俺から見たビジャレアル対バルセロナ

リーガ・エスパニョーラ第17節、ビジャレアル対バルセロナです。

 

バルサはペドリがけがで欠場。中盤をエリック・ガルシア、デ・ヨング、フェルミン・ロペスで組みました。

 

前半

1分、バルサのコーナーキックをはじき返したビジャレアルのロングカウンター。左サイドでヤマルがクリアボールを拾ったところをすぐさまボールに寄せてアジョセ・ペレスがボールをカットして前方左ハーフスペースのペペにパス。ペペは左前方にアウトサイドでスルーパス。アルベルト・モレーノが走り込みドリブルで持ち上がりDFとGKの間にクロス。ファーサイドに走りこんだペペがヘッドで合わせますが枠の右に外します。

 

ビジャレアルは先制点を奪う絶好の機会を逃します。

 

ビジャレアルは4-4-2の守備ブロックをミドルサードに作り、少しずつバルサのボールホルダーに寄せていき、バルサのDF陣に苦しい縦パスを出させてボールを奪いカウンターを狙います。

 

バルサはペドリがいない影響が出て、ボールの収まりどころを作ることができません。

 

序盤は完全にビジャレアルペース。

 

6分、バルサの最終ラインに徐々に寄せていったビジャレアルはジェラール・マルティンの縦パスを誘い、目の前にいたブキャナンがカットします。ジェラール・マルティンが慌ててブキャナンに寄せますが、右サイドでジェラール・マルティンと入れ替わるようにペペが走り出し、ブキャナンはペペにスルーパス。ペペはドリブルで持ち上がりタメを作ってからポケットにスルーパス。ブキャナンが走り込みクロス。ジョアン・ガルシアが触ったボールはファーサイドへ流れ、アジョセ・ペレスが胸トラップからシュート。クンデがブロックします。

 

8分、バルサ陣内左サイドでクバルシの縦パスをコメサーニャがひっかけてアルベルト・モレーノが拾って中央のアジョセ・ペレスにパス。アジョセ・ペレスは中に持ち出しシュートもジョアン・ガルシアが横っ飛びでキャッチ。

 

9分、バルサはコーナーキックからの二次攻撃。ラフィーニャが右サイドからカットイン。ラフィーニャはコメサーニャの股抜きをし、コメサーニャと交錯。主審が笛を吹き、バルサがP.K.獲得。ラフィーニャが細かい助走からゴール左に決めます。

 

劣勢だったバルサが先制します。しかし、試合の主導権はビジャレアルが握ったままです。

 

13分、ビジャレアルはハイプレスをかけて左サイドでパレホがボールをカット。ブキャナンがこぼれ球を拾ってミドルシュートも枠の左に外します。

 

14分、バルサは左コーナーキック。ショートで始めて、中央のラフィーニャにボールがわたり、ラフィーニャは強烈なミドルシュート。枠の右上のバーに直撃。

 

惜しくも得点にはなりません。

 

16分、ビジャレアルはバルサ陣内右サイドからスローイン。中央に展開し、アルベルト・モレーノがペペとのワン・ツーから左のカルドナに展開。カルドナはダイレクトでDFとGKの間に鋭いクロス。ニアでクリアを試みたクンデのオウンゴールを誘います。しかし、カルドナがオフサイドでノーゴールとなります。

 

23分、ビジャレアルの速攻。自陣右サイドからフリーキックをクイックで初めて左ハーフスペースのアルベルト・モレーノが左のカルドナに展開。カルドナはファーサイドにクロス。バルデの頭上を抜けてブキャナンがボレーシュート。枠の左に外れます。

 

バルサは徐々に反撃に出てきます。右のヤマルがドリブルやポケットへのスルーパスを駆使して打開をし始めます。ただ、ビジャレアルが試合の主導権は握ったままです。

 

31分、右サイドでボールを受けたヤマルがポケットにスルーパス。フェルミン・ロペスが抜け出しルイス・ジュニオールがはじき、右ハーフスペースにこぼれたボールをヤマルが戻りながら収めて反転シュート。枠の右上に外します。

