俺から見たバルセロナ対ナポリ

チャンピオンズリーグラウンド16:2nd leg、バルセロナ対ナポリです。

 

バルサは先発にクバルシ、ヤマルを起用。直近の試合で負傷交代し、状態が心配されたラフィーニャが先発で起用されました。

 

前半1分、左サイドからギュンドアンがドリブルで仕掛けて、中央のレバンドフスキに楔を入れます。レバンドフスキはフェルミン・ロペスに落とます。フェルミン・ロペスはDFに潰されながらも右ハーフスペースのヤマルにパス。ヤマルはシュートを放ちますが大きく枠の上に外れます。

 

3分、ナポリは最終ラインからバルサDFラインの裏へシンプルにフィード。オシムヘンが抜け出しますが、アラウホが粘ってついていき、シュートコースを狭めます。オシムヘンは構わずシュートもテア・シュテーゲンが正面でキャッチ。オシムヘンはオフサイドでした。

 

ナポリはバルサの高いDFラインの裏を狙う戦術。一方、バルサはパスをつなぎたいがナポリのプレスを回避するために早めに縦パスを入れていきます。

 

ほぼ互角の立ち上がりです。

 

8分、ナポリのペナルティエリアの外でフェルミン・ロペスがボールを奪い、右45度からそのままシュート。枠の左に外します。

 

12分、最終ライン左ハーフスペースからクバルシが、右ハーフスペースのナポリDFラインへフィード。フェルミン・ロペスが抜け出し、飛び出したメレトと1対1になり、ループシュート。当てすぎてしまい枠の上に外れます。

 

14分、バルサは左サイドでパスを回し、カンセロが左ハーフスペースに走り込んだラフィーニャにスルーパス。ラフィーニャはサイドをえぐってマイナスクロス。中央にフリーで走り込んだフェルミン・ロペスが冷静に蹴り込みます。

 

バルサが見事な連携で先制。

 

16分、バルサのロングカウンター。ヤマルが自陣右サイドでDFをかわしてドリブルで持ち上がり、中央に進入。レバンドフスキが中央から右に流れてDFを引き付けます。ヤマルは左ハーフスペースのラフィーニャへパス。ラフィーニャは中に持ち出しディロレンツォをかわして右足シュート。右ポストに直撃したボールは左サイドに跳ね返り、走り込んだカンセロがシュート。

 

バルサがすぐに追加点を奪い、リードを2点に広げます。

 

ここから、ナポリがボールを保持し、バルサがカウンターに行く展開になっていきます。

 

29分、ナポリは右サイドでパスを回し、ポケットに走り込んだポリターノにボールが入ります。ポリターノはマイナスのクロス。ラフマニが走り込みシュート。ゴール左へ流し込みます。

 

ナポリが1点を返します。

 

33分、ナポリは左サイドからルイがアーリークロス。ファーサイドに走り込んだディロレンツォがヘッドもテア・シュテーゲンが上にはじき出すファインセーブ。

 

39分、バルサのショートカウンター。中央から右のヤマルにボールが入り、ヤマルはカットインから中央のレバンドフスキにパス。レバンドフスキは華麗なターンからシュートを放ちますが枠の左。

 

前半は2-1とバルサがリードして折り返します。

 

後半

47分、バルサのロングボールをカットしたナポリは、左サイドのトラオレに展開。トラオレは左ハーフスペースのクワラツヘリアへパス。クワラツヘリアはミドルシュートも枠の右。

 

後半はナポリが攻勢に出ます。バルサは耐える時間帯になりました。

 

54分、左サイドをカンセロとラフィーニャで崩し、カンセロがマイナスのクロス。ラフィーニャがシュートを放ちますがメレトがファインセーブ。

 

62分、ナポリは左サイドを崩しクロス。ファーサイドでカンセロがヘッドでクリアするもボールは中へ。オシムヘンが拾ってアンギサに落とし、アンギサはシュート。DFにブロックされます。

