力づくでも

9月に入り、リーグ戦も残り10試合。
8月無敗で戦い抜いたリトリート省エネサッカーから、モデルチェンジ。
本来のプレッシング&ショートカウンターで、強さを魅せてのラストスパートへ!

その第一歩となるべき試合だったんだけど。
目論見どおりにはいかず。
新潟戦勝利なしを連続7試合に伸ばしてしまった。
相性というよりは、新潟の方が良い準備ができていたように思えた試合。


序盤、興梠のサイドからの突破など個人技で積極的に仕掛けていった姿勢は良かった。
ただし、相手を押し込んでいたけど、決定的なシュートには至らない。
コンパクトな陣形を保っていたけど、良い形でボール奪って攻め込むことはできず。
逆に、新潟の連携で、サイドを崩され、ゴールを脅かされてしまう。
攻守ともに、ゴール前の仕事の部分では、新潟の方が上だった感じ。

で、44分といやらしい時間に、酒井高徳の折り返しを本間に合わされ失点。
テンポの良いパス回しについていけず、ペナルティエリア左に侵入された時点で勝負ありか。

後半も展開は変わらず。
野沢、西などがプレーの精度を欠き、フィニッシュまでつながらない。
決め手を欠く内容に、遠藤→タルタ、興梠→田代でなんとか状況を変えようとする。
が、逆に67分にブルーノロペスに押し込まれ、2点差。

しかし、これで逆に吹っ切れたか、力づくでもゴールをこじ開けに行くのが、功を奏する。
74分、野沢のCKがファーに抜けたところ、岩政が足で押し込んで、1点差!
79分、アレックスのサイドチェンジを野沢がダイレクトで折り返し、ファーで田代が飛び込んで同点!!

このままの勢いなら逆転までいけると、ゴールに襲いかかる。
81分、強引な突破で抜けた大迫のシュートは、小澤さんに阻まれる。
84分、攻め上がった岩政のヘッドは、惜しくもバーの上。
87分、田代の強烈ヘッドは、小澤さんに弾き出される。
と、勢いで圧倒するのだが、あと一歩決めきれない。

ゴール裏のボルテージは上がりっぱなしで、イケイケ!押せ押せ!
なのだが、同点以降、キレイに崩そうとする悪癖が。。。
コンビネーション、パス交換で崩そうとして、逆にチャンスを遠ざけていた。
田代もいるし、もっとシンプルにゴールに向かえばいいのに。
追いついた2得点とも、力づくでこじ開けたような得点なのだし。

その辺が、リスクマネジメントも考える、真面目な鹿島の選手たちの性質が裏目に出たか!?
セレッソみたいに、勢いに乗ったまま引っくり返すことができたら。。。

結局、ロスタイムの野沢のFKに田代が合わせたヘッドも力なく、小澤さんの手中に。。。
勝ち点3までは奪いきれずにドロー決着。


勝てたら、ラストスパートに向け、勢いのつく試合になったのに。
確かに、狙いどおりのサッカーで相手を崩すことはできなかったのは課題だけど。
野沢はミスが多かったし、小笠原の判断は少し遅い。
興梠はフィニッシュまで行けず、大迫は怪我前のキレにはちょっと落ちる。
と、上位へ絡む体制が整ったとは言い切れない。

だからこそ、力づくでも、ゴールをこじ開け、勝ち点を奪うことの方が、最優先。
結果がついてくれば、内容も上がっていくのは、8月の戦いで分かっているハズ。

2点差でもあきらめず、追いついたことは、自信にしよう。
泥臭かろうが、何だろうが、結果を出すためにやるべきことやる。
勝ち点1しか獲れなかった悔しさで、次の勝利のために気持ちを高めれば良い。

もう、周りの結果なんて関係ない。
1試合1試合全力尽くして勝ちにいくのみ。
その先の結果は、ただ受け止めるだけだ。

ただひたすらに、勝利の喜びを求めよう!
次の試合は絶対に勝つぞ!!!

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