
俺から見たベンフィカ対バルセロナ
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ゆーすけ
2025年03月06日 21:22 visibility48
チャンピオンズリーグラウンド16ファースト・レグ、ベンフィカ対バルセロナです。
バルサは中盤をデ・ヨング、ペドリ、ダニ・オルモで組みました。
前半
キックオフからベンフィカは右サイドにボールを展開し、前線にフィード、一度は奪われますが、すぐにバルデにプレスをかけて奪って右サイドからクロス。アクトゥルコールがニアで受けてシュート。シュチェスニーがファインセーブ。ゴール左へ外れます。
1分、ダニ・オルモが自陣左ハーフスペースでターンしてマーカーをかわして中央のペドリにパス。ペドリは左のラフィーニャに展開。ラフィーニャはカットインか右ハーフスペースに上がってきたダニ・オルモにパス。ダニ・オルモはトラップからミドルシュートもわずかに枠の右。
序盤はバルサ、ベンフィカ共にハイプレスを仕掛け中盤で潰し合います。ただ、時間の経過と共にバルサのボール保持時間が若干長くなります。
11分、ペドリがベンフィカのペナルティエリア手前右ハーフスペースから左へパス。ダニ・オルモには合いませんが抜けたボールをラフィーニャ受けて右足クロス。ニアでダニ・オルモがダイレクトシュート。トルビンがファインセーブ。こぼれ球をレバンドフスキがシュートもトルビンが再びファインセーブ。ヤマルがこぼれ球を膝で押し込もうとしますが三度トルビンが立ちはだかり、ボールをキャッチ。
バルサは決定機をモノにできません。
15分過ぎ、ベンフィカが押し返し始めます。
21分、中盤で浮き球の応酬から、パブリディスがボールを抑えてクバルシとイニゴ・マルティネスの間をドリブルで突破。クバルシが慌てて追いかけてペナルティエリアの前でスライディング。ボールは触れずパブリディスを倒してからクリア。主審は迷わずレッドカード。
クバルシの退場でバルサは10人になります。フリック監督はすかさずダニ・オルモを下げてアラウホを投入します。
バルサは4-4-1の守備ブロックを作ってカウンター狙いにシフト。数的優位に立たtベンフィカがボールを保持しますが、バルサの守備ブロックを崩せません。
30分過ぎ、ベンフィカゴール裏で発煙筒が焚かれて試合中断。
39分、バルサのペナルティエリア内左ハーフスペースでパブリディスがボールを受けてクンデ相手に右に持ち出してシュート。クンデがブロック。
バルサがカウンターでベンフィカゴール前まで運べるようになってきました。
42分、ベンフィカは右サイドからふわりとしたクロスを入れます。ニアでバレイロが足を上げてフリック。ファーサイドに走り込んだアクトゥルコールがヘッド。シュチェスニーが鋭い反応を見せてファインセーブし、こぼれ球もしっかりキャッチ。
前半は0-0で折り返します。
後半
前半同様、ベンフィカがボールを保持してバルサが守備ブロックを作って迎え撃ちます。ハーフタイムで修正を図ったベンフィカがバルサのゴールに迫る場面が増え始めます。
49分、左サイドでシェルデルップがボールを受けてポケットへパス。アンダーラップしたカレーラスがニアへクロス走り込んだパブリディスが合わせますが枠の上。
50分、左サイドからシェルデルップがカットインして中央へパス。走り込んだアウルスネスが強烈ミドルシュート。シュチェスニーがファインセーブ。こぼれ球をパブリディスがつめようとしますがシュチェスニーが足でかき出し、バルサは大ピンチを逃れます。
60分、アントニオ・シルバが自陣右サイドから中央にパス。ボールがずれてラフィーニャがカレーラスの手前でカットしてそのままバイタルエリアに進入しミドルシュート。目の前のオタメンディの足に当たって股を抜けたボールがゴール右へ決まります。
バルサがワンチャンスを活かして先制します。
66分、ベンフィカは左サイドを攻め、左ハーフスペースのアウルスネスがボールを受けてミドルシュート。シュチェスニーがキャッチします。
中盤が空き始め、オープンな展開になります。
76分、レゴが右サイドからドリブルで仕掛けて鋭いマイナスクロス。ベロッティが触ってニアに着たボールを後ろ向きのアクトゥルコールが右に持ち出すようにトラップからシュート。シュチェスニーが横に飛びながらキャッチ。
81分、自陣左サイドからバルサのDFラインの裏へフィード。ベロッティが飛び出し、イニゴ・マルティネスと競り合いながら中にドリブルし、抜け出します。シュチェスニーが飛び出してベロッティと交錯。主審はP.K.スポットを指さしますがすぐさま手を上げてオフサイドの判定に変更。VARでオフサイドの確認が取れ、ベンフィカにP.K.は与えられませんでした。
85分、バルデが足を痛めた様子。多分足が攣ったのではないかと思います。
87分、ベンフィカは左サイドからDFとGKの間にクロス。ファーサイドにレゴが飛び込みますが、ジェラール・マルティンとバルデの2人がかりでブロック。
ベンフィカの波状攻撃が始まります。
93分、バルサのペナルティエリアの手前でこぼれたボールをレナト・サンチェスが強烈なミドルシュート。コースは甘いもののドライブがかかったボールをシュチェスニーがファインセーブ。
ベンフィカの猛攻をしのぎ切ったバルサが1-0で勝利しました。
気になったプレーヤー
ベンフィカ
#14パブリディス
シュートチャンスは何回かあったが決めきれない印象。今日は付いていない日だった。
#3カレーラス
前回は左サイドで素晴らしい活躍を魅せたが今回はいまいち。まだ21歳と若いので経験を積み安定したパフォーマンスを出したい。
バルセロナ
#8ペドリ
圧巻のプレーを魅せる。特に後半の終盤の苦しい時間帯に味方のフォローがくるまでボールキープし、チームに休む時間を作る。劣勢だったからこそ、技術が光った。
#25シュチェスニー
ファインセーブ連発でチームを救う。
#19ヤマル
クバルシ退場後、前半はカウンターの起点として活躍。これがあったからこそベンフィカはバルサのカウンターを警戒することになった。
#11ラフィーニャ
値千金のゴールを奪う。上手くパスカットして思い切りよくシュートを打った結果が出た。
#2クバルシ
ちょっともったいないスライディングだった。ペナルティエリアの手前で何とかしたかったのはわかるが、まだ、前半20分だったので慌てる必要はなかったし、追走してもプレッシャーをかけられる位置だった。これもいい経験なので次につなげたい。
総括
ベンフィカ
クバルシの退場でアドバンテージを得たものの、ゲームプランが大きく狂い前半は修正できずに時間を無駄にしてしまった。後半も引いて守るバルサ相手に攻めあぐねてしまい、痛恨の失点。10人相手に負けてしまったのは結果とメンタル面の両方にダメージが大きい。セカンド・レグは勝たなくてはいけないが、左SBのカレーラスはたぶん出場停止になるので、どのように攻撃を仕掛けるのかがポイントになりそうです。
バルセロナ
クバルシの退場でこちらもゲームプランが大きく狂う。しかし、すぐに4-4-1で守備ブロックを作り、ロングカウンターを仕掛けるとチームで意思統一できたことが大きかった。得点は相手のミスでカウンターではなかったが、ベンフィカに攻め込ませない、隙を見せればカウンターを仕掛けるぞという姿勢を見せ続けられたのが一番の勝因に思える。セカンド・レグに向けてリーガのオサスナ戦はターンオーバーして勝利を目指し、コンディションを整えていきたい。
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- 事務局に通報しました。
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