俺から見たカディス対バルセロナ

リーガ・エスパニョーラ第31節、カディス対バルセロナ対です。

 

バルサはチャンピオンズリーグを見据えて大幅なターンオーバーをします。GKテア・シュテーゲン、CBのクバルシ、クリステンセン、DHのセルジ・ロベルトは引き続き先発。それ以外はすべて変えました。

 

※クリステンセン、セルジ・ロベルトはパリ・サンジェルマン戦は出場停止。

 

前半

バルサがボールを保持するも、ゴール前には進入できず。カディスはカウンター狙いも途中でつぶされてしまいます。

 

序盤は互角の展開。

 

21分、テア・シュテーゲンのフィードをレデスマが大きく蹴り返します。クバルシがヘッドでクリアするもソブリノがヘッドでつつき、ロメウがカット。ロメウはボールキープしますが、ファンミがプレスをかけてナバーロが奪い、カディスがショートカウンター。那波路はバイタルエリアに進入し、左ハーフスペースのハビエル・エルナンデスにパス。ハビエル・エルナンデスはシュートを放ちますがテア・シュテーゲンがセーブ。

 

32分、バルサの左コーナーキック。クリアボールをセルジ・ロベルトがボレーシュート。枠の左に外れます。

 

36分、バルサの右コーナーキック。ニアでアレックスがヘッドでクリアを試みますがボールはファーへ流れます。ジョアン・フェリックスがオーバーヘッドで蹴り込みます。

 

ジョアン・フェリックスのゴラッソでバルサが先制します。

 

43分、左サイドからジョアン・フェリックスがアーリークロス。ニアに走り込んだセルジ・ロベルトがヘッドでファーサイドに落とします。走り込んだフェルミン・ロペスがボレーシュート。ゴールにカバーに入ったチュストがライン上でブロックしクリア。

 

チュストのファインプレーでバルサは決定機を逃します。

 

1-0とバルサがリードして折り返します。

 

後半

カディスが1点を奪うべく攻勢に出ます。

 

53分、左からの楔のボールをマキシ・ゴメスがキープし、右のイサへ展開。イサはドリブルからDKとGKの間にクロス。ファーサイドでファンミが蹴り込みますが、ファンミは明らかにオフサイドでした。

 

56分、カディスはコーナーキックからの二次攻撃。右からアルカラスがアーリークロス。ファーサイドでチュストがヘッドも枠の左。

 

60分、右サイドからフェラン・トーレスが鋭いクロス。二列目に入り込んだジョアン・フェリックスがダイレクトで合わせますがわずかに枠の左に外れます。

 

カディスの運動量が落ち、バルサが試合をコントロールします。

 

71分、バルサはボールを回して右ハーフスペースのフェルミン・ロペスが中央にスルーパス。ジョアン・フェリックスが抜け出しかけますが手前でフェラン・トーレスがカット。フェラン・トーレス改めてジョアン・フェリックスにパス。ジョアン・フェリックスは右足に持ち出しシュート。左ポストに嫌われますがジョアン・フェリックスはオフサイドでした。

 

78分、右サイドからの攻撃をはね返されますが、右ハーフスペースにこぼれたボールに走り込んだサマセクがミドルシュート。テア・シュテーゲンが横っ飛びし、右手でファインセーブ。

 

後半はスコアが動かず、1-0でバルサが勝利しました。

 

気になったプレーヤー

カディス

特になし

 

バルセロナ

#19ロケ

久しぶりのアピールの機会だったがノーインパクト。下手をするとこのまま消えていくかもと心配になるくらいのパフォーマンス。

 

#14ジョアン・フェリックス

オーバーヘッドはゴラッソ。ただ、1試合を通してみると輝いた瞬間は後半のカットインからチャンスメイクをした2回くらい。継続性があればワールドクラスになれるのだが、なかなか難しい。

 

#33クバルシ

DFリーダーとしての風格が出てきた。1対1の対人プレーも堂々としている。

 

#18ロメウ

2人がかりでプレスをかけられるとボールキープが難しい。

 

#7フェラン・トーレス

ほぼ試合から消えていた。以前はジョーカーとして活躍していたので、早い復調を期待したい。

 

#1テア・シュテーゲン後半のファインセーブがなければ勝ち点3はなかった。この試合のMOMです。

 

総括

カディス

守備ブロックを作ってカウンター狙いは明確だったが、ロングカウンターを繰り出すにはチームとしての走力、パス精度が足らない。ほぼ2軍のバルサ相手にこの内容では、降格圏から脱出できそうな雰囲気はない。

 

バルセロナ

今季一番のローテーションを敢行し、勝ち点3を獲得。もっと前から思い切ってローテーションをしていれば、怪我人も増えなかったし、チームコンディションも維持できたと思う。ただ、パリ・サンジェルマン戦を前に主力の半分以上を休ませられたのは大きい。ただ、クリステンセン、セルジ・ロベルトの出場停止で空いた中盤をどのように埋めるのかが悩みどころ。ギュンドアン、デ・ヨング、ペドリがファーストチョイスではあるものの、守備面での負担が大きい。特に怪我明けのペドリ、デ・ヨングに無理はさせたくないので、ギュンドアン、デ・ヨング、フェルミン・ロペスが先発でペドリは途中から出場がいい気がする。チャンピオンズリーグ、クラシコと今シーズンの山場を迎えるので、2つとも勝ちたい。

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