まだ折り返しただけ

『第2戦まで1週間あるので、十分時間がある。まだ90分間チャンスをもらえるのだから、あきらめずに戦える。』
このセレーゾ監督のコメントは、鹿島の選手、スタッフ、そしてサポーターの総意だろう。

中村俊輔の精度の高いFK、カウンターからのマルキーニョスのヘッド。
この2発をくらって、0-2で、ホームで戦う第1戦を終えてしまった。
けど、これで何かが決まった訳ではない。

決定機の数ではほぼ互角。
が、鹿島は決めきれず、横浜はきっちり決めた。
だから、ビハインドを負って折り返すこととなった。
ならば、第2戦で逆にやり返してやれば良い。
チャンスは創っているのだから、それをゴールに結びつければ十分可能。


ただ、気になるのは、チームとしてボールの奪いどころが定まってなかったこと。
素早く奪いにいっても連動に乏しく、奪いきれずに回される場面が目立っていた。
横浜が富澤、中町を中心に人数をかけた素早いプレスで何度となくボールを狩っていたのとは、対象的。
中盤の選手の距離感も横浜の方が良く、鹿島はセカンドボールもなかなか拾えなかった。
それが、この試合を難しくしてしまった一番の要因。

それでも、なんとか手数をかけない縦に速い攻撃から、個の力を活かしてチャンスは創っていたのだが。
ダヴィは、愛娘の誕生を祝うゆりかごダンスのプレッシャーに屈したのか、押し込むだけの決定機を逃し。
大迫も、中澤をうまく外してゴールを狙うも、榎本の好守に阻まれてしまっていた。
最後までゴールを狙うも、19本のシュートはすべて空砲に。。。
残念ながら、この試合ではゴール運も若干欠けていたのかもしれない。


でも、冒頭の監督コメントのとおり、まだ90分ある。
先発の座を獲得した中村充孝は、攻撃の見せ場は少なかったが、守備のやり方など、大分鹿島にフィットしてきた様子を魅せていたし。
再三チャンスを創っていた大迫をはじめ、選手個々の調子は悪く内容だった。
あとは、監督も認識しているとおり、『組織としてのまとまり』を改善していけば、十分引っくり返すことはできる。

今までだって、いろんな逆境を乗り越えて、タイトルを獲ってきた。
今回も、こういう苦境を撃ち破って、タイトルを引き寄せていこう!
アウェーだろうが、勝利のために全力尽くすことは変わらない!!
マリノス倒して、ナビスコカップ3連覇へと突き進むぞ!!!

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