俺から見たバルセロナ対アラベス

第13節、バルセロナ対アラベスです。

 

バルサはチャンピオンズリーグよりターンオーバーをしました。

 

CBにイニゴ・マルティネス、左SBにカンセロ、CHにとフェルミン・ロペス、ペドリ、右WGにヤマル、左WGにジョアン・フェリックスを起用しました。

 

前半

キックオフ直後、バルサが前線へフィードするもはね返され、中盤でギュンドアンがボールを回収。

アラベスはすぐにプレスをかけてボールを奪い速攻。中央のグリディがボールを受けてドリブルで持ち上がりDFを引き付けて左のハビ・ロペスに展開。ハビ・ロペスはダイレクトでDFとGKの間にクロス。ニアでオモロディオンが合わせ、テア・シュテーゲンの股下?を抜きゴール。アラベスがファーストプレー、わずか18秒で先制します。

 

いきなり失点したバルサですが、その後はポゼッションを高めてアラベス陣内に攻め込みます。アラベスは5-3-1-1の守備ブロックを作り、カウンター狙い。

 

8分、右サイドでパスをつなぎ、ゴロサベルがニアサイドにスルーパス気味のクロス。オモロディオンが走り込み、クンデを背負いながらもトラップからシュート。ニアへ外します。

 

10分、左45度からジョアン・フェリックスがドリブルを仕掛けてシュート。シベラがキャッチ。

 

12分、最終ライン左ハーフスペースのドゥアルテが右ハーフスペースのオモロディオンに鋭い楔を入れます。オモロディオンは前を向き、追いかけてきたカンセロを振り切りテア・シュテーゲンと1対1になり、シュート。枠の右に外します。

 

16分、バルサは左サイドを押し込み、ペドリが左ハーフスペースのレバンドフスキにパスを出しワン・ツーを狙いますが走るコースを潰されます。レバンドフスキは中央のギュンドアンにパスして前方へ走り出します。ギュンドアンはレバンドフスキの動きに合わせてループパス。DFラインを抜けたレバンドフスキはトラップからシュート。シベラがトラップの間に寄せてシュートコースを狭めファインセーブ。

 

18分、アラベスの右からのクロスをクンデがトラップも体から離れます。その隙を逃さずハビ・ロペスが体を入れて反転シュート。枠の右に外れます。

 

20分、バルサは左を押し込み。ジョアン・フェリックスがペドリに戻します。ペドリはファーサイドにクロス。走り込んだアラウホの頭上を抜けてフェルミン・ロペスがトラップし角度のないところからシュート。枠の右に外れます。

 

22分、左45度からジョアン・フェリックスが強烈なミドルシュート。シベラがセーブ。

 

30分、アラベスのカウンター。自陣中央でブランコがペドリからボールを奪い、素早く中央のグリディにボールを預けます。グリディは前線にスルーパス。オモロディオンが走り出しますが、クンデが一歩リードしてボールに追いつきます。オモロディオンはあきらめずにクンデに体をぶつけてボールを奪い左に持ち出しシュート。枠の上に外れます。

 

シャビは重い腰を上げて、アラウホとクンデのポジションを変えます。開始直後からクンデはオモロディオンにやられていたので、対応が遅すぎた感じも受けます。

 

その後両チーム共に決定機は作れず、1-0でアラベスがリードして折り返します。

 

後半

前半同様、バルサがポゼッション。アラベスはカウンター狙い。

 

47分、カンセロが左からカットインしてシュート。シベラが正面でキャッチ。

 

52分、右サイドを押し込み、ヤマルがクンデに戻します。クンデはクロス。中央からニアに入ってきたレバンドフスキがマリンの前でヘッド。ファーサイドに流し込みます。

 

バルサが同点に追いつきます。

 

60分、徐々にスペースが空き始めますが、アラベスはオモロディオンをアラウホに抑えられて効果的なカウンターができません。バルサが押し気味に試合を進めます。

 

72分、ヤマルが右サイドからカットインしてシュート。シベラがセーブ。

 

76分、最終ライン左ハーフスペースのイニゴ・マルティネスが前線に鋭いロングスルーパス。中央からフェラン・トーレスが左ハーフスペースに流れて受けようとしますが、アブカルがスライディング。アブカルはフェラン・トーレスを倒して、バルサがP.K.獲得。レバンドフスキが中央左上に決めてバルサが逆転に成功します。

 

91分、右からファクンドがクロス。ニアにキケが飛び込みヘッド。イニゴ・マルティネスが触り、枠の上。

 

93分、バルサDFを押し込み、バイタルエリアのゲバラが右ハーフスペースにパス。走り込んだファクンドがミドルシュート。枠の左に外れます。

 

95分、右からハジのフリーキック。ペナルティエリア内ファーサイドの混戦でロメウの手に当たりますが、フリーキックを蹴った時点でオフサイド。バルサは九死に一生を得ました。

 

2-1でバルサが勝利しました。

 

気になったプレーヤー

バルセロナ

#23クンデ

オモロディオンのフィジカルに完敗。ポジションチェンジ後はメンタルを立て直してアシストを記録。クンデの出来が悪いというよりはオモロディオンがすごかった印象です。

 

#8ペドリ

アラベスの選手に体を当てられ転倒するシーンが目立った。ラフプレーには見えなかったのでまだまだペドリのコンディションが上がっていないように見えた。怪我が多いので焦らずじっくりコンディションを上げたい。

 

#9レバンドフスキ

こちらはコンディションが上がってきている。ただ、消えている時間帯も多いのでまだ絶好調とまではいかない。

 

#14ジョアン・フェリックス

動きは悪くないので、あとは得点がほしい。

 

#32フェルミン・ロペス

ペドリ経由の攻撃が多かったという理由もあるが、この試合はあまり目立つプレーは見られなかった。

 

#22ギュンドアン

ボールを失わないという信頼感から、周囲のカバーが遅れて失点の原因になってしまった。印象が悪いだけでギュンドアンのパフォーマンスはいつも通りでした。

 

#7フェラン・トーレス

短い出場時間でも結果を残す。良い選手に成長しています。

 

アラベス

#32オモロディオン

アトレティコ・マドリードからのレンタル移籍中の選手だそうです。193cmの高さ以上にスピード、フィジカルの強さがあり、底知れぬポテンシャルを感じる。私の印象はクリスティアン・ビエリが近い。すぐにアトレティコにレンタルバックないし、他のビッグクラブにステップアップしてもおかしくない逸材。まだまだ粗削りですが、今後がすごく楽しみです。

 

総括

バルセロナ

ネガティブトラジションが遅く、高い位置でボールを奪い返せない。この点はソシエダ戦、シャフタール・ドネツク戦と何ら変わりません。怪我明けの選手を起用しているので、チーム全体のインテンシティが上がらないのか、クラシコで負けた後のメンタルを引きずっているのか判断するのが難しいですが、大きな改善点だと思います。デ・ヨングの抜けた穴の大きさを再確認させられています。代表ウィークがあるので、そこで1回気持ちをリフレッシュでできればいいのですが、それ以上に疲労が溜まりそう。代表選手には怪我無く帰ってきてほしい。

 

アラベス

オモロディオンのカウンター頼みだったが、あれだけのタレントがいればそうなるのも仕方がない。守備を固めてオモロディオンにいい形でボールを預ける戦術を徹底したい。

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