俺から見たバルセロナ対ラージョ・バジェカーノ

リーガ・エスパニョーラ第24節、バルセロナ対ラージョ・バジェカーノです。

 

バルサは右SBにフォルトを起用。クンデは遅刻したようです。

 

前半

3分、左サイドのバルデが左ハーフスペースへスルーパス。ラフィーニャが走り込みゴールライン際からクロス。中央のレバンドフスキがヘッドで合わせますが枠の右。

 

ラージョはミドルサードでイシが一列上がって4-4-2の守備ブロックを作り、まずはカウンター狙い。ただ、カウンターが無理だと判断すると後方からつないでいこうとします。

 

バルサはいつも通りポゼッションとハイプレスです。

 

13分、ラージョの右コーナーキック。ファーサイドでムーミンがヘッドも枠の左に外します。フォルトがムーミンのユニフォームを少しつかんでおり、P.K.を取られる可能性もありました。

 

19分、クバルシが左サイドへフィード。ラティウがヘッドで戻そうとしますがそのまま後方に行った上に飛距離は出ず、バルデが追いついてゴールライン際からマイナスクロス。ニアに走り込んだラフィーニャがシュートを放ちますがボールはゴール前を通過して右サイドに外れます。

 

22分、左ハーフスペースのラフィーニャが中央のペドリにパスを出し前方に走り出します。ペドリはその動きに合わせてリターンスルーパス。ラフィーニャがDFラインを抜け出し、バタジャと1対1になりシュート。バタジャがファインセーブ。中央にこぼれたボールをレバンドフスキがつめようとしますがタイミングが合わずバタジャがキャッチ。

 

直後に合ったコーナーキック。ファーサイドでイニゴ・マルティネスがムーミンにつかまれて倒され、VAR、オンフィールドレビューを経てバルサがP.K.を獲得。レバンドフスキが独特のステップからゴール左へ決めます。

 

バルサが先制します。

 

29分、ヤマルが右サイドでDFを引きつれてドリブルで持ち上がりクロス。ラティウがヘッドでクリアも、ボールは右ハーフスペースへ。ヤマルがすかさず走り込みシュート。バタジャがファインセーブ。

 

徐々にラージョが押し返し始めます。

 

36分、ラージョがバルサのプレスを回避し左サイドのチャバリアがボールを受けます。フォルトは一瞬迷ってチャバリアに寄せます。その瞬間を見逃さず、イシがフォルトの裏のスペースに走り出します。アルバロ・ガルシアはイシに向けてスルーパス。イシが抜け出し、左サイドをえぐってクロス。ニアでエンテカが合わせますがシュチェスニーがファインセーブ。こぼれ球をアルバロ・ガルシアがつめますがいち早くシュチェスニーが抑えます。

 

42分、バルサを押し込み右サイドでパスを回したラージョは、右ハーフスペースからシスがループパス。走り込んだデフルトスがトラップからシュート。ゴールかと思いましたがオフサイド。リプレイを見るとデフルトスはオフサイドではなく、オフサイドポジションにいたのはエンテカ。エンテカはデフルトスがDFラインを抜け出してトラップからシュートまでの間にイニゴ・マルティネスの進路を妨害し、シュートブロックに活かせないようにしていたので、エンテカがオフサイドのオフサイドがとられました。

 

バルサは九死に一生を得ました。

 

前半は1-0とバルサがリードして折り返します。

 

後半

前半終盤からの流れと同じくラージョペース。中盤でボールを奪って速攻が効いています。

 

50分、ラージョに少し疲れが見え始めて中盤にスペースが空き、バルサが押し返し始めます。

 

52分、左サイドでボールを受けたペドリがするすると左ハーフスペースへドリブルしDFを置き去りにします。そこからペドリは縦にドリブルしサイドラインに向かって後方ターンのステップを踏んで縦にドリブルしてサイドをえぐりマイナスクロス。レバンドフスキがニアで合わせますが枠の右に外します。

