俺から見たバルセロナ対レガネス

リーガ・エスパニョーラ第17節、バルセロナ対レガネスです。

 

バルサはクバルシに代えてエリック・ガルシアが先発しました。

 

前半

2分、左サイドのオスカル・ロドリゲスが右ハーフスペースのムニルにフィード。ムニルは足元にピタリと止めてペーニャと1対1になりシュート。ペーニャがファインセーブ。

 

直後のコーナーキック。ファーから中央に入り込んだセルヒオ・ゴンザレスがフリーでヘッド。ゴールにたたき込みます。

 

レガネスがあっという間に先制します。

 

レガネスは5-4-1の守備ブロックを作り、バルサの縦パスには鋭く寄せます。チャンスとみれば、ハイプレスをかけることもあり、手数をかけずに速攻。前線のデラフエンテを走らせます。

 

バルサは失点したものの、バイタルを攻略しようと縦パスを入れて機会をうかがいます。

 

9分、左サイドをバルデが縦に突破しクロス。ニアでDFがカットするもラフィーニャがこぼれ球を拾って縦に突破し鋭いクロス。ニアでレバンドフスキが合わせますが、ドミトロビッチがファインセーブ。

 

19分、バルサは中央から右のクンデに展開。クンデはアーリークロス。ニアでダニ・オルモがヘッドも枠の右。

 

22分、バルサの波状攻撃。クンデが右からアーリークロス。ファーでレバンドフスキが合わせますがタイミングがずれて枠の上に外します。

 

バルサが押し込む時間帯が増えます。バルサはバイタルエリアに楔を入れてチャンスを作り始めますが、フィニッシュのところでレガネス守備陣が何とか耐えます。

 

32分、カサドのスルーパスでバルデが左サイドを抜け出しダイレクトクロス。ニアでラフィーニャがダイレクトボレーもドミトロビッチが触り、バーに弾かれボールは上へ。レバンドフスキがヘッドで押し込もうとしますが枠にはいかず、DFがクリア。

 

同じく32分、クンデが右からクロス。ニアでダニ・オルモがヘッドも枠の右上。

 

33分、左ハーフスペースのペドリが中央のレバンドフスキに少し浮かせたパス。レバンドフスキは空中でターンしながら左足トラップ。ドミトロビッチと1対1になりシュートもドミトロビッチがファインセーブ。

 

38分、バルサの右ショートコーナー。ヤマルが受けてカットインからシュート枠の左。

 

43分、左でバルデがタメてからニアに入ったペドリへパス。ペドリはバックヒールで流してラフィーニャがフリーで受けます。ラフィーニャは中央のレバンドフスキにパス。レバンドフスキはゴールに背を向けた状態からターンしてトラップし、シュート。DFがブロックします。

 

48分、ペドリが右ハーフスペースへフィードし、ヤマルが抜け出します。ドミトロビッチがタイミングよくヤマルとの距離をつめ、ヤマルは右へドリブル、シュートコースがなくなります。そこでヤマルはマイナスクロス。フリーで走り込んだダニ・オルモがシュートも蹴り損ない力なく枠の右へ外れます。

 

50分、ラフィーニャが中央でボールを受けて2人を抜き去りバイタルエリアに侵入し、右のヤマルへパス。

 

ヤマルはカットインを匂わせて縦に突破し角度のないところから右足シュート。わずかに枠の右上に外します。

 

前半はレガネスが何とか1点を守りきり、1-0とリードして折り返します。

 

後半

前半同様、バルサがボールを保持して攻め込みます。

 

48分、ヤマルが右サイドから左足アウトサイドでアーリークロス。中央のレバンドフスキがヘッドも枠の右。ただ、レバンドフスキはオフサイドでした。

 

51分、左ハーフスペースにいたペドリが右ハーフスペースのカサドへパス。カサドは中央のダニ・オルモに楔を入れます。ダニ・オルモは前を向き右ハーフスペースへスルーパス。走り込んだクンデがダイレクトシュートも蹴り損ない枠の右へ外れます。

 

57分、バルサがレガネスを押し込み、左からバルデがクロス。中央でフリーになったレバンドフスキがヘッドも枠の上。

 

66分、バルサはレバンドフスキやダニ・オルモがフェラン・トーレス、フェルミン・ロペスと交代。

 

バイタルエリアでボールを受けるダニ・オルモ、相手のDFラインを押し下げ、クロスに合わせるレバンドフスキがいなくなり、結果として、楔を入れるもボールコントロールミスやパスミスをしてレガネスに奪われる悪循環に陥ります。

 

バルサの攻撃が停滞します。

 

78分、バルサがレガネスを押し込み、右サイドのラフィーニャがポケットへスルーパス。走り込んだフェラン・トーレスがフリック。クンデが受けて右45度でドミトロビッチと1対1になりシュート。枠の左へ外します。

 

92分、中央のペドリが右ハーフスペースへループパス。走り込んだクンデがヘッドで落とし、フェルミン・ロペスがボレーシュート。DFがブロック。

 

レガネスが1点を守りきり、1-0で勝利しました。

 

気になったプレーヤー

バルセロナ

#9レバンドフスキ

チャンスはあったので決めたかった。ただ、ドミトロビッチが当たっていたので仕方がない面もある。

 

#20ダニ・オルモ

交代でピッチを退いてから、バイタルエリアでボールを受けて違いを作れる選手は必要だなと改めて思った。今のバルサに必要な選手です。

 

#8ペドリ

最近ボランチ気味で活躍しているがこの試合ではダニ・オルモが退いてから、トップ下で起用すればいいのにと思った。元々、バイタルエリアでボールを受けて違いを作れる選手なので、受け手に回ればもっとバルサの攻撃が沈黙せずに済んだはず。

 

#19ヤマル

またしても負傷。足のつき方がおかしかったから、仕方がないが毎度思うのはしっかり治してピッチに戻ってきてほしい。

 

#24エリック・ガルシア

失点シーンに絡んでしまったが、それ以降は可もなく不可もなく。クバルシ、イニゴ・マルティネスのバックアッパーとしては微妙な出来。

 

#23クンデ

シュートチャンスが数度あったのでせめて枠に飛ばしたい。

 

#7フェラン・トーレス

5バック相手にスペースを潰され持ち味は出せず。バイタルエリアでボールを受けようとするもボールロストを繰り返す。試合展開(スペースがない)によっては起用しない方がいい。

 

レガネス

#13ドミトロビッチ

安定したパフォーマンスにファインセーブが重なり、金星獲得に大きく貢献。この試合のMOMです。

 

総括

バルセロナ

試合開始直後にあっさり失点したツケを払うことになった試合。ドミトロビッチの好セーブがあったが、前半に同点に追い付けなかったことが痛かった。後半は結果的に選手交替を失敗。負ける試合ではなかったし、勝たなくてはいけない試合を落としてしまった。次節、好調アトレティコ・マドリッド戦に向けて調整をしたい。

 

レガネス

用意したセットプレーで先制し逃げ切る。ただ、バルサ対策を入念にした印象はなく、5バックでゴール前を固めて耐えるだけだったので、ラッキーな勝利とも言える。降格圏からは脱出できたが、今後も苦しい戦いになりそうです。