俺から見たヘタフェ対バルセロナ
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ゆーすけ
2023年04月17日 23:42 visibility180
第29節、ヘタフェ対バルセロナです。
負傷者が多いバルサは左SBにアルバ、左WGにバルデを起用しました。攻撃の形を模索している感じを受けます。
ピッチは3cmに芝が刈られた状態でパススピードが出にくい状態になっています。
前半
1分、ガビがエネス・ウナルを引き倒しイエローカード。クイックリスタートを無理やりブスケツが止めます。
立ち上がりからダーティな印象です。
ヘタフェは5-4-1で守備を固めてきます。
4分、バルサのペナルティエリアの外中央でジェネがボールを拾い、右サイドのダミアン・スアレスに展開。ダミアン・スアレスはダイレクトで縦パス。マジョラルが飛び出し、ゴールライン際からダイレクトクロス。ファーサイドのムニルがヘッドもわずかに枠の右。
序盤は球際に激しく寄せたヘタフェが攻勢に出ます。リトリートしているものの縦パスを潰していきます。
エネス・ウナルとアラウホのマッチアップが特に激しく、見応え十分です。
時間の経過と共にバルサのボールキープ時間が延びてきますが、守備ブロックの外側を無難に回すだけになっています。
24分、ヘタフェの左コーナー。エネス・ウナルがクンデのマークをものともせず、ヘディングシュート。枠の上に外します。
同じく24分、テア・シュテーゲンのゴールキックをレバンドフスキがスルー。ボールはDFラインの裏に抜け、走り込んだハフィーニャが抜け出しシュート。右ポストに嫌われます。跳ね返ったボールは左ハーフスペースに転がり、バルデがフリーで無人のゴールへダイレクトシュート。あわてて戻ったソリアが触り、再び右ポストに嫌われます。
バルサは決定機を逃します。
36分、バルサは左サイドでパスを回しながら前進し、ケシエがアーリークロス。ファーサイドのバルデがヘッドも枠の右。
46分、バルサの右からのクロスをDFがクリア。左のアルバが拾い、左ハーフスペースのアラウホにパス。アラウホは強烈なミドルシュートを放ちますがDFがブロック。
同じく46分、右サイドからのクロスをレバンドフスキがヘッド。ソリアが横っ飛びでキャッチします。
前半はスコアレスで折り返します。
後半
前半同様、ヘタフェの守備ブロックにバルサが挑む展開です。
55分、左からアルバがアーリークロス。中央にレバンドフスキが走り込みヘディングシュート。わずかに枠の右。
59分、バルサの右コーナー。ニアでアラウホが潰れ、抜けたボールがレバンドフスキに当たり、DFがブロック。こぼれ球をダミアン・スアレスと競ったガビがプッシュ。レバンドフスキが受けてヒールシュートソリアがファインセーブ。ガビがダミアン・スアレスを倒したところでファールでした。
74分、ハフィーニャが右からカットインしてファーサイドへ左足シュート。ソリアがファインセーブ。
76分、ガビがバイタルエリアでボールを受けてターンからミドルシュート。枠の左に外れます。
86分、ヘタフェの速攻。右サイドでアルゴビアがDFと入れ替わるようにして抜け出し、ドリブルで持ち上がりクロス。中央でアラウホが触りますが、こぼれ球をマジョラルが拾ってシュート。枠の左に外れます。
試合は0-0のまま終了。両チーム勝ち点1を分け合いました。
気になったプレーヤー
ヘタフェ
#10エネス・ウナル
フィジカルが充実。アラウホに対して当たり負けをしないCFに成長した。今シーズンは2桁得点もマークしており、夏の移籍市場でビッグクラブに引き抜かれても不思議ではないと思う。
バルセロナ
#28バルデ
左WGは持ち味のスピードに乗ったオーバーラップが生かせず機能しているとは言い難かった。SBが適正ポジションに思えます。
#9レバンドフスキ
前節は怪我を押して出場していたそうで、コンディションが少し戻った感じ。でも、まだまだ物足りない。
#30ガビ
開始直後のイエローカードを見て肝を冷やしたが、退場はしなかった。無理にファールで止める必要はないシーンだった。
総括
ヘタフェ
守り切ることが最優先。あわよくばエネス・ウナルのキープからカウンターで1点を奪って逃げきる作戦。ピッチの芝も伸ばしてバルサのパス回しを防ごうとする徹底ぶりで勝ち点1を確保。チームとしては上出来だったのではないかと思うが、サッカーとしては見ていて面白みはなかった。
バルセロナ
ヘタフェの守備ブロックを崩せずドロー。2位のレアルと勝ち点差が離れている状況を考えれば、最低限の勝ち点1を確保できたことでひとまずは良しとしたい。今後の課題としては、守備ブロックを固めてくる相手をどのように崩すかチームとして戦術を考える必要がある。
おまけ
今のバルサは、前から激しくプレスをかけられるとかわしきれるだけのパスワークはない。また、リトリートしてゴール前を固めるチームを崩せる方法もない。一方で前からパスコースを限定してボールを奪ったり、リトリートして守備を固めたりすることはできる。チームの守備戦術は固まってきているので、今後は守備から攻撃への道筋を決めていきたい。
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