俺から見たアルメリア対バルセロナ

第23節、アルメリア対バルセロナです。

 

バルサはマンチェスター・ユナイテッド戦からターンオーバー。CBにエリック・ガルシアとクリステンセン、左SBにアルバ、右SBにセルジ・ロベルト。アンカーにブスケツ、CHにケシエとデ・ヨング、左WGにガビ、右WGにフェラン・トーレス、CFにレバンドフスキを起用しました。

 

前半

アルメリアは4-4-2の守備ブロックを作り待ち構えます。バルサはいつも通り前からプレスをかけにいこうとしますが、ボールへの寄せは遅く、連動性も見えません。

 

序盤は互角。バルサの動きの鈍さに不安を感じる立ち上がりです。

 

17分、バルサは左ショートコーナー。アルバがクロスを上げてファーサイドのセルジ・ロベルトがヘッドも枠の上。

 

23分、自陣左サイドペナルティエリアの脇でエリーがガビにスライディングを仕掛けてボールを奪い前線にフィード。エル・ビラルがクリステンセンを背負いながら右サイドのスアレスに落とします。スアレスがボールを収めるとエル・ビラルがゴールに向けて走り出します。スアレスはその動きに合わせてループパス。エル・ビラルが完全に抜け出しテア・シュテーゲンと1対1になり、強烈なシュート。バーに直撃しボールは下に落ち、ネットの上に突き刺さります。

 

エル・ビラルのゴラッソでアルメリアが先制します。

 

26分、アルメリアの左コーナーキック。ファーサイドに流れたレオ・バチストンがダイレクトボレー。テア・シュテーゲンがシュートコースを塞ぎセーブ。

 

直後のコーナーキック。中央でエリーがヘッドも枠の上。

 

バルサは一向にチャンスが作れず。アーリークロスで状況を打開しようとしますが、シュートチャンスはできません。一方、アルメリアはアルバを警戒してレオ・バチストンが最終ラインまで下がって5バックに移行。クロス対策を始めます。

 

前半は1-0とアルメリアがリードして折り返します。

 

後半

バルサはケシエに代えてハフィーニャを投入します。

 

58分、右サイドからハフィーニャがサイドをえぐってクロス。ファーサイドのデ・ヨングがボレーで合わせようとしますが、触るのが精いっぱい。中央に落とす形になり走り込んだガビが左足でダイレクトシュート。DFがブロック。

 

63分、バルサの速攻。ブスケツのフィードを左サイドのフェラン・トーレスがうけてタメてからクロス。中央に入ってきたハフィーニャがヘッドも枠の上。

 

69分、アルメリアが右サイドからフリーキック。中央にいれたクロスをクリステンセンがクリア。ファーサイドに流れたボールをスアレスがダイレクトボレー。マルコス・アロンソがブロック。

 

71分、左サイドからフェラン・トーレスがDFとGKの間にアーリークロス。中央にレバンドフスキ、ハフィーニャが飛び込みますがわずかに届かず。

 

74分、アルメリアを押し込み左からクロス。ファーにいたアラウホがヘッドで折り返しますが誰も合わせられません。

 

79分、左からマルコス・アロンソがアーリークロス。中央のレバンドフスキがヘッドも当てきれず、わずかに枠の右。

 

81分、バルサが左からフリーキック。バビッチがクリアもファーサイドに流れたボールをアラルコンがトラップからDFの間に抜くシュート。フェルナンド・マルティネスが正面でキャッチ。

 

85分、左からフェラン・トーレスがアーリークロス。中央のレバンドフスキの後ろに入り込んだアラウホがダイビングヘッドもわずかに枠の左。

 

91分、アルメリアを押し込みクリステンセンが右からアーリークロス。中央のレバンドフスキがヘッドも枠の上。

 

93分、左ハーフスペースからパブロ・トーレが前線にフィード。ハフィーニャのヘッドの落としにアラウホが飛び込みますが届きません。

 

94分、フェルナンド・マルティネスのフィードをマルコス・アロンソが跳ね返しますが、デ・ラ・オスがダイレクトで右ハーフスペースの裏へパス。エンバルバが抜け出しテア・シュテーゲンと1対1になりシュート。テア・シュテーゲンが体を張ったファインセーブ。跳ね返ったボールがアラルコンに当たり、ゴールラインを割ります。

 

1-0でアルメリアが逃げ切りました。

 

気になったプレーヤー

アルメリア

#9エル・ビラル

ゴールシーンは落としからフィニッシュまで完璧。文句なしのゴラッソでした。

 

バルセロナ

#11フェラン・トーレス

アーリークロスを入れまくる。精度は高く、味方には合うけどゴールには直結せず。ただ、ショートパスを使って崩すバルサらしくないプレーともいえる。

 

#6ガビ

フィジカルコンタクトを恐れないプレースタイルだからしょうがない部分があるが、イエローカードを減らす努力とメンタルコントロールは必要。不要なイエローカードは減らしたい。

 

総括

アルメリア

試合途中にアルバ対策で5バックにしたのは効果が大きかった。後半は前線2人を残して守り切ることに成功したが、バルサの低調ぶりによる勝利と言える。ボールが奪えてもロングカウンターで得点機を作れないと降格圏からの脱出は厳しい。

 

バルセロナ

今シーズン断トツで最低の試合内容。マンチェスター・ユナイテッド戦からの疲労が抜けていない部分、前日レアル・マドリードが引き分けてリラックスしすぎた部分もあるのかもしれないがひどかった。前半は攻守の切り替えが遅く、アルメリアに縦パスを簡単に蹴り込まれてしまい、リズムよく攻撃することはできず単発に終わるケースが多く見られた。後半はアラウホを前線に置いて完全なパワープレー。右のハフィーニャはボールが回ってこず、左からフェラン・トーレスがクロスを上げ続けた。アルメリアのDF陣にスペースを潰されていたものの、サイドを崩そうという意図は見られず、アラウホ、レバンドフスキの空中戦頼み。これでは、決定機を作るのは難しい。負けるべくして負けた試合でした。次はコパ・デル・レイ準決勝のクラシコ。ここでいい結果と試合内容を残せないと勝ち点7差があってもリーガ優勝に暗雲が立ち込めそう。メンタルとフィジカルの早いリカバリーを行ってほしいと思います。

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