
ジュニのケチャップはどうなっているのか!?
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七ツマル
2012年09月16日 21:24 visibility69
2-2の89分。
DFラインの裏に抜け出した西へ柴崎からのフィードがピタリと通る。
余裕を持ってゴール前へ折り返した西のクロスは、興梠が潰れた後ろ、ゴール前にフリーで走り込むジュニーニョヘ。
誰もがジュニーニョの恩返し弾が決勝点になったと思った。
が、その期待に反しシュートはバーの上へ。。。
これがこの試合の全てを象徴するシーン。
肝心なところで決めきれずに、勝つことができなかった。
今季よく観るパターンではあるけれど。
ここまでお膳立てしても、ジュニが決められないとは。。。
先日の代表戦で本田圭佑が、ファンニステルローイの言葉を引用して、『ゴールはケチャップのみたいなもの。出ないときは出ないけど、出るときはドバドバ出る。』って言っていた。
この状況で決められないジュニのケチャップは、果たしてまだ残っているのだろうか?
この試合で獲った2得点は、このシーンのようにスペースへ走り込む味方へパスを通して奪ったもの。
柴崎のスルーパスに抜け出した興梠が、落ち着いてゴールに流し込み、6分に先制!
くさびを受けた大迫のワンタッチパスに抜け出したドゥトラが得たPKを興梠が危な気なく決めて、17分に追加点!
対照的に川崎は狭いスペースの中でも細かくつなぐパスで崩してきた。
特に鹿島の左サイドでの、山瀬、田中、憲剛の絡んだ崩しで何度ヒヤリとさせられたことか。
そして、2点差とした直後の19分にワンツーからの突破で抜け出した實藤に決められ1点差。
後半ショートパスで苦しめられる回数が減りこのまま逃げ切れるかと思った矢先の78分、左から切れ込んできた大島のミドルを曽ヶ端が弾ききれずに同点に。
正直、両チームとも守備が脆く大味な試合。
鹿島としては、バイタルを侵略してくる相手に小笠原、柴崎が対応しきれなかった。
それだけに、ボール奪取力に優れる本田をアンカーに据えたりといった対応策をみせてほしかったが。
全ての交代カードを切ったあとに同点に追いつかれたのは痛かった。
それと同時に3点目を獲って試合を決められなかったのも痛い。
ジュニーニョのチャンスだけじゃなく、興梠もハットのチャンスがあったし。
このところケチャップが出続けた大迫も、素早いシュートセレクトで、ゴールに迫っていたが、この試合はなし。
シューターの大迫と、ラインブレイカーの興梠のコンビを中心に川崎ゴールを脅かし続けていたのだが、勝ちきれなかったのはもったいない。
いい素材、いい個性が揃ってきて、勝てるサッカーができそうなのに、勝ちきれない歯がゆい状況が続いている。
この状況をなんとしても打破したいところ。
『鹿島は順位表で常に上にいないといけないチーム』とのジーコからの檄を、しっかりと胸に刻んで戦わねば!
このままリーグを終わらせる訳にはいかない!!
強いチームになるために、貪欲に勝利にこだわっていこう!!!
- 事務局に通報しました。
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