俺から見たバルバストロ対バルセロナ

コパ・デル・レイラウンド32、バルバストロ対バルセロナです。

 

バルサはスーペル・コパに向けて戦力を温存。GKにシュチェスニー、CBにアラウホとイニゴ・マルティネス、右SBにクンデ、左SBにジェラール・マルティン。ダブルボランチにエリック・ガルシアとデ・ヨング、トップ下にペドリ、右WGにパブロ・トーレ、左WGにフェルミン・ロペス、CFにレバンドフスキを起用しました。

 

前半

バルバストロのピッチはあれており、所々芝生が剥げています。

 

序盤はバルサがボールを保持するもピッチが狭くバルバストロの守備陣を広げられず、上手く前に進めません。

 

6分、バルサが右からフリーキック。ニアでクンデがヘッドで合わせますが、わずかに枠の右に外します。

 

8分、左からフェルミン・ロペスがアーリークロス。中央のレバンドフスキには合わず、ボールはゴールへ。アルナウがはじき出します。

 

10分、右ハーフスペースからペドリがアーリークロス。ニアに走り込んだレバンドフスキがヘッドも枠の右。

 

19分、バルサが左サイドで縦にパスをつないで崩しますがクロスはカットされます。始めて崩せたシーンです。

 

直後の左コーナーキック。ニアでフェルミン・ロペスが」フリックし、中央のアラウホがヘッドもアルナウがファインセーブ。

 

2回目のコーナーキックはアルナウがパンチング。ボールを回収したバルサの二次攻撃。右からデ・ヨングがアーリークロス。ファーサイドでアラウホがヘッドで折り返し、中央のエリック・ガルシアがヘッドで押し込みます。

 

バルサがセットプレーから先制します。バルバストロはセットプレーでバルサの選手に明らかに競り負けてしまうのがウィークポイントになっています。

 

バルサがペナルティエリア付近まで進入できるようになりました。

 

25分、デ・ヨングが左ハーフスペースをドリブルで持ち上がり左のジェラール・マルティンにパス。ジェラール・マルティンはダイレクトで中にグラウンダーのパス。フェルミン・ロペスがニアでダイレクトシュートも枠の左に外します。

 

30分、バルサは右からフリーキック。ファーサイドでレバンドフスキがヘッド。DFの腕に当たりボールはゴール左に吸い込まれます。

 

バルサが2点目を奪います。

 

34分、バルサの右コーナーキック。中央に抜けてきたボールをアラウホがヘッドも枠の右。

 

前半はバルサがボールを保持しつつ、2-0で折り返します。

 

後半

バルサはペドリに代えてガビを投入します。

 

46分、最終ラインでパスを回して左サイドに下りてきたエリック・ガルシアがドリブルで持ち上がり、左ハーフスペースのフェルミン・ロペスにパス。フェルミン・ロペスは右ハーフスペースのパブロ・トーレに楔を入れます。パブロ・トーレはダイレクトで前方へスルーパス。レバンドフスキがDFの前に体を入れて背中でDFをブロックし、GKと1対1になり冷静に流し込みます。

 

バルサが3-0とリードを広げます。

 

55分、バルサは左サイドで前からプレスをかけてアルナウへバックパスを誘導。アルナウは右サイドへ展開しますが、ゴール前でパブロ・トーレがカット。慌ててアルナウが戻りますが、パブロ・トーレが蹴り込みます。

 

バルサが4-0とします。

 

バルサはレバンドフスキ、クンデ、イニゴ・マルティネスに代えてファティ、セルジ・ドミンゲス、クバルシを投入。選手交代でバルサの勢いも衰えますが、試合はしっかりコントロールします。その後、パブロ・トーレに代えて16歳のアントニオ・フェルナンデスも投入します。

 

83分、バルサの速攻。右サイドに流れたフェルミン・ロペスにパスが入ります。バルバストロDF陣はオフサイドをアピールして戻りが遅れます。フェルミン・ロペスは中央にクロス。フリーのファティがシュートもGKがファインセーブ。

 

86分、バルバストロは中央から右サイドへ大きなフィード。2番が走り込みトラップするもコントロールが大きくなり、ジェラール・マルティンが体を入れてボールキープ。2番はあきらめずに追いかけ、ジェラール・マルティンとシュチェスニーの連係ミスを誘います。2番の前にボールがこぼれますが、クバルシがカバーに入り得点を許しません。

 

87分、バルサの速攻。ハーフウェーライン手前右ハーフスペースでアントニオ・フェルナンデスがボールを受けてターン。ドリブルで中央に持ち上がり右ハーフスペースへスルーパス。フェルミン・ロペスが走り込みGKと1対1になりシュート。GKが距離をつめてファインセーブ。

 

4-0でバルサが勝利しました。

 

気になったプレーヤー

バルバストロ

特になし。

 

※選手の名前は先発GK以外分からなかったので、不明なところは番号などで表記しました

 

バルセロナ

#14パブロ・トーレ

1ゴール2アシストと活躍したが、ドリブラーではないので右WGでは起用しにくい。ヤマルやラフィーニャが右サイドにいて左WGならアリだが、両WGが中に入り込むこのシステムだと格下にしか通用しない。トップ下のほうが活躍できそうだが、スタメン争いが厳しい。

 

#9レバンドフスキ

気持ちよく2ゴールを奪うがパスミスが目立った。

 

#8ペドリ

この試合は流している印象。アトレティコ・マドリード戦のパフォーマンスからすると半分くらい。

 

#42アントニオ・フェルナンデス

10分程度の出場時間だったが、良い素質を持っているように見えた。左利きのアタッカーのようでパスを要求する動きもいい。今後に期待です。

 

#4アラウホ

復帰戦でフル出場。いいリハビリになった試合かな。

 

#21デ・ヨング

コンディションが少し上向き。でもベストパフォーマンスからは程遠い。

 

#16フェルミン・ロペス

良いところにいるがシュートチャンスを決めきれない。

 

総括

バルバストロ

4部のチームが1部のチームとやるので何とも言い難いが、クロスボールへの対応が非常に悪い。バルサの選手がフリーでヘディングシュートをする場面が多く見られた。せめて体を寄せたい。

 

バルセロナ

まずは勝利したことを喜びたい。メンバーを落としたことで、ドリブルでサイドを突破できる選手がおらず攻撃が停滞。パスワークも良いとは言い難く、DFラインの裏やポケットを狙う動きは少なかった。ただ、スーペル・コパに向けてコンディション調整をしながら勝てたのでそこは大きな収穫。アラウホやデ・ヨングがフル出場できたことも大きい。チームを勢いづけるためにもスーペル・コパで優勝を勝ち取りたい。

 

おまけ

ダニ・オルモ、パウ・ビクトルの登録について

 

後半戦、ダニ・オルモとパウ・ビクトルの登録が抹消されました。バルサの懐は大赤字なのは周知の事実で、現在は自転車操業中。選手を獲得しても登録できないのは経営陣のミスでしかない。カンプ・ノウのVIPルームの使用権を売って金策に走ったけれど間に合わずに、裁判所などを使って再登録に向けて手続きをしているがこれを認めることはできない。

 

チームとしては、ダニ・オルモ、パウ・ビクトルが起用できないのは痛いが、ルールを曲げてまで登録しようとするのは筋が違う。それならば事前にもっと早くVIPルームの使用権を売ればいい話だし、お金がないのなら選手を獲得しない決定もできたはず。

 

厳しいようだが、バルサの経営陣は経営戦略を改める(借金返済が済むまで身の丈に合った経営をする)か、潔く退陣すべきだと私は思う。

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