俺から見たバルセロナ対バジャドリード
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ゆーすけ
2024年09月01日 15:36 visibility148
リーガ・エスパニョーラ第4節、バルセロナ対バジャドリードです。
バルサは左WGにラフィーニャ、CHにダニ・オルモを起用しました。
前半
バルサはいつも通り4-3-1-2で全体を押し上げて前からプレス。バジャドリードは4-4-1-1、場合によっては5-4-1の守備ブロックを作りつつ、前からプレスをかけようと試みますが前線の動きを見ていると連動性がなく、一人目がプレスに行くも2人目は押し上げておらず空振りに終わり、「なんで寄せてこないのか」というジェスチャーが見られます。
序盤からバルサが主導権を握ります。
3分、中央でイニゴ・マルティネスがペドリに楔を出し入れして、DFをつり出し、イニゴ・マルティネスはペドリがフリーになった瞬間に再度楔を入れます。ペドリは前を向き前方のダニ・オルモとワン・ツーで右ハーフスペースに進入し、右のヤマルに展開。ヤマルは足元にぴたりと止めてクロス。ハビ・サンチェスの頭をかすめてファーサイドのレバンドフスキがトラップからシュート。当たり損ねがファーに流れてダニ・オルモがダイレクトボレー。右ポストにはじかれて中央にこぼれたボールをラフィーニャがボレーもルイス・ペレスがブロック。
9分、右サイドのヤマルが中央へパス。ラフィーニャが受けてミドルシュート。ハインがはじき、ダニ・オルモが押し込みゴール。しかし、ダニ・オルモがオフサイドでした。
13分、バルサの速攻。中央からラフィーニャがドリブルで持ち上がり、左ハーフスペースに進入し左のバルデにパス。バルデはカットインから左ハーフスペースのペドリにパス。ペドリはフリックし、中央のレバンドフスキが受けてシュートもハインが正面でキャッチ。
19分、中央のカサードがボールを受けてマルコス・アンドレを引き付けてクバルシにパス。クバルシはペドリと楔の出し入れをします。クバルシがトラップして前を見た瞬間、ラフィーニャが左ハーフスペースから中央DFラインの裏へ走り出します。クバルシはその動きを逃さずフィード。ラフィーニャは胸トラップで右ハーフスペースに持ち出し、飛び出してきたハインに対して左足のアウトサイドでゴールに流し込みます。
バルサが先制します。
23分、ハーフウェーライン左サイドでボールを受けたヤマルがドリブルで中に持ち出し、中央DFラインの裏に走り出したレバンドフスキに向けてフィード。レバンドフスキは左に持ち出し、ハインの右わきの下を通すシュート。
バルサがすぐに追加点を奪います。
バジャドリードも時折バルサゴールに迫りますが、キックミスやオフサイドで決定機を作れません。
38分、バイタルエリア右ハーフスペースでボールを受けたダニ・オルモが強烈なミドルシュート。ハインが正面で処理しようとしますがファンブル。ハインがすぐに回収します。
40分、右サイドのヤマルがカットインから急停止、反転し縦に突破しクロス。Dfgaブロックし、こぼれたボールをラフィーニャが拾って中央にパス。レバンドフスキが受けてダニ・オルモに落とします。ダニ・オルモは足元にトラップからすぐさまシュート。右ポストに嫌われます。
46分、バルサの左コーナーキック。ニアに飛び込んだレバンドフスキに合わず。抜けてきたボールがクンデの前にこぼれます。クンデはすかさず蹴り込みます。
バルサが3-0として前半を折り返します。
後半
前半同様バルサペースは変わりません。
54分、左サイドでボールを受けたペドリが右サイドへ大きくフィード。ラフィーニャが追いつき、サイドをえぐってマイナスパス。ヤマルが受けてシュートかと思いきや左ハーフスペースにパス。走り込んだダニ・オルモでしたがタイミングが合わずシュートは空振り。
同じく54分、左サイドでイニゴ・マルティネスが縦パスをカット。こぼれ球をカサードが拾って中央のダニ・オルモにパス。ダニ・オルモはターンでDFを外して左ハーフスペースにループパス。走り込んだラフィーニャが角度のないところからシュート。ハインがファインセーブ。
63分、バジャドリードのボランチの脇でボールを受けたヤマルがドリブルから中央のダニ・オルモにパス。ダニ・オルモは前方のレバンドフスキにスルーパス。レバンドフスキはDFに潰されますがこぼれ球をヤマルがプッシュ。レバンドフスキに当たり左に出たボールをラフィーニャがつめます。
バルサが4-0とします。
71分、バジャドリードのコーナーキックのクリアボールを右ハーフスペースで拾ったヤマルがドリブル開始。中央にコースを取りながら持ち上がり前方に走り込んだラフィーニャにスルーパス。ラフィーニャは飛び出してきたハインに股抜きシュート。
ラフィーニャがハットトリックを決めて5-0とします。
81分、バルサは右から左へとパスを回し、左に開いたバルデが左ハーフスペースのポケットを取ろうと走り込んだラフィーニャにパス。ラフィーニャは中央にパス。後方からフェラン・トーレスの前に走り込んだダニ・オルモがその勢いで左ハーフスペースを抜けてカバーに入ったキュマルトをシュートフェイントで外してファーサイドに流し込みます。
バルサが6-0とします。
84分、左サイドのバルデが前方に走り込んだラフィーニャにスルーパス。ラフィーニャはダイレクトで鋭いクロス。ハビ・サンチェスの前に入ったフェラン・トーレスが合わせます。ハインは触りますがゴール。
バルサが7-0とし、そのまま試合終了。
バルサが久しぶりの完勝を収めました。
気になったプレーヤー
#17カサード
マルク・ベルナルの代役としてアンカーを務める。この試合では攻撃の起点として大きく貢献。拮抗した試合だとどうなるかはやってみないとわからないという感じですがとても好印象でした。
#11ラフィーニャ
精力的にフィールドを駆け回りハットトリックに2アシストの大活躍。この調子を維持してほしい。
#19ヤマル
ゴールはなかったもののアシストを決めるなど、調子は上向き。あとは疲労を残さないように気を付けて起用したい。
#20ダニ・オルモ
ペドリ、ヤマルを中心に連携の良さを見せる。想像を超える早さでチームへの適応を果たす。
#5イニゴ・マルティネス&#2クバルシ
現在のバルサのサッカーだとこの二人のフィード能力は欠かせない。アラウホが戻ってもポジションは奪えない感じがする。
バジャドリード
特になし
総括
バルセロナ
すごく久しぶりのスコア、試合内容を伴った完勝。バジャドリードの守備の悪さ(プレスに行く、いかない、連動性の無さ)をしっかり突いて得点を重ねることができた。CBから中盤への楔の出し入れでギャップを作りパスを通すパターン、ロングフィードで一気に裏をとるパターン、中央にバジャドリードの守備を集中させてサイドのヤマルに展開してサイドから攻めるパターンと簡単に3つの攻撃がある。これだけバリエーションがあると敵も振り回されてしまうのでとても守りにくい。ネガティブトラジションも早く、素早くプレスをかけるので、中途半端な縦パスをカットして再び攻撃に出られる点も素晴らしい。代表戦が入るので、代表選手は怪我無く帰ってきてほしい。
バジャドリード
守備戦術が定まらず失点を重ねる。まずは守り方とボールの取りどころをはっきりしたい。
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