
長打力とミート力
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もとみち
2010年03月08日 01:57 visibility1196
「なかなか長打が打てない…」
「投手の球に力負けしてしまう…」
「ボールがバットに当たらない…」
「三振が多い…」
そんな悩みを抱えている場合、打撃フォームを見直してみてください。
トップの位置を調整することで、問題を改善できるかもしれません。
打球を遠くに飛ばす能力を「長打力」とした場合、
以下の計算式が成り立ちます。
長打力=バットの滑走距離×スイングスピード
したがって、単純に「バットの滑走距離」か「スイングスピード」の
どちらかを上げれば長打力は上がるということになります。
上記の計算式では、「バットの滑走距離」と単純に記しましたが、
具体的には「トップの位置」から「インパクト」までの距離を指してます。
※この場合、「インパクト」は「最も力の伝わるヒッティングポイント」を指しています。
インパクトの位置はそうそう変わらないので、単純に考えれば、
トップの位置を深くすることで、長打力は上がります。
(スイングスピードが変わらないことが前提ですが)
しかし、トップの位置を深くすると体からバットが離れる分、
バットコントロールが難しくなります。
そのため、打率は下がりやすくなります。
すなわち、トップの位置が、長打力とミート力のバランス調整に
影響していることが分かります。
「トップの位置」が重要な理由はこの辺りにあるわけです。
トップの位置がしっかり決まらないと、長打力も打率も上がりません。
打撃フォームを固める際には、適切なバランスを保てるようなトップの位置を
探っていってください。
また、トップの位置を微調整できれば、シチュエーションによって
打撃フォームを使い分けることができます。
例えば、1死3塁の場面。
最低でも外野フライを打つため、追い込まれるまではトップの位置を気持ち深めする。
2ストライクに追い込まれた場合、三振を避けるために、気持ち浅めに切り替る。
…てな感じです。
ただ、トップの位置を極端に変えるとフォーム全体のバランスが崩れてしまうため、
「気持ち」ズラす程度にするのがポイントです。
もう一つの「スイングスピード」を上げるためには、打撃フォームのバランスだけでなく、
筋力アップも必要になってきます。
この辺の話は、また気が向いたら書きたいと思います(笑)
- 事務局に通報しました。
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