
心ここにあらず?
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七ツマル
2011年10月23日 00:12 visibility52
消化試合をただこなしているような試合。
ナビスコカップ決勝が一週間後に迫り、勢いをつけたい試合だったのに。
ナビスコを意識しすぎたのか、どうもこの試合に気持ちが入っていない感じ。
ナビスコの前に、リーグ戦のこの試合が大事と語っていた試合前のコメントは何だったのだろうか!?
目の前の試合の勝利に全力を尽くすのが、鹿島の伝統のハズなのに。
その姿勢が見られなかったのが、非常に残念。
コンディション的に厳しかった、前節の磐田戦の方が気持ちを見せた戦いをしてくれていた。
連戦から1週間空いて、コンディション的には戻ってきていいハズなのに、全くペースが上がってこない。
シュート数は鹿島の方が撃っているが、決定的な場面はほとんどない。
逆に、軽率なミスで、神戸にチャンスを与えてしまって、どうもピリッとしない内容。
『これほどもったいない前半をやってしまったことはアウェイでもホームでも少ないのではないかと思います。無駄な45分を過ごしましたし、相手のマークもありましたけど、機動性という意味ではやるべきことができていませんでした。』
という、オリヴェイラ監督のコメントのとおり。
リードもしていないのに、あえてペースを上げずに、試合を殺しているように見えるほど。
ほんと、なにもないまま45分を終えた感じ。
ならば後半は、運動量を増やして、相手を押し込むサッカーを魅せられるか!?
と思ったが、前半とそう変わらない内容。
セカンドボールも支配できず、ボールもなかなか落ち着かないサッカーが続く。
それでも、後半立ち上がりに、遠藤のスルーパスから大迫が抜け出したが、狭いコースを狙ったシュートはGKに阻まれ、ゴールならず。
前半から多かったセットプレーのチャンスでも、前戦に選手を残すことなく、全員が引いて守る神戸の守備ブロックを撃ち破れない。
ヘッドで合わせてもゴール内で守る神戸の選手に弾き出され、ゴール前のこぼれ球に詰めても相手のブロックに押し込み切れない。
そんな中、54分に、カウンター一発でポポに先制を許してしまう。
あまり良くない内容ながら、前半から、神戸の攻撃にもさほど脅威を感じていなかったのだが。
中盤で、柴崎、小笠原が相手を止めきれず、決定的なパスを許してしまったのが、マズかった。
ああいうところは、やはり厳しくいかないと、痛い目を見ることは分かっているはずなのだが。
この試合の鹿島が機能していないことを象徴するかのような失点。
そんなマズイ試合ながら、負けずに済んだのは、オリヴェイラ監督曰く『運が味方した』PKがあったから。
FKの競り合いで、田代が茂木ともつれ合って倒れ、PKゲット。
これを、野沢がゴール左に突き刺し、何とか同点。
その後、遠藤の落としに、大迫ボレーなど、良いチャンスも創ったが、ゴールは決まらず。
願わくは、シュート6本と積極的に仕掛け続け、独り気を吐いていた大迫に決めてほしかった。
チームとして厳しい内容のこういう試合で決めてこそ、ストライカーとして一皮むけると思うのだが。
やはり、リーグ戦では決めきれないのか!?
結果的に、ナビスコ決勝へ勢いをつけるどころか、心配になってくるような試合にしてしまった。
『今日に関しては勝点3を取れたと言うほどの内容でもなかったし、逆に負けてもおかしくなかったとも言えると思います。今日はサッカーの神様に感謝しないといけないかもしれません。それくらいの内容だったことを残念に思います。』
と、オリヴェイラ監督が語るのも当然の、残念な試合。
『ナビスコカップの方が、マリノス戦にしても、グランパス戦にしても、チームとしてやるべきことができていたと思います。リーグ戦よりもカップ戦の方が、新たな気持ちということで選手にもたらすものがあると思いますし、ましてや次は決勝ですから、この勝敗によって1位か2位になってきますので、今日足りなかった何かを、この決勝では選手は出してくれると思います。当然ながら、修正すべき所は選手が一番わかっていると思います。』
と、オリヴェイラ監督は語ってくれているが、こういう試合でやるべきことをやってこそ、本当の強さが身に付くハズ。
リーグ戦の可能性がなくなったからと言って、気の抜けた試合をして良いハズがない。
そもそもここで、やるべきことを疎かにした試合をしておいて、大一番で本当にやるべきことができるのか!?
もう一度、自分たちのサッカーを見つめ直さないといけない。
ナビスコ決勝の相手は、まさに死に物狂いの覚悟で戦い来る浦和。
そんな相手を撃ち破るには、鹿島としてもそれ以上の覚悟と気持ちを持って戦わないと!
どんな状況であれ、目の前の試合の勝利に全力を尽くすのが、鹿島なんだ!!
目の前の勝利を、タイトルを、執念深く、貪欲に、何が何でも手に入れるぞ!!!
- 事務局に通報しました。
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