俺から見たバルセロナ対オサスナ

リーガ・エスパニョーラ第20節、バルセロナ対オサスナです。

 

バルサは左SBにカンセロ、ダブルボランチで右にペドリ、左にデ・ヨング。ギュンドアンをトップ下に置く布陣で臨みました。

 

前半

バルサは攻撃時に3-2-5の状態を作り、右ハーフスペースにギュンドアン、左サイドにカンセロを上げて5レーンすべてを埋めます。

 

序盤はバルサが押し込みます。

 

11分、バルサは右からフリーキック。中央でレバンドフスキがDFに競り勝ちヘッドで合わせますが、枠の左。

 

バルサは、前の試合に比べてボールに積極的にアプローチ。上手く入っていませんが、左右のポケットを攻略しようという意図も垣間見られます。ただ、両チームともにシュートまではいけない展開が続きます。

 

34分、バルサの右コーナーキック。ニアでクンデが合わせますが枠の上。

 

38分、オサスナの右コーナーキック。ニアでトロがヘッドで合わせボールはファーサイドへ。ブディミルがヘッドで押し込もうとしますが当てきれず枠の左へ外れます。

 

46分、バルサの右コーナーキック。クンデがヘッドで合わせますが枠の上。

 

両チーム共にセットプレーでしかシュートチャンスはなく、得点は奪えないまま0-0で前半終了。

 

後半

46分、バルサの速攻。左ハーフスペースからギュンドアンが中央に入り込んだフェルミン・ロペスに楔を入れます。DFに潰されますがこぼれ球に走り込んだヤマルがシュート。アイトール・フェルナンデスがキャッチします。

 

前半とあまり変わらず、膠着した状態が続きます。

 

61分、右からヤマルが左足でクロス。DFの裏をとったギュンドアンがヘッドも当てきれず、枠の左へ外します。

 

62分、右からヤマルがカットイン。DFを引き付けて中央のデ・ヨングにパス。デ・ヨングは左のカンセロへ。カンセロはトラップから右アウトサイドクロス。ニアに飛び込んだロケがヘッドで流し込みます。

 

ロケのリーガ初ゴールでバルサが先制します。

 

67分、ウナイ・ガルシアがDFラインの裏へ走り出したロケを捕まえて倒し、2枚目のイエローカードで退場します。

 

70分、バルサのロングカウンター。右サイドでボールを受けたヤマルがドリブルで持ち上がりカットインからシュート。アイトール・フェルナンデスがセーブ。こぼれ球を拾ったヤマルが再びシュートもDFがブロック。

 

75分、バルサ陣内右サイドでロケからファール気味のスライディングタックルでボールを奪ったオサスナのショートカウンター。こぼれ球をルベン・ガルシアが拾ってニアへスルーパス。走り込んだラウル・ガルシアがシュートもわずかに枠の左。

 

76分、右サイドからペナルティエリアの外にいたモンカヨラにボールが入ります。モンカヨラは右インフロントでダイレクトシュート。意表を突かれたペーニャでしたがファインセーブ。

 

その後スコアは動かず、バルサが勝利しました。

 

気になったプレーヤー

#19ロケ

FWらしい得点で初ゴール。これまでのプレーを見る限り嗅覚に優れたFWという印象。フェラン・トーレスが負傷したこともあり、今後先発起用もありそうだが、連携にはまだまだ課題を残す。多分、ブラジルのサッカーとバルサのサッカーでリズムが違うのが一番大きいと思うので、長い目で見ていきたい。

 

#23クンデ

今までのプレーに比べて思い切りの良さがあった。この調子でプレーをしてほしい。

 

#8ペドリ&#22ギュンドアン

両者ともにボランチの位置でビルドアップができるが、一列前だとバイタルエリアで持ち味を発揮するペドリとポケットを狙って走れるギュンドアンとなる。チームとしてポケットを狙いに行ったのがよく分かる選手起用だった。

 

#27ヤマル

連戦の疲れからドリブルのキレが落ちる。そろそろ休ませたい。

 

#33クバルシ

けが人の影響もあり、一気にスタメンを確保。こちらも17歳になったばかりなので無理はさせたくない。

 

オサスナ

特になし

 

総括

シャビのシーズン後に退任する報道でチームの雰囲気が良いほうに変わった気がする。選手が思い切ったプレーをするようになった。一方、けが人がさらに増えてしまった。この試合ではフェラン・トーレスが負傷交代。アラウホとカンセロがテーピングしている足を気にしているシーンが見られた。

 

なかなかいい形で試合を進められず、結果も得られない→シャビはスタメンを大きくいじりたくない→特定の選手に負荷がかかる→けが人がでる→穴を埋める選手がスタメンに定着する→新たなけが人が増える

 

の悪循環。復帰してくる選手も、中途半端に直して出てくるのでまた怪我をしてしまいます。過密日程のスケジュールが一番悪いのですが、思い切ってターンオーバーをできないシャビの責任も多くあると思います。

 

怪我の功名は若手がチャンスをもらえることですが、怪我のリスクもあるので気を付けたい。今からでも遅くはないので、大幅なターンオーバーをしていきたい。

 

オサスナ

良いところはあまりなく終わる。守備は整っていたが攻撃面が物足りなかった。

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