俺から見たポルト対バルセロナ

チャンピオンズリーググループステージ第2節、ポルト対バルセロナです。

 

バルサはヤマルが先発で起用されました。

 

前半

ポルトは4-4-2の守備ブロックを作り、前からパスコースを切っていく守備を展開。後方でボールを奪った場合はロングボールを使う柔軟性も見られます。

 

序盤はほぼ互角に見えましたが、10分ほど経過すると、右サイドのジョアン・マリオの走り込みをきっかけにポルトが攻勢に変わります。

 

15分、中央左で、バレラが前線のタレミに楔を入れます。タレミはDFと入れ替わって前を向き、ポルトの速攻。タレミはドリブルで持ち上がり、DFを引き付けてから右ハーフスペースに走り込んだユースタキオにパス。ユースタキオはシュートもテア・シュテーゲンが正面でセーブしキャッチ。

 

19分、ポルトは右サイドでパスを回してバルサDFを引き付けてバレラが左にサイドチェンジ。ガレノが受けてゴールライン際をドリブルで仕掛けて左ハーフスペースにマイナスパス。ウェンデルが受けてシュート。ロメウがブロックするもボールは足元に落ち、ぺぺが拾って右にいたタレミにパス。タレミが反転からシュートに行こうとしますがクンデが体を入れます。両者ボールに触れず。審判によってはP.K.を取られても不思議ではないシーンでした。

 

22分、右サイドからヤマルがカットイン。DFがつつき、ボールは中央のレバンドフスキへ。直前のプレーで足を痛めていたレバンドフスキはワンテンポずれた状態で左へパス。ジョアン・フェリックスがダイレクトシュート。ディオゴ・コスタが上にはじき出します。

 

24分、左でボールを受けたジョアン・フェリックスがロマーリオ相手にファール気味の強引な突破でサイドをえぐってクロスと見せて右足に持ち替えてシュート。Dfgaブロックします。

 

バルサは左サイドをジョアン・フェリックス、バルデがドリブルで仕掛け始め、押し返し始めます。両チームともにサイドの仕掛けが出始めますがシュートまでもっていきません。

 

43分、バルサのロングカウンター。自陣ペナルティエリアでカットしたボールを左ハーフスペースのジョアン・フェリックスにパス。ジョアン・フェリックスはドリブルで持ち上がり、DFを引き付けて右ハーフスペースに走り込んだフェラン・トーレスにパス。フェラン・トーレスはトラップから強烈なシュート。ディオゴ・コスタが正面でセーブ。

 

45分、中盤でロマーリオのバックパスが短くなったのをギュンドアンが見逃さずカットし、バルサのショートカウンター。前線でフェラン・トーレスが中央に走り込み、ギュンドアンがスルーパス。フェラン・トーレスは左に持ち出してシュート。ファーサイドに流し込みます。

 

バルサが終盤に1点を先制して前半を折り返します。

 

後半

45分、ポルトは左から攻め上がり、右のジョアン・マリオに展開。ジョアン・マリオは中に持ち出してシュートも枠の上。

 

ポルトが攻勢に出ます。

 

52分、左ハーフスペースでボールを受けたユースタキオが右ハーフスペースへフィード。クンデの裏をとったぺぺが抜け出します。あきらめずに追いかけてクンデがテア・シュテーゲンと1対1になりシュートを打つ直前のぺぺに追いつき、ボールをつついてクリア。

 

明らかにポルトが攻勢。前半負傷交代したレバンドフスキがいない影響が出ています。

 

62分、中央でフェラン・トーレスからボールを奪ったポルトのショートカウンター。ぺぺが持ち上がり右のロマーリオに展開。ロマーリオはダイレクトでクロス。中央のタレミがヘッドも枠の左に外します。

 

64分、ポルトは左に展開し、ガレノがニアへスルーパス。インナーラップしたウェンデルがダイレクトシュートもテア・シュテーゲンがセーブ。

 

66分、ぺぺが右から中央へドリブルし、右アウトサイドでファーサイドへクロス。タレミが胸トラップし、カンセロに寄せられながらもシュート。テア・シュテーゲンが正面キャッチ。

 

70分、ポルトの速攻。左でボールを受けたガレノが左45度の位置からファーへシュート。テア・シュテーゲンがファインセーブ。

 

76分、バルサDFの裏に出たボールをユースタキオが胸トラップ。寄せていたカンセロが手を出してボールに触り、主審が笛を吹きます。P.K.かと思いましたが、ユースタキオの胸トラップがハンド。バルサは九死に一生を得ましたが、VARを見るとバランスを取るために手は上げているものの自分の胸トラップの経験から言うとハンドではないような気もします。

 

82分、バルサを押し込み、バイタルエリアでボールを受けたぺぺがDFラインの裏へループパス。タレミがきれいなオーバーヘッドを決めますがオフサイドでした。

 

93分、右からチコ・コンセイソンがカットインからシュート。ニアサイドネットの外側に外れます。

 

バルサがポルトの猛攻をしのぎ切り1-0で勝利しました。

 

気になったプレーヤー

ポルト

#11ぺぺ

チャンスメイク能力に長けた選手。ポルトの攻撃の中心。

 

#9タレミ

ゴールはなかったものの攻撃の基準点として活躍。

 

#13ガレノ&#18ウェンデル

左サイドのコンビネーションがいい。

 

バルセロナ

#1テア・シュテーゲン

この試合のMOM。テア・シュテーゲンのファインセーブがあったからこそ勝てた。

 

#9レバンドフスキ

怪我で3~4週間離脱。クラシコに間に合えばうれしい。

 

#7フェラン・トーレス

今シーズンは短い出場時間で結果を残すが、レバンドフスキのように敵DFのラインを下げるだけの存在感はない。同じことは望んでいないのでフリーランニングなどで敵DFへのプレッシャーをかけたい。

 

#6ガビ

退場は要らなかった。

 

総括

ポルト

試合内容は良かったが結果がついてこなかった。主審の判定に泣かされた部分もあるとは思うので、この敗戦は気にせず、次の試合に向けて準備をしたい。

 

バルセロナ

レバンドフスキの負傷で押し込まれる展開になってしまったが、単純にポルトに内容で上回れてしまった印象を受けた。シャビもそれはわかっているからこそ、ジョアン・フェリックスに代えて中盤のフェルミン・ロペス、ヤマルに代えてマルコス・アロンソを投入して守備固めをしている。現在19位のグラナダ戦をレバンドフスキ、デ・ヨング、ペドリを欠きながらどう攻撃を組み立てて戦うのか。シャビの手腕が問われる一戦になりそうです。

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