 

ナポリの運動量が落ち中盤にスペースが空き始めます。バルサは難しい時間帯を耐えしのぎました。

 

66分、右ハーフスペースでバルサのフリーキック。距離はありましたが、ラフィーニャが直接狙います。メレトがセーブ。

 

直後のコーナーキック。ニアでレバンドフスキがヘッド。メレトがファインセーブ。ファーサイドにこぼれたボールをセルジ・ロベルトがシュート。ニアでアラウホが触り、中央のヤマルが押し込みますが、ヤマルがオフサイドでノーゴールとなります。

 

73分、ナポリ陣内でアンギサがヘッドでバックパス。ギュンドアンがカットし、そのままダイレクトボレー。メレトがセーブします。

 

77分、左からのクロスを中央に入り込んだセルジ・ロベルトが胸で落とします。そのボールをギュンドアンが右ハーフスペースのヤマルにパス。ヤマルはシュートを放ちますが枠の左に外します。

 

79分、バルサを押し込んだナポリの二次攻撃。左からのクロスにリンドストロームがヘッドもわずかに枠の右。

 

82分、セルジ・ロベルトが左からカットインして中央のギュンドアンにパスを出し、自身はDFラインの裏を狙って走り込みます。ギュンドアンは足元にボールをぴたりと収めて時間を作って左ハーフスペースのセルジ・ロベルトにスルーパス。セルジ・ロベルトは完全に抜け出し、飛び出そうとしたメレトと1対1位になります。セルジ・ロベルトは中央にラストパス。走り込んだレバンドフスキは歩幅を合わせてシュート。

 

バルサらしい崩しで貴重な得点を奪い3-1とします。

 

88分、左からクワラツヘリアがドリブルで仕掛け左ハーフスペースのオリベラにパス。オリベラはダイレクトシュートもバーに嫌われます。

 

91分、バルサゴール前でロメウが不用意に中央にパス。クワラツヘリアが拾ってミドルシュート。わずかに枠の右へ外れます。

 

92分、バルサの速攻。中央をギュンドアンが持ち上がり右ハーフスペースのヤマルにパス。ヤマルはダイレクトシュートもメレトが正面でキャッチ。

 

バルサが3-1で勝利。ベスト8に駒を進めました。

 

気になったプレーヤー

バルセロナ

#27ヤマル

得点はなかったものの、2点目の起点になる。過密日程によるけがが心配。

 

#9レバンドフスキ

CFの位置でナポリのCBに脅威を与え続けた。裏をとる動きは良かった。

 

#11ラフィーニャ

献身的なプレーで勝利に貢献。

 

#20セルジ・ロベルト

怪我から復帰で大仕事をこなす。出場すれば決定的な仕事ができるので怪我の再発だけには気を付けてほしい。

 

#18ロメウ

危なっかしい。

 

#33クバルシ

オシムヘン相手に堂々としたパフォーマンスを披露。MOMも納得の選出。

 

#22ギュンドアン

3点目のパスはもらう動き、トラップ、パスの全てが完璧。一見の価値ありです。

 

ナポリ

#9オシムヘン

レバンドフスキ同様にCBに脅威を与えたかったが、クバルシのプレーに押され気味だった。

 

#77クワラツヘリア

コンディションがいい時はすごいプレーをするが、この試合では上手くいかなかった。

 

#1メレト

3失点はするものの、全体的にはいいパフォーマンスだった。

 

総括

バルセロナ

早い時間帯で先制、追加点を奪えたのが大きかった。前半のうちに1点を返されたもののカウンター主体で上手く戦えていた。ボールを保持しつつ、縦に早いサッカーを目指したほうが上手くいく成功例と言える。バルサも時代に合わせてバージョンアップする必要がある。

 

ナポリ

逆転のチャンスもあったが決められなかった。特定の攻撃の形が見られなかったところを見ると、個に依存している状態です。監督交代もあったので、戦術の徹底が必要です。

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