俺から見たバルセロナ対ヘタフェ

リーガ・エスパニョーラ第7節、バルセロナ対ヘタフェです。

 

バルサはターンオーバーで、ペドリ、セルジ・ドミンゲス、ジェラール・マルティンに代えてカサード、バルデ、クバルシを先発に起用しました。

 

前半

ヘタフェは4-4-2、バルデが上がってくるとカルレス・ペレスが下がって5-4-1の守備ブロックを作って守ります。攻撃時はロングボールを前線のウチェに向けて蹴り込みます。

 

序盤はプレスを回避したヘタフェがペースを握ります。

 

7分、バルサ陣内右サイドにこぼれたボールをヤマルが拾いますが、ソラが素早く奪い返してクロス。ゴール正面でカルレス・ペレスがヘッドで合わせますが、ボールはペーニャの正面に飛び、ペーニャがキャッチ。

 

ヘタフェは絶好機を活かせません。

 

11分、カルレス・ペレスが左ハーフスペースから右ハーフスペースへダイアゴナルにドリブルを仕掛けてシュート。バルデがブロックします。

 

バルサがヘタフェの戦い方に慣れてきて押し返し始めます。ヘタフェの前線に張っているウチェは本来中盤の選手だそうで、完全にボールキープ要員という感じ。前線でボールが収まらなくなってきました。また、いつもは守備時にファールも辞さない激しい寄せを見せますが、鳴りを潜めています。

 

18分、バルサの速攻。エリック・ガルシアが右のヤマルへフィード。ヤマルはドリブルでタメを作り、外を回ったクンデにパス。クンデはダイレクトクロス。クロスを予想したソリアが前に出ますが、思ったよりボールはゴールよりに来たためキャッチできずに後逸。こぼれ球にすかさず反応したレバンドフスキが詰めます。

 

バルサが先制します。試合の主導権はバルサが握ります。

 

28分、左ハーフスペースのバルデが前方にフィード。ラフィーニャが抜け出しダイレクトシュートも当てきれず、枠の右に外れます。

 

31分、左サイドでイニゴ・マルティネス、バルデ、ラフィーニャとつなぎ、ラフィーニャがタメてからスルーパス。レバンドフスキが抜け出し、ゴールエリアの角からシュート。ソリアがシュートコースをしっかり切ってセーブ。

 

40分、ヤマルが右サイドからカットインして、ニアへシュートも枠の右。

 

前半は1-0とバルサがリードして折り返します。

 

後半

バルサペースは変わらず。ヘタフェは攻撃の糸口をつかめません。

 

58分、ヤマルが右サイドで受けて中に持ち出しファーサイドへコントロールショット。ソリアがスーパーセーブ。

 

70分、右ハーフスペースからラフィーニャが直接フリーキックでファーサイドを狙ってシュート。ソリアがファインセーブ。

 

直後のコーナーキック。中央にこぼれたボールをヤマルがシュートもバーをかすめて上に外れます。

 

77分、左サイドからラフィーニャのフリーキック。鋭いボールがDFとGKの間に入り、クバルシが合わせますがDfがブロック。こぼれ球をエリック・ガルシアが押し込もうとしますが枠の上に外します。

 

バルサは追加点のチャンスを逃します。

 

81分、ヘタフェを押し込んだバルサは、左、右へとパスを回して右サイドからクンデがアーリークロス。2列目から走り込んだラフィーニャがヘッドも頭を振ってしまい枠の左へ外れます。

 

こちらも絶好機でした。

 

91分、右サイドでクリアボールを拾ったヘタフェはすぐに前方にパス。オフサイドラインぎりぎりでイグレシアスが受けてすぐさまクロス。中央にフリーで走り込んだマジョラルでしたが空振り。

 

ヘタフェは同点のビッグチャンスを逃し、試合終了。

 

バルサは最後に危険なシーンがありましたが、1-0で勝利しました。

 

気になったプレーヤー

バルセロナ

#17カサード&#24エリック・ガルシア

安定感が増してきた。マルク・ベルナルが怪我で離脱してアンカー。ダブルボランチに不安があったが、今のところ問題なし。特にエリック・ガルシアは当たり負けするシーンが少なくなってワンランク上の選手になった気がします。

 

#9レバンドフスキ

好調を維持。昨シーズンに比べてボールが入ってくるので、生き生きとプレーできている。

 

#13ペーニャ

前半のカルレス・ペレスのヘッドを落ち着いて処理。幸先の良い試合と言っていいと思う。

 

#14パブロ・トーレ

カサード、エリック・ガルシア同様、安定感があるプレーを見せた。これからも順調に成長すれば十分戦力になる。

 

ヘタフェ

特になし

 

総括

バルセロナ

難敵ヘタフェ相手にけが人を出さずに勝利したことは大きい。連戦続きなので積極的にターンオーバーしながら1試合ずつ勝っていきたい。マンチェスター・シティのロドリの大怪我もあったし、ヤマル、ラフィーニャ、レバンドフスキ、クンデ、イニゴ・マルティネスの疲労をためないようにしたい。

 

ヘタフェ

今シーズンは下位に低迷。上位にいる時は守備の激しさがあることが要因なのかわからないが、現在のヘタフェは守備の激しさはないし、攻撃の手段もない。今シーズンは降格圏争いに巻き込まれそうな内容でした。ボルダラス監督の勝利第一主義のサッカーに限界がきているのかもしれません。

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