俺から見たバルセロナ対ベティス

コパ・デル・レイラウンド16、バルセロナ対ベティスです。

 

バルサはスーペル・コパ決勝から、シュチェスニー、レバンドフスキ、イニゴ・マルティネス、バルデ、カサドに代えて、ペーニャ、ダニ・オルモ、アラウホ、ジェラール・マルティン、デ・ヨングを先発起用しました。

 

前半

2分、左ハーフスペースでボールを受けたペドリがトラップでアルティミラを引きはがしてバイタルエリアに進入し、前方のダニ・オルモにパス。ダニ・オルモはトラップから中にパス。ガビが走り込み、右から寄せてきたペローを体で抑えて左にトラップしてシュート。ゴール左へ流し込みます。

 

バルサが幸先よく先制します。

 

試合はバルサがボールを保持して押し込む展開です。

 

8分、右サイドの高い位置でクンデがフリーで受けてガビに戻します。ガビはアーリークロス。ニアでダニ・オルモがトラップからシュートもビエイテスがファインセーブ。

 

11分、バルサのショートカウンター。右サイドの高い位置でボールを奪いすぐさまヤマルがアーリークロス。中央でラフィーニャが胸で落とし、ダニ・オルモがシュートも枠の上。

 

ベティスも時折バルサゴールに迫りますがオフサイドが多く、シュートチャンスを作れません。

 

19分、左サイドからジェラール・マルティンが鋭いグラウンダーのクロス。ダニ・オルモがニアで足元にボールを収めてシュート。左ポストに当たり外にはじかれたボールをラフィーニャが拾って角度のないところからシュート。シュートコースを狭めていたビエイテスがセーブ。

 

26分、バルサの速攻。左サイドでボールを奪ってペドリが中にドリブルして右サイドへパス。右ハーフスペースに走り込んだクンデはスルーしてそのまま前方にダッシュ。右に開いたヤマルがダイレクトでクンデの前にループパス。クンデは角度のないところからダイレクトボレー。左サイドネットに突き刺します。

 

バルサがクンデのゴラッソで追加点を奪います。

 

31分、バルサの速攻。ペドリが右ハーフスペースから前方にスルーパス。ヤマルが走り込み、ペロー相手に切り返しで縦に抜き去りマイナスクロス。中央のダニ・オルモには合わず、ファーに流れたボールにジェラール・マルティンが走り込みシュート。DFに当たって枠の右に外れます。

 

45分、右サイドからアルティミラがするするとドリブルで抜けてクロス。ロケがアラウホのマークを外し、カバーに入ったクンデの前でシュート。ペーニャがファインセーブ。

 

49分、右サイドでパスを受けたヤマルがオーバーラップしたクンデにパス。クンデはファーストタッチが前に出るもそのまま強烈なシュート。ニア上を抜けてバーに当たり左サイドネットに突き刺さります。

 

ゴールかと思われましたが、VARの結果、クンデの足先がわずかに出ておりオフサイドでノーゴール。

 

バルサが試合の主導権を握りつつ、2-0で前半を折り返します。

 

後半

2点を追うベティスが前からプレスをかけ始めて少し押し返しますが、すぐに前半同様バルサが主導権を握ります。

 

54分、ベティスを押し込み、中央のデ・ヨングが右ハーフスペースへループパス。ヤマルが走り込みインサイドダイレクトボレー。左サイドネットに流し込みます。

 

ゴールだと思いましたが、押し込むときの数プレー前でヤマルがオフサイドポジションでボールを受けていたということでノーゴール。

 

57分、バルサのロングカウンター。自陣中央でヤマルがボールカットしてそのままドリブルで持ち上がります。ベティスDFはリトリートしてずるずる下がり、自陣中央でペローがボールを奪いにいきますがヤマルがあっさりかわして、シュートを試みますが、ディエゴ・ジョレンテに倒されます。ボールは左にこぼれ、ラフィーニャがボレーシュートで決めます。

 

バルサが3点目を奪います。

 

66分、バルサはコーナーからの二次攻撃。右からクロスを入れますがはじかれ、中央でダニ・オルモが拾って右ハーフスペースへループパス。フェラン・トーレスが走り込みトラップからボレーシュートを叩き込みます。

 

バルサが4-0とリードを広げます。

 

72分、ベティスはワン・ツーで右サイドを突破し、サバリがマイナスクロス。カルドーゾがフリーでシュートもわずかに枠の右。

 

74分、中央でボールを受けたフェルミン・ロペスが右ハーフスペースへループパス。走り込んだヤマルがシュート。ビエイテスに当たりますがそのままゴール。一度はオフサイドの判定が出ますがVARの結果、オフサイドはなしでゴールが認められます。

 

バルサがダメ押しの5点目を奪います。

 

79分、前線へのフィードをフェラン・トーレスとフェルミン・ロペスで収めてキープ。フェルミン・ロペスは右ハーフスペースへスルーパス。走り込んだパウ・ビクトルがシュートもビエイテスが上にはじき出します。

 

82分、右ポケットに出たボールをロケが追いかけて粘ってシュート。ボールに力なくゴールへ転がりますがクンデがクリア。

 

同じく82分、ペナルティエリア内左ハーフスペースでクンデがヘスス・ロドリゲスの足を踏みベティスがP.K.獲得。ロケが中央左に蹴り、ペーニャのわきの下を抜けてゴール。

 

ベティスが1点を返します。

 

その後スコアは動かず、5-1でバルサが勝利しました。

 

気になったプレーヤー

バルセロナ

#20ダニ・オルモ

偽CFを務める。前線から少し下がって中央でくさびを受けるプレーが絶品。狭いスペースでも慌てずボールを持てるのは大きい。レバンドフスキの負担を減らせる選択肢になった。

 

#19ヤマル

1ゴール1アシストの活躍だったが、オフサイドで取り消されたゴールを合わせれば2ゴール2アシスト。最近プレーの質がさらにワンランク上がった感じがする。怪我明けで3試合先発なので筋肉疲労による再発だけが怖い。

 

#4アラウホ

クバルシと高いDFラインを形成。乱れはなかったし、安定感があった。こちらも怪我の再発に気を付けつつイニゴ・マルティネス不在の間にスタメンを奪取したい。

 

#35ジェラール・マルティン

チームにフィットしてきた。このまま成長すればバルデのバックアッパーは要らないし、守備固めに使えそう。

 

#13ペーニャ

しばらく先発から遠ざかっていたが、安定感抜群のプレーを魅せる。

 

#21デ・ヨング

なかなかコンディションが上がらず、序盤は不用意にボールロストすることもあった。これでは先発奪取は難しい。

 

ベティス

#8ロケ

このプレーレベルではバルサで通用はしない。ベティスではコンスタントに起用されているようなので、レベルアップを図りたい。

 

#22イスコ

狭いスペースでもボールを奪われないのは流石。

 

総括

バルセロナ

スーペル・コパを制し、その好調を維持してベティスに勝った。シーズン序盤の強いバルサが戻ってきました。この試合ではダニ・オルモの偽CF、左SBのジェラール・マルティンが戦力としてカウントできることを証明。イニゴ・マルティネスが復帰するまではCBの層が薄いので怪我だけは気を付けたい。次の試合はラフプレーも辞さないヘタフェが相手なので、けが人を出さないように勝ち点3を目指したい。

 

ベティス

バルサになす術なく敗れる。ベティスが悪いというよりはバルサが強すぎました。

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