気持ちは冷ますな!

川崎戦、名古屋戦の気迫はどこに行ったのか!?
非常にぬるい試合。。。
お互い、優勝、ACL出場権を狙うリーグ戦の方に意識が集中しちゃっているのかもね。
天皇杯はまだ目の前にタイトルが近づいてる感じはしないし。
終盤のリーグ戦に挟まれた天皇杯4回戦らしい試合とも言えるかも。。。


前半、酷かったのが、セレッソ。
相性の良い鹿島相手なら、また勝てると思って、気を緩めたか!?
チームの連携がチグハグで、パスミス、ボールロストの嵐。
リーグ戦で鹿島がやられたテンポの良い攻撃はどこに行ったのだろう!?
ドリブルに対しては、鹿島が2人とかで挟んで止めたりもしていたが、それがきっちり出来たのも、セレッソのパス回しの拙さがあったからとも言える。

正直、鹿島がリーグ戦の借りを返したかったのは、こんな相手ではない。
もっと良い状態での好ゲームの中で、打ち破りたかった。
でも、状態が悪いなら、圧倒させてもらいますと言えるほど、鹿島の良いわけではなかった。
ゴール前での仕掛けが足りず、セレッソ守備陣を崩すまでには至らない。

となれば、頼りになるのが伝家の宝刀セットプレー☆
野沢の正確なキックで前半のうちに2点を奪い獲る!
まずは、17分、多少遠い位置からのFKだったが、ゴール前に鋭いボールを送り込み、茂庭のオウンゴールを誘い、ラッキーな形で先制!
続いて、44分、ペナルティエリア近く左からのFKを、鮮やかな弧を描いて壁を超え、ニアサイドのネットを揺らして、大きな追加点!
ニアサイドは壁で消したつもりだったのだろうか!?比較的緩やかな弾道だった気がするが、GKは一歩も動けず。

冴えわたった野沢の精密キックで、前半2-0とリード☆
これで、ダメ押しの3点目を獲れば、試合がクローズして、楽勝のままに終わったのに。。。
後半、今度はセレッソに変わって、鹿島の方が酷くなってしまった。。。
セレッソ自体は、普通に戻ったというところなのだろうが、鹿島に緩慢なプレーが目立ち始めたため、猛攻を仕掛けられるように。

『特に2-0になったのですから、ゲームマネジメントをする。相手は前に出てくるのですから、サイドバックは攻撃に出てくるわけなのですから、そこのスペースを使ってパスをつないで、3点目、4点目を取る、というプランを説明したにも係らず、そこはうまくいきませんでした。』
と試合後オリヴェイラ監督はコメントしていたが、ゲームマネジメントというより、ただ相手に対し受けに回ってしまっただけのような気がする。

少なくとも、3点目、4点目を獲るという意志が選手たちからは、あまり感じられなかった。
だいたい、最前線でFWがボールをカットしたのに、ボール回して回して、たどり着いたのが最後尾のDFってどういうこと!?
シュートを撃とう、ゴールを奪おうって言う意識がみられず、球回しでチャンスをつぶす鹿島の悪い癖が出てしまった。
結局、後半のシュートはたったの3本。。。
ジウトンのミドルとか、遠藤のFKとか、期待を抱かせるシュートもあったが、あまりにもシュートが少なすぎる。
遠藤も、『シュートを打てってみんなに言われた。監督にも言われました』という状態。
シュートを撃てば何かが起こるというのを、今一度認識しないと!

そして、『シュートを撃て』と言うのを一番言いたい相手が、興梠。
ワントップなのに、後半のシュートがゼロ。
シュートだけでなく、ゴールに向かって仕掛けていく姿勢が欠けている。
味方がボール持っても、ゴール前へ入る動きをなかなかしないし。
こういうときこそ、試合を決めるゴール奪って、点の獲り方を身に付けていかないといけないのでは!?
ワントップがそれでは、チーム全体の攻撃もトーンダウンするのも当然。。。

ちなみに、鹿島のシュート数は、前半8、後半3で、セレッソのシュート数は、前半2、後半11。
前半と、後半で、ガラッと流れが変わったのが良く分かる。
てか、交互にやる気を見せなくなる試合ってどういうことだよ!?

そんな感じで後半は一方的にシュートを浴びせられる展開に。
それでも、ソガのファインセーブや、相手のシュートミスで助けられ、なんとか1点だけで済んだ。
1点獲られたら、そのまま勢いに押されて、やられてしまうのではないかとも思ったけど。。
その1点も、きれいにクロスがゴール前を抜けて、ガラ空きのゴールへどうぞ蹴り込んでくださいと言わんばかりの目も当てられないような失点だったけど。
なんとか、1点だけで止めてもらえて良かった。。。


とりあえず、悪い内容であっても、勝ちは勝ち。
準々決勝へ勝ち上がれたことだけが、収穫と言っても良いような試合だったけど。

ただ、名古屋、川崎と撃破し、イイ感じで気持ちが高まってきたのが、天皇杯で気持ちを崩されてはたまらない。
もう一度、気を引き締め、集中力を高めて、溢れんばかりの気迫で、試合に挑まないと!
この試合のような気持ちで臨んでは、残留へ勝利を渇望している神戸に勝つことは不可能。

目の前の試合の勝利に全力を尽くす!
もう一度、試合に挑む鹿島の基本姿勢を確かめよう。
相手より勝利への気持ちを高め、熱く激しく死に物狂いで勝ち抜いていくぞ!!!

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