 

66分、ラージョは右サイドで速攻を試みます。イニゴ・マルティネスが追いつきますがクリアしたボールはマイナス方向に力なく飛びます。ムーミンが追いかけてボールを回収し、右サイドをえぐってマイナスクロス。デフルトスがニアで合わせますがシュチェスニーがブロックし抑えます。

 

70分、右サイドのヤマルが左サイドのバルデにフィード。バルデはドリブルで仕掛けてニアへ横パス。ダニ・オルモがルーレットターンで縦に持ち出してルジューヌをかわし、飛び出してきたバタジャの前で左にかわして倒されます。こぼれたボールをラフィーニャが拾ってシュートもバタジャが上にはじき出します。

 

リプレイを見るとバタジャがダニ・オルモをアフタータックルで倒しているのでP.K.の判定が出てもおかしくはありませんでした。

 

71分、バルサのカウンター。中央でダニ・オルモがボールを受けてドリブルで持ち上がり、ペナルティエリアの手前で右ハーフスペースのラフィーニャにスルーパス。ラフィーニャは飛び出してきたバタジャに対してチップキックも大きくなってしまい枠の上に外します。

 

90分、ラージョの速攻。エンバルバが中から左へ抜け出しダイレクトクロス。中央に走り込んだデフルトスがヘッドも枠の右上。

 

バルサが1-0で何とか勝利しました。

 

気になったプレーヤー

バルセロナ

#20ダニ・オルモ

膠着状態ではダニ・オルモの個人技が活きる。現在のバルあの状態では、ダニ・オルモは途中から出て試合の流れを変える選手として使いたい。

 

#32フォルト

急に出番が回ってきたがヤマルを活かしきれない。ヤマルとの連携は深めていきたい。

 

#8ペドリ

52分のプレーは圧巻。一見の価値ありです。

 

#21デ・ヨング

この試合ではいまいちパッとしない印象。ただフリック監督の構想で中盤の序列ではカサドより上になったかもしれない。

 

#11ラフィーニャ

決定機には顔を出し続けているので、決められるときに決めたい。

 

ラージョ・バジェカーノ

#7イシ

フリーランニングでチャンスを作る。いつも思うがこの選手は頭がいい。

 

#19デフルトス

ゴールを決めるもオフサイドの判定に泣く。デフルトスのゴールの主張は共感できる。自分のプレーは完璧だったのでちょっとかわいそう。

 

#11エンテカ

余計なことをしないで突っ立っていればゴールになったかもしれない。

 

総括

バルセロナ

ラッキーな形で勝ち点3を獲得。試合間隔が一週間空いてのリーガだったが、クンデがいないことで右サイドの攻撃力が弱まり苦戦を強いられる。フォルトやジェラール・マルティン等、バックアップメンバーが出てもチーム力を落ちないように連携を深める必要がある。

 

ラージョ・バジェカーノ

引き分けが妥当という感じの試合内容だった。バルサ相手に互角に試合し、シュートチャンスも作ってゴールネットを揺らした。チームの状態は良いので、次節に頭を切り替えてコンディションを整えたい。

 

おまけ

審判の判定基準が曖昧で、試合の面白みが減ってしまった。

 

前半のボールに関係あるところでフォルトのユニフォームつかみを見逃して、ムーミンがイニゴ・マルティネスを倒したのはP.K.判定。イニゴ・マルティネスが倒されたのは事実ですが、ボールはイニゴ・マルティネスの手前でバタジャがキャッチしており、ファールを取るかは微妙なところ。デフルトスの幻のゴールは主審によっては取らないだろうし、ダニ・オルモがバタジャに倒されたのは明らかにP.K.だと思います。トータルで見ると、少しバルサが有利な感じですが、主審が試合を決定づけてしまった感じがします。

 

バルサが勝ったけど審判のジャッジが引っかかって素直に喜べませんでした。

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