貫録の圧勝で第1歩

テクニック、フィジカル、展開力など、質の高さを発揮して圧倒。
前線のジュニーニョ、興梠、遠藤、ドゥトラが仕掛けるドリブルは止めようがなく。
柴崎、本田、西、昌子、青木、土居も球際厳しくボール奪取しては、落ち着いてパスを回していた。

特に違いが顕著だったのが、トラップ。
筑波大の選手がトラップ弾ませると、鹿島の選手がすかさずボールをかっさらっていった。
逆に、鹿島は長いフィードでもトラップをしっかり納めて、次の展開を仕掛けていた。
トラップがスムーズにいくことで、余裕を持ってプレーでき、レベルの違いにつながっていた。


先制ゴール奪うまではちょっと時間がかかっていたけど、試合展開的には全く危な気なし。

93分、昌子がライバル視している赤崎がペナ右から強烈なシュートを突き刺し、意地の一発！
って、勝負に影響はないとはいえ、昌子も反省しているとおり、最後の1発は余計だったけど。


それにしても、フロンターレと当たりたがってるぐらいだから、もっと激しく来て、番狂わせを狙うのかと思ったんだが。
昌子にまで貫録が漂うぐらい、筑波大を寄せ付けずに勝利できるとは意外だった。
ただ、13時の炎天下の中のプレーじゃ、慣れているとはいえ、大学の選手にとっても、厳しいのには変わりない。
そんな厳しいコンディションだったからこそ、個の質の違いが顕著に出てしまったとも言えるかもしれない。

だから、内容を評価できるような試合ではなかった。
強いて言えば、2戦連続の出場となった昌子の安定感と、キレのある突破＆アシストを魅せた左サイドバック土居のプレーは、選手層に厚みができたという意味でプラスになったかな。
加えて、ジュニーニョがいくつかあった決定機をしっかり決めていれば、今後の信頼度が違ったんだけど。。。


とりあえず、カップ戦は次のステップに進むことが第一。
そのミッションを危なげなく達成できたことが何より。
ＡＣＬへと続く大切な大会！
一つ一つ着実にステップを踏んでいくぞ!!!