 

32分、ビジャレアルのショートカウンター。右ハーフスペースのパレホが中央へスルーパス。ペペが抜け出し、バルデに追走されながらも左に流れながらシュート。バーをかすめて上に外れます。

 

34分、ビジャレアルのカウンター。ジェラール・マルティンにプレスをかけたペペがボールカットして左ハーフスペースをドリブルで持ち上がり中央へパス。アルベルト・モレーノがシュートに行きますが戻ってきたエリック・ガルシアが体を寄せてブロック。

 

35分、バルサDFラインの裏に出たボールブキャナンが追いますがいち早くバルデがボールに追いつきジョアン・ガルシアにバックパス。しかしパスが短くなり、ブキャナンがカットしてシュート。ジョアン・ガルシアがファインセーブもリフレクションがブキャナンに当たってボールはゴールへカバーに入ったジェラール・マルティンが何とかクリアします。

 

37分、左サイドの高い位置でラフィーニャがバルデとのパス交換からファーサイドへピンポイントクロス。フェラン・トーレスがヘッドで合わせますが枠の上。

 

38分、バルサ陣内右サイドでヤマルに出た縦パスをベイガがカットに行き、ちょっと足を滑らせたのか両足スライディング。ヤマルが倒れて、主審が笛を吹きレッドカード。

 

ビジャレアルは10人になります。不可抗力の側面もあったかとは思いますが両足タックルをしてしまったので、妥当な判定かと思います。

 

バルサが余裕をもって試合をコントロールし始めます。

 

前半は1-0とバルサがリードして折り返します。

 

後半

バルサが押し込み始めます。ビジャレアルはしっかり中央を固めてバルサにシュートを打たれてもブロックできる状態を作ります。

 

56分、ヤマルがカットインを仕掛けて中央へパス。フェルミン・ロペスがバウンドするボールをダイレクトハーフボレー。DFの間を抜け虚を突かれたボールでしたがルイス・ジュニオールがファインセーブ。

 

62分、バルサの波状攻撃。ヤマルが右ポケットにスルーパス。クンデが走り込みマイナスクロス。レバンドフスキが後ろ向きに受けてすぎ左にいたバルデにパス。バルデはダブルタッチでDFを抜きにかかりますが引っかかります。こぼれたボールをデ・ヨング左ハーフスペースのラッシュフォードに戻します。ラッシュフォードは右に開いたヤマルにパス。ヤマルはカットインからシュートを試みますがキックミス。中央にこぼれたボールをデ・ヨングがシュートも力なく左前方のレバンドフスキへのパスになります。レバンドフスキは強引にシュートもDFがブロック。はね返ったボールにレバンドフスキが再びシュートを試みますがDFに当たって小さくはね返ります。デ・ヨングがこぼれ球を拾い、右にいたヤマルにパス。ヤマルはトラップから流れるような動きで素早くトゥキックでシュート。マリンの股下を抜けてゴールに突き刺さります。

 

バルサが待望の2点目を奪います。

 

66分、ビジャレアルはハーフウェーラインを超えた辺り右サイドからのフリーキック。ゴール前ファーサイドに入れたボールが混戦になり、マリンがシュート。ジョアン・ガルシアがキャッチします。

 

67分、左サイドでボールを受けたミカウタゼが強引にドリブルで持ち上がり中央のペペにパス。ペペは右ハーフスペースのパレホにパス。パレホはダイレクトでDFとGKの間に絶妙なクロス。マリンが抜け出しシュートもジョアン・ガルシアがファインセーブ。しかし、マリンはオフサイドでした。

 

73分、ヤマルが右からドリブルで仕掛けてマイナスクロス。ベルナルが後方を確認してスルー。ラフィーニャが走り込みダイレクトミドルシュートもわずかに枠の右。

 

