俺から見たアルメリア対バルセロナ
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ゆーすけ
2024年05月19日 01:10 visibility131
リーガ・エスパニョーラ第36節、アルメリア対バルセロナです。
バルサはターンオーバーで左SBにフォルト、ダブルボランチの中盤にセルジ・ロベルト、フェルミン・ロペス、左WGにフェラン・トーレスを起用しました。
前半
バルサがボールを保持。アルメリアはカウンター狙い。序盤はペドリが中心となってボールを回します。
9分、クバルシが中央のフェラン・トーレスに楔を入れます。フェラン・トーレスはフリックして、左に流れながら抜け出したレバンドフスキがシュート。枠の上に外します。
13分、中央から左サイドのフォルトがボールを受けて右足でアーリークロス。ファーサイドに走り込んだフェルミン・ロペスがフリーになり、ヘッドで叩き込みます。
バルサが先制します。
13分、バルサの左コーナーキック。中央でイニゴ・マルティネスがDFの上からヘッド。マキシミアーノが正面でキャッチ。
アルメリアはカウンターを仕掛ける場面が見られますが、パスの出し手と前線の動きが全くかみ合わず、度々オフサイドに引っ掛かります。
21分、アルメリアの速攻。右サイドでレオ・バチストンがボールを受けます。前線が動き出しますが、レオ・バチストンのタイミングと合わず、レオ・バチストンは縦に大きく持ち出して、オフサイドラインを作ったバルサのDFを突破。レオ・バチストンは右ハーフスペースを独走してテア・シュテーゲンと1対1になり、シュートもキックミスをして枠の右に外します。
27分、バルサの速攻。右サイドでボールを受けたヤマルがチュミを相手に縦にドリブルを仕掛けて振り切り、角度のないところから右足シュート。ニアポストの外側に当たり外れます。
41分、アルメリアは中央から右に流れてきたエンバルバがスルーパスを受けてシュート。左ポストに嫌われます。
45分、バルサの速攻。フェルミン・ロペスが右サイドから中央にドリブルで持ち上がり左足でミドルシュート。マキシミアーノがセーブ。
前半は1-0とバルサがリードして折り返します。
後半
46分、アルメリアはバルサのビルドアップを潰してショートカウンター。右ハーフスペースをエンバルバが強引なドリブルで持ち上がり、中央のジョナタン・ビエラにパス。ジョナタン・ビエラは左前方に持ち出そうとしますがクバルシがカット。ボールがゴール正面にいたロサーノの前にこぼれます。ロサーノはフリーでシュートもキックミスをしてしまい、枠の左に外れます。
アルメリアは絶好機を逃しました。
前半と打って変わってバルサのパスミスが増えて、少しアルメリアのペースになります。ただ、得点の気配はなく、時間のみがだらだらと経過していきます。
65分、アルメリアの左ショートコーナー。エンバルバが受けてアーリークロス。中央でDFに競り勝ったモンテ須賀ヘッドも枠の上。
66分、左サイドでボールを受けたフォルトが左ハーフスペースに走り込んだセルジ・ロベルトにパス。セルジ・ロベルトは左に持ち出しマイナスクロス。走り込んだフェルミン・ロペスがダイレクトシュート。ゴール左に流し込みます。
バルサが2-0とリードを広げます。
試合はそのまま終了。
バルサが勝利しました。
気になったプレーヤー
アルメリア
#25マキシミアーノ
安定感があるGK。失点シーンはDFがフェルミン・ロペスを完全にフリーにしてしまっているのでマキシミアーノの責任は少ない。
バルセロナ
#16フェルミン・ロペス
前半は右ハーフスペースへの飛び出しでヤマルからボールを引き出し、攻撃を活性化。後半は運動量が落ちて目立たなくなったが、この試合で唯一の収穫と言える。
#39フォルト
2得点に関与。右利きなので左サイドを抉ってからのクロスは期待できないが、徐々にリーガ・エスパニョーラにも慣れてきた感じがする。本領発揮するとどれくらいのパフォーマンスを発揮するのだろうか。
#27ヤマル
フェルミン・ロペスとの連携で相手を崩すパターンが増えた。カットイン、縦に突破してサイドをえぐる、ハーフスペースへのスルーパスと3パターンあれば、ヤマルのポテンシャルもさらに発揮されるはず。あとは疲れがたまらないように、怪我をしないように起用してほしい。
総括
アルメリア
降格が決定しているが、それも納得の試合内容。どこでボールを奪うのかが定まっていないし、カウンターの連携も皆無。来シーズンに向けてチームを構築したい。
バルセロナ
攻守に連携が取れていないアルメリア相手に苦戦。前半は左サイドでパスを回して、右に展開して崩そうという意図が見えたが、後半はアルメリアが少しパスコースを消しだしたらパスミスを連発して劣勢に立たされる。何とか勝ち点3を得ることができた印象です。
おまけ
ここにきてラポルタ会長がシャビの前日会見での発言を問題視して今シーズン限りで解任する報道が出てきました。私としては、シャビを解任して新指揮官を連れてきてほしい。クラブの哲学と合致しているかは試合を観たことがないので何とも言えませんが、ボローニャで監督をしているモッタが面白そう。冨安が在籍をしていた時期と重なる形で、ボローニャのスタッフ(レナート・バルディ氏)が書いたモダンサッカーの教科書を読んで、ボローニャのサッカーはよく考えられているなと感心させられました。ボローニャ自体がその哲学で今も進んでいるとバルサのサッカーをアップデートしてくれそうな気がします。ただ、ボローニャは現在ユベントスと勝ち点で並び3位の好成績。優秀な指揮官を手放すことはなさそう。ブライトンのデ・ゼルビが今シーズンで退団を発表。もしかするとバルサの指揮官になれるかもしれません。こちらも攻撃的なサッカーで面白そうな気がします。
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