモスがテア・シュテーゲンの前でヘディングシュートも枠の上に外します。

 

85分、ルイス・エルナンデスが右からアーリークロス。アンソニー・ロサーノがニアでヘッドも左ポストに嫌われます。

 

終盤押し込まれたバルサでしたが、2-0で逃げ切りました。

 

気になったプレーヤー

バルセロナ

#20セルジ・ロベルト

積極的にボールに絡む。得点を奪い、アシストも記録。良い感じでマンチェスター・ユナイテッド戦に臨めそうです。

 

#11フェラン・トーレス

今シーズンでは一番良い出来だった。ドリブルの仕掛けは良かったし、チャンスに絡めていた。ただ、左サイドで同じことができるかは疑問。マンチェスター・ユナイテッド戦の右サイドはハフィーニャが務めそうなので、左サイドでも同じようにできたら素晴らしい。

 

#9レバンドフスキ

最近ゴールが減っていたので、得点を奪えたことは大きい。また、交代で下がった後、バルサが押し込まれたことを考えると、存在感の大きさがよく分かる。

 

#10ファティ

セルジ・ロベルト、バルデとの連携が悪く、本人の調子もいまいち。今シーズンは途中から出てきたほうが活躍できるので、マンチェスター・ユナイテッド戦はベンチスタートかな。

 

#5ブスケツ

出場はなかったけど、ベンチには入ってきた。ユナイテッド戦に向けて中盤の選択肢が増えるのはとてもいい。

 

#1テア・シュテーゲン

カディスのクロスボール攻撃にしっかり対処。

 

カディス

#16クリス・ラモス

得点の匂いはしたが、決められず。

 

総括

バルセロナ

マンチェスター・ユナイテッド戦を見据えてターンオーバーをするも、しっかり勝ち点3を奪う。終盤息切れしたが、巧く試合を乗り切ることができた。マンチェスター・ユナイテッド戦はガビとペドリが欠場するが、ある程度中盤の目途はついたし、WGもフェラン・トーレスが存在感をアピール。良い感じで臨めそうです。

 

カディス

4-4-2の守備ブロックだったが、守備ブロックの間でバルサの選手に持たれて後手を踏む。終盤は主導権を握ったがゴールまで至らないボールの奪いどころ、攻撃の形をしっかり作りたい。

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