75分、ビジャレアルのカウンター。ハーフウェーラインを超えた辺りからパレホが右からのパスを受けて中央左にスルーパス。ミカウタゼが走り込みジョアン・ガルシアと1対1になりシュート。ジョアン・ガルシアが左足でファインセーブ。はね返りをカルドナがシュートもジョアン・ガルシアが再びファインセーブ。ミカウタゼがこぼれ球を拾ってシュートもクバルシがブロック。

 

78分、バルサのデザインされた右コーナーキック。ファーサイドに上げたボールをラッシュフォードがダイレクトボレー。パウ・ナバロがブロック。

 

89分、バルサはビジャレアル陣内左サイドでダイレクトパスをつなぎ、レバンドフスキの落としをデ・ヨングがポケットにスルーパス。ラッシュフォードが抜け出し、角度のないところでルイス・ジュニオールと1対1になり、左足でシュート。ゴールに流し込みますが、ゴール手前でカバーに入ったカルドナがカットします。

 

2-0でバルサが勝利しました。

 

気になったプレーヤー

ビジャレアル

#17ブキャナン

運動量豊富に攻守両面で活躍。前半にシュートを決めていればと思う場面もあった。

 

#19ペペ&#23アジョセ・ペレス

ビジャレアルのカウンターが成立するのは二人の献身的なプレスと一気にゴール前に走りこむスプリントのおかげ。得点は奪えなかったものの強力な2トップです。

 

#9ミカウタゼ

アジョセ・ペレスに代わって出場。こちらもカウンター要員としてうってつけ。ジョーカーとしての存在感は素晴らしかったが得点を奪えなかったのが痛かった。

 

#20アルベルト・モレーノ

ブキャナン同様、運動量豊富で攻守にわたり活躍。

 

#10パレホ

スルーパスはお見事。あまり運動量があるタイプだとは思っていなかったが、勤勉なビジャレアルの中盤でもポジショニング良く連動して攻守に活躍。

 

バルセロナ

#10ヤマル

ドリブルでのカットイン、縦突破、アウトサイドのクロスが脅威だったが、この試合ではポケットへのスルーパスが目立った。走りこむ味方がいないと成立しないが、クンデとフェルミン・ロペスがタイミングよく走り込んでくれるので、攻撃のバリエーションがさらに増えた印象です。ペドリのいないバルサの攻撃を牽引し、1ゴールを決める。

 

#16フェルミン・ロペス

ヤマルのところでも書いたが、ポケットへのランニングが効果的だった。

 

#18ジェラール・マルティン&#5クバルシ

ビジャレアルの守備ブロックとアジョセ・ペレスとペペの寄せに大苦戦。縦パスを狙われて何回もひっかけてピンチを招く。ただ、バルサのチーム戦術でショートパスをつなぐことがあり、ペドリが不在。この状況で18歳のクバルシと23歳で本格的にトップチームのCBをやり始めたばかりのジェラール・マルティンに責任を押し付けるのは酷というもの。この経験を活かして次につなげたい。

 

#13ジョアン・ガルシア

何度もビジャレアルのカウンターにさらされるもクリーンシート。前半は序盤のピンチをことごとくしのいで、後半のミカウタゼのシュートもファインセーブ。この試合のMOMです。

 

総括

ビジャレアル

ベイガの退場がなければ試合結果は違ったものになっていた可能性は大いにある。攻守にわたりとても戦術が洗練されており、ミドルサードで守備ブロックを作りつつ、徐々にプレスをかけてショートカウンターにつなげる戦術はアトレティコ・マドリードに通ずるものがあった。リーガで3位につけるのも納得の試合内容でした。

 

バルセロナ

先制点を奪ったものの前半は完全にビジャレアルに主導権を奪われた。ペドリが不在でカウンターの餌食になっていたので、ロングボールを混ぜながら攻撃を仕掛けたい。ロングボールをDFの裏に蹴り込みFWが走りこめば、敵DFラインが下がり中盤のスペースが広がる。そうすれば楔のパスも通りやすくなるのでもう少し工夫したい。

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